口頭だけの税務相談をするくらいなら、原価割れで儲けがない方がいい

先日大学時代のエリート公務員が滋賀へ出張という事で、

久しぶりに飲みに行きました。

ええ、無謀にも会社員を放り出した僕の現状、笑ってやりたかったのかも。。。。

 

そんな会話の折、弁護士さんに相談したところ、口頭のみで数万円かかった話が出てきました。

まあ、弁護士の法律相談で数万円って、それ程驚く数字ではありません。

相談なので、口頭という事もうなづけます。

 

会社員の時から相談という業務はそれが普通であり、

ごくごく一般的なのかもしれませんが、僕はその口頭だけの説明があまり好きではありません。

 

 

空中で言葉を交わすだけではわからないことも

「教えを乞う立場は万全体制で挑むべきだ」

会社員の時、よくそんな事を教えられました。

 

相手に教えてもらうのであれば、記録に残す事が出来るよう、

万全の体制で臨むべきという、軍隊的な思想です。

 

僕自身も法律関係の相談を申し込んだことがありますが、

1時間で数万円の金額で、口頭による相談のみでした。

価格は法律家それぞれであり、あまり気にはなりませんでしたが、

しばしば不満だったことは、口頭のみといった部分でした。

 

口頭なので、大切な部分は自分で記録するしかありません。

他人に教えてもらう立場であり、自分でメモしろという事は当然かもしれませんが、

何となくフワフワっとした感じで終わってしまった経験があります。

 

僕自身が顧客側として相談を申し込んだ時に感じた事は、

手を動かしていると、どうしてもじっくり自分の疑問点を相手に伝える事が出来ません。

 

また、それなりに緊張しながら記録をとる為、抜け落ちている部分もありました。

(そして結局なんだったのかわからなくなるという。。。。)

相手の教えをその場で俯瞰することも難しく。。。

 

やや消化不良だったことを覚えています。

 

会計事務所勤務の時も、口頭による相談で、

お客さんが賢明にメモを取る姿が、本当に正しい事か?

しばしば疑問でした。

何でもお金に換算するな

そんな押しが弱い経験もあり、相談内容はできるだけ資料を作成するようにしました。

 

独立してから何回かHPから税務相談を受けていますが、

提案書や相談内容のまとめ、相談事項に関する資料や例など作成しています。

 

僕の価格設定は、自分だったらいくらで申込か?といったスタンスで決めています。

なのでそれ程高い価格設定はしていません。

 

そして以前も嫁から口出しをされた事があります。

ええ、嫁からは「それじゃ原価割れだよ。あんた経営者失格では?」と厳しい意見が。。。

確かに、ゼロから資料を作成するというと、それなりに時間がかかります。

 

僕の下手なエクセル技術であっても、丸々2日間要したことも。

いろいろ調べていれば尚更。

実際の税務相談では2時間以上となることも。

(まあ、僕も税理士会の仕事以外に、他に仕事がないっすからね。)

 

嫁の言いたいことは、時給換算で考えろということなんですよね。

ただ、僕は「主婦業を給与に換算すると」といった内容のように、

なんでもかんでもお金に換算する考えは大嫌いです。

僕が原価割れでOKならそれでいいんだよ

もう一度会社員を行うのであれば、効率よく業務をこなし、

時給換算をして、商品価格にそぐわない非効率性は排除していく所存です。

(だって早く帰りたいしさ!)

 

しかし、まだ自営業者である今現在は、非効率でもいいと思っています。

少なくとも、自分が経験した「口頭だけではよくわからない」といった思いは、

せっかく自分を選んでくれた人に経験してもらいたくありません。

 

理想や甘さ、中途半端な正義、青臭さでは、現実には食ってはいけないのでしょう。

世の中そうそう、神様は万人に振り向きませんしね。

ただし、今はまだ、それで誰かが喜んでくれればいいと思っています。

 

なので嫁の意見は黙殺されました。

まとめ

口頭だけの相談って、難しいですよね。

昨年商工会議所の税務相談でそう感じました。

 

もちろん僕の技量が少ないだけなのですが、

空中で言葉を交わすだけではやはり限界が。。

とはいうものの、料金設定との兼ね合いも難しく感じます。

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