税理士にとって特別定額給付金10万円権利行使の意味。

5月の連休明けから始まった特別定額給付金10万円の申請。

僕が住んでいる草津市ではまだですが、

ニュースを見ていると、直接手渡しされた方も。

 

公平性の見地からの賛否があるようですが、

純然たる平等な制度です。

 

ええ、昨年7月、今年1月、2月に租税教室の準備をしていた時、

難しくて頭を悩ませていた事が。。。

 

言葉や文章を用いないで、どうやって公平と平等の違いを

感覚的に何となく感じ取ってもらえるか?ということです。

 

今回の特別定額給付金のように、

平等に与えられた権利を自分の判断に基づき、公平か否か自身で判断し、

権利を行使する選択をすることは、初めてかもしれません。

 

僕は12歳、15歳の学生に偉そうな事を言ったくせに、

本当に恥ずかしく思います。

 

バカ正直に感じてしまいますが、

税理士にとって、特別定額給付金の申請は必要なんでしょうか?

 

 

差し当たりお金に困っていない

僕の現在の月額収入というと、まだまだ食えたもんではありませんが、

お客さんゼロだった昨年と比べたら増えました。

 

定期購読契約など嫌いな性格なので、

契約自体はいつでも解約してOKです。

 

なので安定性はなく、まだまだ生活していけるレベルではありません。

 

そして同じ支部の税理士さんと比べると、

残念ながら、僕は収入レベルはワーストワンである事を自覚しています。

 

しかし、サラリーマンの嫁を支える主夫をしていることもあり、

差し当たり金銭的に困っていることはありません。

 

事務所を借りているわけでもなく、

主な大きな固定費は、支部や税理士会費くらいです。

 

これから予定している支出は、

税務ソフトの導入程度であり、目立った大きな支出もありません。

 

ハードもノートPC2台だけであり、

モニターもティスプレイも不要です。

 

別に贅沢をしているわけではなく、

毎日朝、昼、晩ともに自炊をしています。

 

差し当たり金銭的に困っていない僕は、

特別定額給付金の権利を行使すべきかどうか?

 

バカ正直に悩んでいます。

与えられた公平性の判断の時

昨年の7月、今年の1月と2月に行った租税教室では、

僕は公平性と平等性について重きをなしました。

(反応が薄いクラスもありましたが。。。。)

 

ええ、僕ら大人だって、基本的には自分勝手です。

 

少なくとも僕は、税理士であっても、

自分の事を中心に考える我がままな人間です。

 

僕は税という分野について、

昨年独立するまで興味がありませんでした。

 

そしてその副産物として、

公平と平等について、考えることすらしない人間でした。

 

おそらく、僕のような人間を利己的というかもしれません。

 

そんな利己的な人間が、しゃあしゃあしく教壇に立ち、

偉そうなことを陳述したのですが。。。

 

事業が大変な方にとっての10万円。

派遣社員、パートの方にとっての10万円。

 

子供がいる方にとっての10万円。

就職したばかりの人、学生にとっての10万円。

 

年配者にとっての10万円。

サラリーマンにとっての10万円。

 

去年の僕、今現在の僕にとっての10万円。

士業にとってので10万円。

 

それぞれの10万円というのは、

当然ながら全くその意味合いや重みが異なります。

 

本来であれば、公平性という観点を考えるべき、

最も最適な時です。

 

遂に生まれて初めて、与えられた平等な権利を、

自身の公平性の見地にも基づき、権利行使すべきか判断する機会が来ました。

補助金や助成金は僕らの税金

現時点の一家の支出と収入のバランスで加味した時、

僕は給付金を必要としていない側です。

 

特別定額給付金以外にも、日常の生活の中において、

様々な補助金や助成金が従前より存在します。

 

学校教育だったり、子育てに関する給付金、保育に関する支援金、

事業に関わる補助金や助成金、個人の医療費などなど。

 

普通の日常になってしまうと、負担した人がいる事、

それらの原資は、純然たる税金である事を忘れてしまいます。

 

時々雑誌などで目にするコラムでは、

タダでもらえる助成金、申請しないと損!

という見出しを目にする事が、しばしばあります。

 

様々な助成金や補助金は多々存在するものの、

知らなければ通り過ぎるだけです。

 

ええ、一昨年、両親に代わって申請したNHK非課税は、

自分でいろいろ調べていて初めて知りました。

 

誰もが利用できる補助金や助成金の情報は、

多くの方が知るべきですし、知っておく必要があります。

(特に、年老いた両親のもしもの時の為に。。。)

 

ただし、忘れてはいけないことは、

受け取る側は、誰かが負担した税金だということです。

 

申請する前に必要か考えよう

特別定額給付金は、平等の権利であり、

行使するか否かは、自分の判断次第です。

 

必要な方は、迅速に申請をして、

日常生活に支障をきたさないようにすべきです。

 

しかし、緊急性を要していないのであれば、

まずは公平性の見地からそれが妥当かどうか、

考えてみる必要があると感じます。

 

ちょっと公の方が何か発言すると炎上してしまう嫌な世の中なので、

きっと国は何も言わないと思います。

 

難しい事は考えず、欲しければ申請すればいいのであり、

国内で消費すれば、経済の活性化にも繋がります。

 

どんな家庭であっても、生活の糧になります。

 

それでもやはり、自分が本当に必要としているのか?

一度は考える必要があると感じます。

 

ああそうか、僕が偉そうに陳述した事って、

正に今の自分の判断の事をいうのだなと、身に染みています。

 

今後を担う学生の方は、今の大人の振る舞いをじっくり見ているんですよね。

 

こんな状況の時だからこそ、自分の事だけ考えず、

恥ずかしくない振舞いや判断をしていきたい所存です。

まとめ

そういえば、マイナンバーカードがあれば、

オンライン申請が可能です。

 

僕は静岡から転居の際に作成しましたが、

県をまたぐ転居の場合、

マイナンバーカードは非常に便利でした。

 

こんな時の為、せっかく税金を投入して構築したマイナンバーカード。

申請をふればいいと感じます。

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今日の一言

depending on:~にまかせて

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