勤務税理士の苦悩25。退職する時、有給消化する?有給休暇を使い切る前例を作ろう。

先日、勤務先で有給休暇の確認をしました。

勤務先では有給休暇の買い取りは無い為、

出来るだけ有効に使おうと考えています。

 

僕の場合は、3月1日に新たに20日間の有給休暇が付与されます。

 

退職までの土曜出勤や、3月15日以降から31日まではすべて有給を

使おうと考えています。

 

さて会計事務所において、退職の際、有給を使い切るってどうなんでしょう?

今日は退職時の有給消化について、考えたいと思います。

 

 

 

有給消化は実際しにくい

時代は目まぐるしく変化しますが、会計事務所はなかなか変化しません。

ボスの考えのみならず、そこで働く職員の感覚も同様ですが。

 

社員は出来るだけ消耗するという感覚が、

まだまだ強い傾向があるように感じます。

 

会計事務所に限りませんが、将来の退職日を定めて、

有給を消化するという考えに反対する人も、実は多くいます。

 

なかには「恩を仇で返された。」

という上司もいます。

 

有給の買取制度がある会社であれば、

退職時に買い取ってもらえば退職金になります。

大抵の場合、非課税枠に収まり、めでたしめでたしです。

 

しかし、有給消化をブーブーいう会社の場合、

そもそも買取制度なんざ存在しません。

 

買取制度はなく、有給を消化したい、

でも、飛ぶ鳥あとを濁さずっていうし。。。

 

そうなると、有給を破棄する人も少なくないのかもしれません。

本当はみんな休暇をとりたいけど。。。

確かに、退職する職場と退職時に揉める事は、

出来る限り避けたいものですよね。

 

これは、僕自身、前の会計事務所退職の際に、

痛いほど感じています。

 

しかし、その職場が今後も永続しないまでも、続いていく場合、

どこかで誰かが変えなくてはいけない事も、少なからずあると思います。

 

今まで有給消化する人がいなかったからしない、またはしにくい。

日常においても、なかなか周囲が有給を取らないから、自分も取らない。

 

ところが実のところ、本当はみんな有給をとりたい。

でもやっぱり、自分が悪者になりたくない。

ボスに悪い印象を与えたくない。

周囲に悪く思われたくない。

 

こんな不幸な無限ループに陥っている場合でも、

誰もそれを変えようとはしませんよね。

 

そんな面倒な事はせずに、節目節目の時期に退職するか、

さっさと転職するのが普通です。

 

前例をつくってみてもいい

社会人になって14年になりますが、

僕も1つの組織に属していて、今までに「変革」という状況に遭遇しました。

当時まだ税理士受験生で、世はリーマンショック後の26歳頃でした。

 

当然ですが、組織内の変革は、誰かが犠牲になり、集中砲火を浴び、

更には痛みを伴うものです。

 

しかし、変えていこうという人がいないと、

何年も変わらない事も、実際には多くあります。

 

勿論、そこには過ぎた正義という大きな問題点と隣り合わせ。

常にそれが介在していますがね。。。

 

ただ、誰も有給を自由に、そして威勢よく利用した人がいないのであれば、

最後くらいは、自分自身が1つの前例をつくっても、

神様もバチを当てないと思います。

まとめ

有給消化や有給日数を問い合わせると、

なかなかいい顔されませんよね。

会社に恩があるのだから、そこは暗黙の了解で。。

というのも、何だか変な気もします。

 

大きな金額の退職金の支給があるのなら別ですが、

非課税枠を飛び出る退職金の支給など、

まず有り得ませんからね。

 

権利を行使するかしないかは、人それぞれですが、

時には少し波を立てる生き方も、いいのではないかと思います。

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