なんでもかんでも「手書き」や「自動化」の偏りは良くない。状況に応じたバランスが大事。

税務署や役所で、HPからダウンロードしてと言われた。

そんな声を最近よく聞きます。

役所の言い分もとっても理解できます。

紙も無料ではなく、原資は私たち税金ですしね。

 

僕が税務署へ行くとき、同僚から、

「○○○の納付書もらってきて。」とのオーダーが。

 

いやいや、PCから打ち出せよ。

と僕の内なる心つぶやきが。。。

 

さて、仕事以外でも溢れる世の手書き(アナログ)と自動化(電子化)。

混在していて悩みますよね?

一体、どこまで進めればいいんでしょうか?

単純な申告書は自動化がいい

従前、現勤務先でも、確定申告書は一度手書きをします。

そういう会計事務所は多いと聞きます。

 

忙しい忙しいと呪文を唱えますが、最初の攻撃については、

なぜか強力な装備は使用せず、素手で勝負をしています。

 

確かに分離の譲渡や配当などは、一度手で起こした方がいいと思います。

僕も未だに3表を使用する際は、大抵そうしています。

 

しかし、例えば100の確定申告書がある場合、

100すべて手書きで行う必要があるかは疑問です。

 

事業や不動産と年金、各種控除など、わかりきったものすべて手書きを起こすことは、

いささか時代遅れに感じ、そこは「自動化」をしたほうがいい感じます。

 

分離課税、3表や特例が絡むのであれば、手書きで原理を把握することが、

望ましいと僕も感じます。古い人間なので。

 

しかし、電卓で所得や控除をはじけるような単純な申告書は、

もう「自動化」に任せていいのでは?と思っています。

単純な事務的作業は自動化でいい

各役所から送付される法人の申告書

会計業界に入った時、素朴な疑問がありました。

 

法人税の1表や県、市の申告書は、PCソフトからの打ち出しを利用。

でも納付書は送付された納付書に手書きをする。

 

僕は本当に度々、県民税の法人税割と均等割り、資本割等の区分を間違えました。

(まあ、自分が悪いんですが。。)

 

数字は苦手なので、消費税の納付書に1,000,000のところ100,000と書いたり。。。

合計金額を延滞税の欄に書いてしまったり。。。

 

えっ、納付書も打ち出していいじゃん。

打ち出しなら金額も印刷されているし。

何でだめ?と常々感じました。

 

納付書に手書きをする緊張感を忘れないため、

といった教えもありましたが、事務的な緊張感は不必要に感じました。

 

それから10年が経ち、税務署や県、市からの送付物も非常にスリムになりました。

機械的な印刷物は、積極的に「自動化」が望ましいと思います。

 

納付書だけは郵送されてきますが、会計事務所が関与しているのであれば、

公的機関が印刷郵送を省くだけで、経費削減になるはずです。

資料の保存はアナログと電子化でバランスよく

紙の資料って、便利な部分と厄介な部分がありますよね。

紙で打ち出して手が届く所に用意しておけば、

必要な時に即座に取り出せます。

 

でも、だんだんそれが蓄積されていくと、

どこにあるのかわからず、とりだせません。

 

例え整然とファイリングしても、ファイルそのものの居場所がわからなかったり、

ファイルの中をペラペラ捜しても見つからないことも。。。

 

そして厚みがどんどん増していって。。。

 

重要なもの、長期的な資料の保存は、自動化された電子媒体がやはり便利です。

一般の人でも、スマホ画像にしておくのが一般的ですからね。

 

一方で目下進行中のものであれば、すべて電子化されると、

それはそれで便利ではありません。

いちいちマウスをクリックして、保存場所にたどり着くのが逆に面倒です。

すぐに取り出せる紙媒体、または電子媒体の両方で保存するのがいいと思っています。

 

資料の保存は、紙と電子化のバランスが重要だと思います。

 

因みに旅行で使用する、パスポートコピー、Eチケット、宿の予約、保険証券は、

いつも紙とスマホ両方で持ち歩いています。

どちらか一方が使えなくなった時の保険です。

本は個人的に紙で読みたい

未だに自動化(電子媒体)に慣れることができないもの、

古い人間ですが、その1つに書籍があります。

 

旅行に行くのであれば、電子書籍なら重さもなく、バック内の場所もとりません。

通勤中に読むのであれば、邪魔になりません。

読み終わっても、場所をとりません。

 

3年前に受けた英検の2次試験の際の課題が、

日本では電子書籍が普及しない理由の説明でした。

 

僕が紙の本を購入する理由の1つは、ブックカバーのデザインです。

自分が、これいい!と思ったデザインのカバーは、手に取ってしまいます。

 

本の名称とカバーのデザインは、一心同体だと思います。

カバーのデザインで手にした本も数知れず。

そういった理由で初めて購入した作家の本も多いです。

 

税務関係の本のカバーって、凄いつまらないカバーですよね。

 

もう1つは、紙の方が読んでて楽です。

 

旅行中、スマホだとページのめくりに自由が聞かなし、画面も小さい。

普段もスマホだと読みにくいです。

まとめ

手書き(アナログ)や自動化(電子化)は人それぞれですが、

なんでもかんでも偏るのはよくないと思います。

バランスが大事なんでしょう。

 

でも本はどうしてもスマホではなれません。

タブレットでは大きいし。

 

なにより36歳にもなると、目のチカチカが始まりますからね。

 

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