僕の開業1年目の確定申告は後悔ばかり

本日より3月に入り、あと3週間もすれば、桜が満開に。

 

3月頭には一通り目途をつけるという想定通り、

明日からはいつも通りの時間を送れそうです。

 

ネガティブで浮ついた気持ちで開業した僕の確定申告初年度は、

自分が想定していた事とはまるっきり異なりました。

 

サラリーマン時代とまるで変わらない働き方に、

これからどう仕事を続けていこうか?

やっぱり1年で脱落しようか?

 

こんなはずじゃなかった感が、僕の心に突き刺さっています。

 

確定申告も目途がつき、

開業初年度の申告に関して、今の僕の正直な気持ちを記しておきます。

 

会社員時代と変わらなかった1月、2月

12年間の会計事務所勤務の中では、

1月から2月は非常に時間の流れを早く感じていました。

 

退職前の5,6年程は、申告時期でも残業0でしたが(僕は鈍感なので)、

日中は誰もがガツガツ仕事をするので、

非常に時間の流れが速かった記憶があります。

 

時間の流れが速いということは、

日常生活や季節の流れも早く感じられるのでしょう。

 

気が付いた時にはスーパーの店頭には柑橘系の果物が並び、

いんげん、菜の花、タケノコ、アスパラなどに様変わり。

 

会社員の頃、1月、2月は季節感のない日々を過ごしており、

お仕事が忙しい=充実している事とは、全く異なるのだと認識しました。

 

そしてまた、今年も同じ過ちをを犯してしまいました。

 

知らないうちに、スーパーには鮮やかな柑橘類、

そして春の訪れを感じさせる野菜が並んでいます。

 

家事もおろそかになり、最近は料理らしい料理もしていません。

そりゃお金を稼いでくれる嫁からは、

不満の声も増していきます。

 

だってさ、日用品買いに行ったり、

料理して洗い物するとさ、集中途切れるじゃん。

 

このくだらないブログも書く時間確保しなきゃだしさ。

 

結局僕は、会社員と全く変わらない1月、2月を過ごしていました。

自分の許容量がわからない

HPからのお問い合わせで、申し訳なくお断りをしてしまったお仕事は7件。

 

7件というお問い合わせが多いの少ないのかは、

今の僕には比較すべき対象がなくよくわかりません。

 

頑張って快く引き受けていれば、

別の可能性や繋がりがあったのかもしれない。

 

無理してでも、徹夜してでも本当は引き受けるべきだったのか?

僕にはその答えを出す事ができませんでした。

 

今の自分の立場でお仕事を断るなんて。。。

本当は、引き受けれたんじゃないのか?

 

そういった迷いが生じる事は、

全て僕の自信の無さがそうさせるのでしょう。

 

1つ感じたことは、1人で可能な自分の能力の低さに、

僕自身ガッカリしてしまいました。

 

「独立してガンガン仕事しよう!」

という気はさほどありませんでした。

 

とはいうものの、自分の能力の低さには、12年間一体何の仕事をしていたのか?

毎晩寝る前に考えていました。

 

そりゃ何でも1人でやるんだから、

会社員とは違うでしょ!

 

と言われればそれまでですが、

そこまでの覚悟ができていないまま開業してしまった事に、

やや後悔の念を否めません。

 

「数をさばく」といった顧客に対して失礼な表現は大嫌いなので、

丁寧に行おうとすればするほど、悪循環に陥ったことも。。。

 

この2カ月で、自分の能力の低さが露見しました。

独立してよかったとは今は思えない

会社員の時からいろいろなブログを読んでいますが、

ブログで記事を投稿している方は皆、

「独立してよかった。」

という表現が多い傾向があります。

 

そりゃ「独立しなきゃよかったよ。」という負の表現を、

わざわざ投稿する人はいないでしょう。

 

そして僕は、「独立してよかった。」とは、

今は感じる事ができません。

 

一方で、独立しなきゃよかった(会社員辞めなきゃよかった)とも思いません。

誰かと一緒の人生は、喧嘩もありますが、

今までよりも豊かである事には変わりありません。

 

独立したからこそ、やってみようと思えた事も多くあります。

 

そして税理士の仕事が生きがいだ、ずっと続けていきたい、

仕事がとっても楽しいなどとは感じません。

 

また、独立前にああすればよかった、

こうすればよかったということは、特にありません。

 

本当に困ってしまいます。

 

フワフワっとした気持ちで開業してしまうと、

僕のような感覚に陥るでしょう。。。

 

悪いお手本だなとつくづく感じています。

 

そしてそれらの答えを見つけるべく、

僕は貧弱な開業2年目を迎えることにしました。

 

開業前にこっそり1人で行った、

滋賀県の税理士事情の実地調査を再度行う所存であります。

まとめ

しかし心の中は暗いことばかりではなく、

やりたい事、勉強したい事、挑戦したい事、

顧客に対して行いたい事が山ほどあります。

 

37歳にもなって、迷いと願望、失望と希望の狭間に陥っていますが、

こういう時期もたまにはいいものだと感じます。

 

この2カ月は、ここ10年間の中で、

最もスピードが速い2カ月間でした。

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