勤務税理士の苦悩1。プレイヤーという立場について考える。

先日税理士の定例会へ出席しました。
終了後に新会員の説明会を受けました。

組織というのにはややこしい○○○部というものがいくつも存在するんですね。
1つにまとめてしまえばいいのに。

さてその中で、野球部をはじめとしたいろいろなクラブがあります。
平日の昼間に大会があるらしい?平日に?

いろいろな書籍やブログを読んでいると、所長税理士は比較的日常の行動は自由な方が多いみたいです。
実際に僕が経験している2つの事務所でもそんな感じです。

所長税理士が1人、他は社員数名というスタイルの場合、社員がせっせと処理をして所長が確認というスタイルが多いと思います。
要するに所長はプレイヤーではありませんね。

常々疑問に感じたこのプレイヤーという立場について考えたいと思います。

 

所長税理士の役割

所長税理士がなぜ職員を雇用するのか?
当然、自分1人ではすべての処理ができないからですね。
必然的に職員が処理をして、所長が最終確認というスタイルが生まれます。

さてこの所長の最終確認なんですが、最終確認とは一体どこまでの範囲なのでしょう?

  1. 申告書や決算書の計算や数字の検算なのか。
  2. 職員が処理をした元帳の仕訳や内容を1つ1つ確認して、所長自身が職員が処理した事と同様なものを作成するのか。
  3. 税額だけ確認して署名押印のみなのか?

所長税理士自身の考え方によって異なると思います。
最も理想的なのは上記2でしょう。

職員と所長の処理に相違があれば、誤りが未然に防げます。
しかし、それでは人を雇用した意味があまりありません。
また顧客が多ければ多いほど、すべての処理に1から100まで目を通すことは物理的に不可能です。

重要や特異な取引内容は確認することとして、上記1が多いのかもしれません。

ゲートキーパーの問題点

上記3は論外ですが、上記1の場合はやはりよく問題が起こります。
人は必ずミスをしますよね。特に生きていれば、1年間ずっと精神的にも健康、人生楽しい!!
ってなことはありません。

その時の自分の状態によっても、仕事の出来具合(正確な判断はできたか、仕訳のボンミスはしていないか)が大きく左右されます。
ミスが起きてしまった場合、よく所長が担当者を怒る場面を目にします。

怒鳴ったり馬頭したりありますよね。
反省文などを書くこともあるでしょう。

どうして起きたのか?原因と対処法、今後防止する方法などを書くこともあります。
実際これらの記録はどんな仕事でも役職に限らず重要です。

ミスした場合の財産は、これらの記録ですよね。

「そんな処理は聞いていない。なんでそうしたんだ!」

「自分は全部をみていないからわからない!」

まあ業種問わず、どこの会社でもこんあことはあるでしょう。

でもおかしくないですか?

税理士事務所の業界に限っては、建前上は所長税理士が隅から隅まで確認してOKをだし、署名押印することが前提のはずです。
社員が処理をしても、自分自身ですべてを網羅できていないことなど言うまでもありません。
それでも全責任を負いましょうということで、最終OKをしているはずですよね。

その責任の見返りが報酬の半分以上となっているはずです。

しかし、前述のようなことは多々あるでしょう。

所長税理士はプレイヤーではない

上記の問題は、所長税理士という立場は経営者であり、プレイヤーではないということが1つの要因だと感じます。
所長みずから領収書と伝票入力をして細かい処理をして、内訳書や決算書を作成なんてまずしないでしょう。

最終的なゲートキーパーは、言うまでもなく所長税理士です。
作成された1つの結果の判断。
そして、そこに至るまでの諸所の関所での問題点の判断が重要な任務のように思えます。

よってプレイヤーではない立場の人間は、度々行われた試合の結果はわからないのかもしれません。

所属税理士の立場

それでは所属税理士はどうでしょう?
所属税理士も署名押印はできます。

とはいっても、所長がいる以上はそうする必要性はまずありませんよね。
所属税理士もプレイヤーの立場が多いのかもしれません。

このキーパーとプレイヤーという関係性について疑問を感じます。

プレイヤーがキーパーになるこは難しいと思います。
しかし、キーパーがプレイヤーになることは可能です。

なぜなら卓越した技能をもつプレイヤーでないと、キーパーは務まりません。

所属税理士は一体どちらの立場を想定されているのでしょう?

1つの事務所に2人税理士がいる場合、おのづと次順位の税理士はプレイヤーになるはずです。
それが一番効率がいいはずですし、なにより所長税理士は楽です。

まず自分がプレイヤーになろうというボスはいないでしょ。
なぜなら、プレイヤーの方が製造原価が高いですからね。
逆にキーパーは保険料が高額です。

 

自分がやらないと決めたこと 人は雇わない

僕は独立後、1人でやっていこうと思います。
実際にそういう人は多くいます。

自らがプレイヤーにもなり、税理士本人が直接対応するスタイルです。

社会人になってから、何名かの司法書士の方に会いました。
偶然ですが、みなさん1人で仕事をされていて、直接司法書士の方とやり取りをさせていただきました。

会計事務所に入ってからも、当然に司法書士の方とやり取りはあるでしょう。
しかし、やはり直接に司法書士とのやり取りの方が話が早いです。

職員との応対だと、どうしてもワンクション入ってしまいます。
そして何より安心感が勝ります。

自分がプレイヤーになりやっているというスタイルは、すでに多くの先輩方が実践されています。

まとめ

税理士本人であれば、無資格者よりも質が高い申告書を作成できる。

会計事務所で一定期間勤務すれば、人によって仕事の出来具合にそれほど大きな差はない。

2つの考えは相反するものですが、どちらが正解なのでしょうか?

ずっとこの仕事をするのかはわかりません。

しかし、もし税理士の仕事を続けるのであれば、プレイヤーを続けたいと思います。

 

 

 

 

 

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