勤務税理士の苦悩26。無料相談で著しい能力の低下が発覚してしまう。

今から16年前、大学2年の時、初めて確定申告をしました。

アルバイトの収入の源泉徴収税の還付申告です。

 

無料相談の会場に行って、あの時は訳も分からず、

ただ税理士さんに言われるまま申告書を書きました。

 

20歳の僕は、税理士さんという人物がよくわからず。。。

 

そして先日は、無料相談会場で、今度は僕が税理士さんの立場になり、

ガチガチに緊張してPCをポチポチ。

(緊張して手が震えて、ホント情けない。。。)

 

そこでこの8年の間に退化した能力が発覚。

 

苦手な電卓が一層叩けなくなる

医療費の領収書をドサッっと渡されて、ビビる僕。

電卓を叩くという行為は、どうも銀行員時代から著しく苦手です。

札勘も苦手でしたが。。。

 

オレ「これすべて(膨大な医療費領収書)電卓するかしら?」

国 「そうだ。」

オレ「ひとりで?」

国 「Let’s チャレンジ!」

 

不運にも、そういったやり取りが毎回続きます。

電卓が遅い僕は、全く数をさばくことが出来ません。

(↑役立たず。)

 

領収書1つ1つを正確に、かつ迅速に電卓を入れるという行為は、

最も僕が苦手とする行為。

そしてその能力は、驚くほど退化していました。

 

前述の通り、元々苦手でしたが、3回電卓いれて3回とも大幅に金額が異なるという。。。

 

退化していい能力なのかどうか、自分ではよくわかりません。

ただ、一定の能力は必要なんでしょうね。きっと。

 

でももっと困ったのは、電子送信した後に、領収書のチェックをされる事でした。

 

えー、もう送信しちゃったよ!今さら遅い。

せめて、電子署名の前に確認しようよ。

PC上での確認や説明が下手

さてもう1つ、大きく退化した能力がPC上での確認行為です。

 

電子署名前のデーターをPCを見ながら確認して、説明する行為が、

自分で言うのもなんですが、下手くそで下手くそで。

緊張していて余計に下手です。

 

36歳にもなって情けない。。。

 

従前の勤務先では、全ての仕事は基本的に手書きでしたが、

かなり革新的に電子化やPC化を進めていた勤務先でした。

 

PCやOA機器に詳しい方がいて、彼からよく指導されたことで、

テンキーは使わない、試算表は元帳は画面上で確認しろというものです。

 

お客さんの元へ訪問し、月次監査等をする場合、

それらを意識していれば、緊張感もあり、おのづと慣れていきました。

 

自計化先では紙の試算表は出力せず、社長さんや経理の人と、

PCを見ながら内容の説明をするなど、普通の事ですしね。

 

しかし、今の勤務先では、そういった訓練はまず有り得ませんでした。

それは勤務先どうこうではなく、僕自身がもっと意識すべきであったのですね。

自分が悪かったのだと反省です。

 

使わない力はどんどん退化していくことは、

痛いほどわかっていたのに。。。

 

世は電子通信媒体が通常になった

思い返してみると、ここ1年で受けたサービスで提供時の説明は、

その殆どが、電子媒体を通してのものです。

 

少し例を挙げると、

・スマホの機種変更

・アパート探しと契約

・アパートの重要事項説明はアイフォンで

・病院の診療時の医者の説明

・ガス機器の切り替えの説明

・ワイヤレスイヤホンの使用法

 

サービス提供の際で説明や確認が必要となる際、

紙ではなく、電子媒体や通信媒体で行うのは、とっくに普通なんですよね。

 

提供を受ける側が、わかりにくい、理解しにくいという事もありますが、

確実に時代はすすんでいるため、慣れなくれはなりませんよね。

まとめ

先日の無料相談では、自分の力不足ばかりが目立ち。。。

何だかへこんでしまいました。

もっと早く、税理士登録すればよかったという後悔が心に浮かびます。

 

やらぬ後悔より、やった後悔の方がいいと聞きますが、

こういうことなんですよね。

肝に銘じています。

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