これはこれ。それはそれ。VS これはこれ。それもそれ。
最近、たまたま顧問先ではない数件の調査対応をしています。
自己中心的な僕のですので、自分の血や肉にすることが第一優先です。
これまで勤務した会計事務所は2件で累計12年ほどですが、
何度か税務調査に同行したことがあります。
そこでしばしば感じることは、これはこれ。それはそれ。です。
僕はこの、「これはこれ。それはそれ。」という考え方が大好きです。
あなたは友人として人よ。でも恋人としては受け入れられないわ。
という考え方そのものだからです。
一方は受容できるけれども、別の一方は拒絶します。
というきっばりとした意向が非常に素敵なのです。
例え受容できない部分があったとしても、
それだけで直ちに相手の100%を拒絶するわけではなく、
本来あるべき多様性そのものです。
若い頃、大学の時にお酒が入った席で、
「ソーリー、アイアムGay」と発した時に、
一気にその場の空気が凍りついたことがありました。
その際、比較的体ががっちりしていてむっちりしてる男性から、
同性愛は理解できないが君(オレ)のことは(友人として)好きだ!(at 飲み会)
と即答されたことがあったのです。
一気にその男性にキュンキュン状態になってしまったことは言うまでもありません。
関西人だったので、関西弁に弱い僕は過剰に反応したのです。
ええ、関西弁男子はオカマに圧倒的に人気がある。
関西弁というだけで、僕は特別扱いをします。
それって、これはこれ。それはそれ。の最たる考え方なのですよね。
あらゆる人、物事、事象には二面性も三面性もあるのだから、
ある1つの事実を不快に感じたとして、
直ちに100%を批判拒絶する必要はないでしょうね。
この10年ほどで多様性という言葉が確実に広まった一方、
これはこれ。それもそれ。という傾向が強くなったように感じます。
ある事実に不快を感じると、
その全てを否定する考え方が理解できません。
簡単にSNSで発信できるからこそ、
受け取った方がどう感じるのか、立ち止まるべきでしょうね
そういう僕も、ブスだの不細工だの書くことがありますが。。。
だから基本的なスタンスがこれはこれ。それはそれ。の税務調査は、
その考え方が自分にとって非常に反面教師になります。
しかし、それがこれはこれ。それもそれ。となった時は、
温厚な僕も、このブス、この不細工というのかもしれません。