期末賞与。それは社会的に意義のある立派な節税手段。

来週末は多くの会社が冬季賞与の支給です。

来週でなくとも、12月1週、2週目くらいには、

多くの方が賞与の支給がされます。

 

賞与って、従業員にとっては大きなインセンティブの1つですよね?

 

むしろそれ以外、インセンティブは有り得ないというくらい、

サラリーマンにとっては重要なものです。

しかし、給与や賞与増額はなかなかいい顔されません。

いい節税だと思いませんか?

winter bonus

節税はお金がかかる

よくお客さんから、決算期末になってから節税の話があります。

ちょっと利益がでてしまう。何かいい経費の計上はないか?

 

修繕するのもよし。

IT機器を買換えるのもよし。

保険に入るものよし。

 

それが必要か不必要かは別として、

経費を捻出する方法は、いくらでもあると思います。

しかし共通することは、当然現金支出が伴います。

 

おかしな話ですよね?

税金払う=お金が減るのが嫌だから、その為にお金を使う。

家計を預かる主婦の方からしたら、

考えられない思考かもしれません。

 

所得圧縮のため、現金を減らして目下、不必要な事に投資をするのであれば、

何もせず、税金を払った方がよっぽど節税だと思います。

 

しかし、それでも何かしたいという場合、

期末賞与という方法があります。

 

ただ、皆さんあまりいい反応がありません。。。

save money

社員に還元してもいいじゃない

僕は13年間サラリーマンをしています。

当然の事ですが、平日(時として土曜)は、朝から夕方まで時間を拘束されます。

 

労働の対価として、給与をもらいます。

それ故、従業員が喜ぶ福利厚生というと、

休みの付与と給与です。

 

よって、利益を圧縮したいけど、余分なものを買いたくないのであれば、

期末賞与を少しでも支給すれば、社員は喜ぶと思います。

 

期末に不要な保険契約や保守点検、まだ使用できるPCを買い替えるのなら、

社員が喜ぶ現金支出の方が、よっぽど社会貢献です。

 

それでも、いい顔をする人はあまりいません。

 

中小法人で高額な給与金額は、それほど目にしません。

一方で、翌期の役員報酬を増額することはよくあります。

 

事前確定給与を適用する会社のあるでしょう。

従業員給与よりも、なぜか専従者給与の方が多い会社もありますよね?

 

だったら、多少なりとも社員への還元でもいいのでは?

と節に感じるのですが、経営者の感覚は必ずしもそうではないようです。

 

社員へ賞与を支給し、個々の財布が少しでも潤えば、

多少の消費がされるのかもしれません。

 

社員の賞与支給というのは、経済の活性化という意味では、

非常に意義のある節税だと感じるのですが。。。

company employee

会社は社員がいて成り立つ

ここ1週間ほど、会社の私物化という事が話題です。

会社は誰のものか?というのは、長年議論されているテーマです。

 

・会社は株主のもの

・会社は役員(社長)のもの

・会社は社員のもの

どれも間違いではないのだと思います。

 

会社のP/Lを圧迫する支出というと、人件費だと言われています。

しかし、それは会社は社員がいないと成り立たないという裏返しでもあります。

 

営業損益は下がったけど、社員の給料が毎年増加しているのであれば、

それは大いに賞賛に値する事だと感じます。

 

同族株主が役員である一族中心の会社では、

一族内で給与を沢山とりたい、という会社もあるでしょう。

 

それが会社の私物化に該当するかどうかわかりませんが。

 

ただ、役員給与を増加しよう!という考えの前に、

従業員の給与に還元するという事も、立派な節税だと思います。

まとめ

従業員の所得を拡大させよう!

という法令で創設されて、早7年程経ちます。

複雑な要件や計算方法は、毎年毎年改正されて、

今年からは遂にシンプルな計算方法になりました。

 

もしも節税手段で悩むのであれば、

思い切って社員へ賞与を支給するのがいいと思います。

 

ただしは、未払計上する場合は、

給与規定の改定、期末に辞めた社員にも支給する事を、

忘れないようにしましょう。

期末賞与。それは社会的に意義のある立派な節税手段。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 官報リーチ より:

    初めまして
    38歳なのですが今までボーナスをもらったことが無く、本当にボーナスなどあるのか?と思っていましたが
    一般的にはやっぱりあるのですね!

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