政治に興味が無かった僕が選挙へ参加する理由。意思表示をしなかった重さとは。

今週末は選挙です。

僕も住民票は滋賀県草津市に異動済の為、滋賀県まで投票へ行きます。

選挙が開催されるたびに、「選挙へ行こう!」というフレーズがありますが、

僕は初めて選挙へ行ったのは、確か8年位前の28歳の時です。

成人してから8年間、一度も投票をしませんでした。。

 

僕はいわゆる、政治意識がない、政治に興味が無い若者だったのです。

それまでアパートの届く選挙のハガキはゴミとなってました。

 

しかし、28歳以降行われている選挙では、

一度の欠かさず投票場へ足を運んでいます。

 

毎回投票率が何%とか言いますが、

なぜ投票をすべきであるのか、誰かに教えてもらったことありますか?

 

投票にいかない理由

「若者は投票に行かない!」

とよく言われるものですが、僕が20歳の頃もそう言われてました。

正確にいうと、若者にはその傾向が見られるだけであり、

年配の方でも、投票に行かない人は行きませんがね。

 

投票に行かない理由としては、何より面倒くさいですよね。

期日前投票といっても、わざわざ市役所へ行かなくてはいけませんし。

 

・ネットでクリックでいいじゃない

・無投票ならそれが僕の意思だから、投票率の分母に入れてよ

以前はそう考えていました。

ホント、政治に興味がない僕でした。

 

誰が政治家になっても、それ程大差ない。

大学を卒業し、社会人になってから、その意味が痛いほどよくわかります。

 

・年々減額される国民年金、一方で増額される国民年金保険料

・介護保険料や後期高齢者保険料、現役並み所得者の医療費割合増加

・老齢基礎年金のみでは、実質的に貧困に陥る現状

・自営業世帯では、支払いが困難な高齢者の医療費

・年老いた両親の介護問題

 

22歳さあ、これから!って時に、自分の家庭や親族がそれらの問題に直面すると、

政治に対して何の期待も持てませんでした。

自分が投票する1票に何の意味があるのか、わかりませんでした。

投票率を上げることは何の奨励にもらない

退職した事務所のボスがしばしば、

「投票率を上げるために、投票へは行くべきだと。」と唱えていました。

しかし残念ながら、そんな算術的な理由では、選挙や政治に興味が無い人を、

投票所に足を運ばせる動機になりません。

 

まして、政治になーんも興味はないけれど、

投票率を上げる為に、適当に名前書いて投票しろだなんて!

とっても無責任な奨励極まりありません。

 

数学的な割合も用いて、「一票の格差が」と唱えても、

どこかフワフワっとしていて、投票へ行かない人にとっては、説得力がありません。

 

政治に興味があるかどうかは別として、

投票所へ行き選挙に参加することは、何を意味するものなのか?

 

説得力がある理由を告げることが出来ない限り、

ただやみくもに、「選挙いけ!選挙いけ!」と言っても、逆効果です。

大阪やイギリスの選挙結果

しかしここ数年において、非常に説得力がある大きな現実が発生します。

それは、

・数年前に行われた大阪都構想の住民投票

・イギリスのEU脱退の国民投票

 

ニュースを見ていて驚いたのは、若い世代ほど前者は賛成派が、

そして後者は反対派が多かった事。

これらの結果が出た時に、今までと異なり非常に印象的だった事がありました。

 

比較的若い年齢の方たちは、

「もっとしっかり考えて投票すればよかった。」

「選挙に参加して、投票所へ行くべきだった。」

そんな意見が多かった事です。

 

特にイギリスのEU脱退は、賛成派と反対派こそ拮抗していましたが、

僕自身もまさか!と驚きました。

その大きな波紋と余韻が、現在も終息できないのは、言うまでもありませんよね。

 

自分の生活が明日から一変する事がある。

もしかしたら、その選挙結果は、誤った選択だったのかも?

 

仮に誤った結果は選出された場合、

意思表示しなかった自分の1票は、既に取り返しがつきません。

本当に恐ろしいことですよね。

 

それぞれが持つ1票の重みとは何を指すのか?

それを説明するには、これらの事例で十分だと思います。

僕が選挙へ行く理由

さて僕が選挙へ行くようになったのは、

選挙の開催1つで注がれる税金や労力を知ったからです。

なんだ、そんなことか。と思いますが、

・投票所の係員

・投票用紙

・投票のハガキ(お知らせ)

・投票所の設置に従事する職員

・期日前投票による労力

・当日の夜遅くまでの労力

・意思表示しないのに反発する事

 

これらの全ては税金で賄われているものであり、

そしてそこに従事する方には、相当の労力があります。

今のご時世、少しでも不手際や誤りがあれば、大いなる批判をされますからね。

 

確かに自分が1票投票しても、何ら世の中は変わりません。

しかし、生まれてから誰しもが、何らかの税や公的扶助の恩恵を受けています。

自分だけ恩恵を受ければいいんだでは、自分が今生きる時代さえも、

きっと何ら変わっていきません。

 

だってどうせ生きているんだったら、誰もが豊かで幸せな時代の方が、

いいに決まっています。

 

これからの次の世代がある以上、よりよい社会にしていく為に、

どんな国になればいいか、政治に参加していきたいと思います。

まとめ

28歳くらいまで、僕は意思表示しませんでした。

僕もレッツ 選挙!をうざく思っていました。

 

しかし、意思表示しなかった場合の重大さを鑑みれば、

もっと早く政治に興味を持っていたのかもしれません。

せっかくのハガキの郵送代も、無駄にしてしまいましたし。

 

正面からわからない場合は、後ろから考えるとよくわかりますね。

今後は必ず投票所で意思表示をしたいと思います。

 

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