社会の新しいシステムやツールは怖がらず使ってみる。自分に合わなければ止めればいい。
先週は大手金融機関のキャッシュレスのニュースがありました。
いよいよ銀行でも本格的にキャッシュレスが導入され、
スマホ決済のますます加速していくんでしょう。
国税庁のe-taxも、凄く便利になりましたよね?
勿論、まだまだ改良の余地はあるとは思いますが、
大抵の所得税の確定申告は、もうe-taxで十分です。
医療費だけならスマホで十分。
でもe-tax導入当初は、ホントに散々な評判でした。
さて新しいものの導入には、大抵嫌がる人が大勢います。
最近の大きな変化では、マイナンバーの導入がありましたが、
新しいシステムは懸念せず、使っていますでしょうか?
e-taxも当初は散々だった
e-taxが運用開始されたのって、2004年僕が大学4年の時です。
その後僕は銀行に就職し、2006年頃まではお客さんから決算書を預かる際、
電子申告の決算報告書は殆どありませんでした。
しかし、2007年の退職前になると、申告書の収受印が「電子申告済」と記載があるのを目にします。
同年の秋、会計事務所へ転職した僕の最初の仕事は、
電子申告利用者開始手続きでした。
当時は、利用者1%未満と言われていました。
それもそのはず、国税庁HPからは、物凄く使いづらかったんですよね。
また税務会計ソフトの場合、電子申告の場合には、入力部分が別途で必要な部分もあり、
職員の間でも混乱していた事を記憶しています。
しかしその混乱は、単なるペーパーと電子媒体の処理の違いに不慣れだっただけ。
慣れれば何てことない事だったんですよね。
「混乱や不便さがあるのなら、今までのまま紙での申告の方がいい」
そういって電子申告を進めなかった事務所もあったと思います。
「顧問先は紙の方が安心するから、電子申告は利用しない」
勝手な解釈で、電子申告を進めなかった方もいます。
単に税務署への提出が、電子媒体になるだけなのに。。。
それが2005年から2007年当時です。
施行当初のe-taxは、メリットが無い、使いずらいといった悪評でした。
それから10年以上経過して、e-taxも会計事務所向けの税務会計ソフト進化してきました。
e-taxはとても使いやすくなり、税務ソフトよりも賢い部分もありますよね。
![](https://ryusuke-tax.com/wp-content/uploads/2018/07/CIMG0043-300x225.jpg)
progress
せっかく構築したシステムは使ってみる
何でも同様ですが、導入当初って必ず反対する人がいます。
人それぞれなので、仕方がない事ですが、一番勿体ない!と思うのは、
「制度がよくわからなく不安だから嫌だ」
という理由です。
(制度内容を詳しく説明する義務は、当然あると思います。)
もうかれこれ3年が経過したマイナンバー制度ですが、
なかなか利用が進まないとの事です。
僕も昨年末に転居や電子申告のため、ようやくマイナンバーカードを受取りました。
実際に手にすると、マイナンバーカードは非常に便利でした。
コンビニで住民票や印鑑証明が入手できるのは便利です。
(しかも少し安い)
また、県外への転出、転入の場合、マイナンバーカードそのものが転出証明書となり、
転入手続きは非常にスムーズにできました。
行政手続きの際には、積極的に使うべきだと思います。
![](https://ryusuke-tax.com/wp-content/uploads/2018/07/IMG_4256-e1532222108538-300x186.jpg)
assertiveness
1元管理に反対!個人情報漏えいの危険があるから反対!
といった意見もありますが、せっかく国が多額のお金をかけた構築したシステムです。
少なくとも、便利さを追求した上で、構築を考えているはずです。
せっかくお金をかけたシステムは、もっと積極的に利用してもいいのだと感じます。
マイナンバーカードが保険証代わりとなるニュースもありました。
確かに今現在、保険証が手元にある場合はあまり意味がないのかもしれませんが、
かといって、反対する理由もないはずです。
なんでも実際に使ってみる
確定申告って、難しいですよね。
単純な医療費控除でも、税務関係に従事していない人にとっては、
「確定申告書」というのは、とてもハードルが高いものです。
かつての僕自身がそうだったのですから。
(単にオレがバカだったのかもしれませんが。。。)
源泉徴収票や各医療機関の診療内容が、マイナンバーですべて一元管理されれば、
医療費控除の申告は、もっと楽に、そして早くなるはずです。
過去や現在の病歴や投薬の状況なんかについても、
マイナンバーで医師が把握出来たら、診療にも役立つのでしょうか?
そうなったいいですよね。
![悠遊カード2](https://ryusuke-tax.com/wp-content/uploads/2018/07/IMG_4255-e1532220967371-300x190.jpg)
depending on you
現金からキャッシュレス化の推進も、反対する方、懸念する方もいると思います。
僕自身もあまり現金は使いませんが、かといってすべてキャッシュレスになったら、
それはそれで不便のように感じます。
しかし、せっかくキャシュレス化が進められています。
「自分がよくからないから不安」というのであれば、
取りあえず、実際に使ってみて経験してみるのもいいのだと感じます。
せっかく構築されているシステムなんですからね。
経験してみて、自分には必要ないと感じたら、
やめればいいのだと思います。
まとめ
国としては、スマホ決済、電子マネーのキャッシュレスを進めたいようですが、
以前は種類が多すぎるように感じました。
しかし、コンビニで交通系電子マネーもチャージでき、
提携種類も広がっています。
ただ、個人商店や飲食店にとっては、その導入はまだ大変です。
導入資金は無し!補助金あり!なら、もっと進むかもしれませんが。。