見た目10割を重視するツマラナイ大人と社会

先日のニュースで、某有名会社の内定式の内容が描かれていました。

「自分らしい髪形、服装で内定式へ。」

ということで、自由な髪形OKにしたそうです。

 

ええ、僕はとっても羨ましく思うし、いい事じゃないって感じます。

新入社員だろうが、ベテラン社員であろうが、

職場に華やかな同僚が増えるのであれば、ワクワクするしいいじゃない。

 

しかし大抵の場合、社会の前例に歯向かう事は、

批判を食らうという流れが存在します。

「そんなところで個性を出すな。」

「仕事と個性は区別するべきだ。」

「染髪は信頼感に欠ける。」

「社会はそんなに甘くない。」

「相手に失礼でない服装をすべきだ。」

などなど、黒髪と黒系のスーツで就職活動を行い、入社した世代にとっては、

腑に落ちない感覚なのかもしれません。

 

確かに、不特定多数の男女が集まる場では、「風紀」が存在する為、

単なる我がままや、何でもOKというわけにはいきません。

 

しかし、自由や個性を発するのであれば、

そこに自分なりの理由や考え、または自分で考え抜いた、こだわりがあればいいと思います。

 

あとは世の大人たちが、見た目でどう判断するかの問題です。

 

僕も属した黒ずくめ集団

かくして僕自身も、2004年当時に就職活動していた時期、

黒いスーツに装い、そして金髪の髪を黒く染めました。

 

当時、僕は全く違和感がありませんでした。

ええ、そういうものだとわかっていましたし、抵抗すらありませんでした。

 

周囲もそうしていたし、清潔で印象がいい方が内定出やすいし。

考える事もなく、周囲と同じ流れに身を任せていました。

 

ええ、正に僕のような人間が、自分の意見やこだわりがなく、

全く個性がない人間なんですよね。

当時の状況に、疑問すら思わない、画一的な情けない人間でした。

 

ちょうどその時期から社会人、現在に至るまでホンの数か国ですが旅行し、

ようやく昔の軍隊のような、パッツンパッツン就職活動に疑問を感じました。

軍隊服を装う不自然さ

確かに冷静に考えてみれば、とってもおかしいのですよね。

21歳、22歳の油がのった若者が、

全員同じ軍隊服で勝負に挑むだなんて。

 

特に女性はほぼ全員、黒髪で髪を1つに縛る光景は、

一歩身を引いて傍観していると、恐ろしく不自然な状況です。

 

ええ、本来だったら、誰もが異なって保有する自分の容姿について、

その魅力が最大限発揮される身なりなり、髪形をする方がいいはずです。

 

それを「個性」という変な単語に置き換えてしまうから、

軍隊服で就職活動した世代からは、当然反発を食らいます。

 

男性、女性、新入社員、ベテラン社員に限らず、

自分の魅力が表れる身だしなみであれば、反対する理由が見当たりません。

 

ええ、ジメジメした葬式のような職場よりも、

華やかで活気がある職場の方が断然いいです。

 

見た目10割よりも11割以上を知りたい

僕は会社員を辞め、独立してぴったり半年。

引っ越しに時間がかかったり、1か月半海外旅行していた為、

あまり他社との関わり合いがありません。

 

僕の数少ない人間関係の中で、意外感じた事は、

フリーの方の方が、服装や身なりはうるさいです。

(今のところの総論です。)

 

銀行員時代、大嫌いな「見た目が10割」という本が流行しましたが、

相手の容姿だけで全てを判断する人は、大勢いらっしゃいます。

 

・太っている

・汗かいている、汗臭い

・服装がピシっとしていない (←オレ)

・スーツやセットアップではない (←オレ)

・大人のくせに半ズボン (←オレ)

・白髪が多い

・髪が明るい

・雰囲気が暗い (←オレ)

・髪が乱れている

・ヨレヨレのシャツを着ている

・吹き出物が多い

・仕事できる人はキリッとしている

 

人の見た目が他人に与える影響は凄まじく、

それがファーストインプレッションの場合は、いうまでもないでしょう。

 

「自分と会うのなら、また仕事をするのであれば気を遣いなさい」

といった感覚は、僕も以前はガッツリ持ち合わせていました。

だからとっても理解できます。

 

多分それは正解なんでしょう。

 

しかし、ちょくちょく海外へ行くようになってからは、

見た目10割の思考は消滅してしまいました。

 

ええ、そんなのバカバカしい。

子供の時、友人の容姿についてバカにした時、

「相手の家に行って、今すぐ謝ってきなさい。」

と両親に叱られた事を思い出します。

 

ネガティブな性格柄、他人の目に映る自分の印象を、とてつもなく気にします。

 

ただし、見た目で10割を決めてしまう大人のような、

ダサくてツマラナイ人間にならないよう心がけています。

 

どうせ関わっていくのであれば、

相手が隠し持つ、11割以上の部分を知っていく事の方が、僕にとっては楽しみです。

まとめ

一面真っ黒な風景を見て、企業の採用者はどう感じていたんでしょう?

素晴らしい!って思うんでしょうか。

 

いや、せっかく実りがある年齢に真っ黒だなんて、

勿体ない感半端ありません。

 

いろいろな批判はあると思いますが、

就職活動や内定式って、もっと華やかになっていけばいいと感じます。

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見た目10割を重視するツマラナイ大人と社会” に対して2件のコメントがあります。

  1. 税理士試験には合格しました より:

    そんな服装縛りがあったのですね
    主様と同じくらいの年齢なのですが大学を中退したため全く就職活動とは無縁だったので知りませんでした!

    しかしかっこつけるひとってどうなんですかね?
    お前みたいなやつがかっこつけてどうすんの?という人もいて

    1. ryusuke-tax より:

      身だしなみって、とても難しく感じます。
      ラフ過ぎると嫌がる方もいますし、コテコテにきっちりしても嫌がる方がいます。

      僕はあまり第一印象や身なりは気にする方ではなく、
      仕事やプライベートにかかわらず、どんな方であっても、
      相手のいい部分を知りたいと思います。

      だから見た目だけで10割決めてしまう事は、
      勿体ないと思っています。

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