勤務税理士の苦悩その2。勤務先にどこまで関わるべきか悩む。

10名未満の会計事務所で仕事をしている場合、大抵はボス第一主義だと感じます。
正しかろうが間違っていようが、ボスが法律。

その世界の中である程度時が経過すると、自分の担当のお客さんはボスよりも担当者に相談をすることが多くなると思います。
もっとも、重大な事項はボスに直接つなぐでしょうが。

しかし、税理士として勤務しているとかなり込み入ったことを相談されます。
僕の場合、試験合格後からそういったことが増えました。

さて所属税理士の場合、一体どこまでこれらの顧客と関わるべきなのでしょうか?

 

どこまで意見をすべきか

まず第一に、顧客のボスのものです。
どれだけ担当者とお客さんがコニュニケーションがとれていても、顧客はボスの帰属です。

いろいろな相談事がありますよね。
時にはミスするとかなりの痛手があるようなことも。

判断に迷うことも大いにあります。
税務的相談のみならず、日常の仕事の仕方や顧客に対する指導の方法なども。

それらの最終的な判断は、ボスがボスの考えによるべきです。
なぜならフリーランスであるボスの職場ですから。

その判断と自分の考えが相違することがあるかもしれません。
そんな時、どこまで意見をすべきなのか悩みます。

確かに自分+他の職員の意見の方が、明らかに優れていることもあるでしょう。
しかし、職場の責任者である人間がAと決めた以上、他の人間がBという必要はあるのか?
ここ数年はそう思うようになりました。

個人事務所の1つの組織ということを考えると、上の人間が決めたことに従うということも仕方ないと感じます。

 

どこまで相談にかかわるか

電話や顧客へ訪問すると、何かしら相談や質問を受けることがあります。
確定申告の頃は、住宅ローン&居住用資産売却の抜け道の質問がありました。
ここ数年はよく適格合併と欠損金の質問があります。

前者はうまく予定を組めば両方適用できることもありますね。
後者は1つ1つの関門をしっかり通過すれば両方利用できますね。

さて税理士であればそれらは当然知っている内容ですが、間違えると結構ダメージが大きな部分でもあります。
これらについて、どこまでを自分の口から出すべきなのか悩みます。

最終的に自分が判断を下すのでなければ、あえて自分から口に出す必要があるのかと感じます。
(でも調べるのは自分なんすよね)

しかし、それでは自分の考えというものが価値がないようなことに思えます。

 

どこまで権力に従うか

日本では現在のところ、行政、司法、立法と3権力が分立しています。
権力を分立させる考えは正しいと思います。

一般企業でもそうですよね。
営業部、経理部、総務部、人事部、事業部、監査部など大手の会社ではなくとも、○○部というディビジョンを設けることで、権力を分立させています。

個人事務所の場合、権力は一極集中型です。
それがいい時代もあったのかもしれませんが。

一極集中型の問題点は、それに意見する人がいないことです。
いないというより、意見してもロクなことにならないことがわかっています。

あえて言わないのですね。

ここでも葛藤が生まれます。
本当はこうした方が効率が良いし、時代に合っているのでは?変えていくべきなのではないか?

そう感じることもありました。

しかし、自分が全責任を負うわけではない以上、あえて意見する必要性があるのか疑問にも感じます。

まとめ

会社が成長し物事を改善していくためには、意見を交わすことが必要不可欠だと思います。

しかし、所属税理士の立場にたった時、どうすべきか悩んでしまいます。

20代中盤の頃なら、もっと意見していたのかもしれません。

30半ばでいろいろなことが分かってくると、そういった気持ちもなくなってしまうのでしょうか?

多くの先輩税理士の年齢は60歳以上が多数と聞きます。

自分の親と同じくらい年齢が離れていると、意見が合わないのは当然かもしれませんね。

 

 

 

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