仕事のルールは毅然に提示。けれどもオイルのように柔らかに提示。
先日仕事で京都に訪問した際、少し時間があり、
そそくさと周辺のカフェに入りました。
は!しまった!と入店してやや後悔。
やや厳しめのお店のルールが明示されていたのです。
30分くらいだからいいか。と思い、
しかし、何だか居心地悪いなあと思いながら時間を過ごしました。
自分が特段迷惑をかけるお客だとは思いませんが、
何となくその厳しいルールが疑問を感じたからです。
実はお盆の山形・秋田旅行でも、
厳しいルールのお店に偶然入店しました。(しかも2店舗も。。)
1件は比較的緩やかで、確かにピリっとした空気がありましたが、
雰囲気作りの為にしているのだと、すぐにその理由に気付きました。
しかし、もう1件は明らかにピリピリ感があり。。。。
店内で会話をしている人がいなかったのです。
僕は食べた料理の味を感じることができず。。。
雰囲気が味に影響を与えることを初めて実感しました。
お店のルールに文句はなく、そのルールにいちゃもんをつけるのなら、
そのお店に行かなければでしょ。が僕のスタンスです。
まして、そのルールを気に食わないからといって、
SNS等でわかりやすい批判の対象物としてアップする人間は論外です。
お店の考え方があり、毅然と明示することは良いと感じます。
お客様は神様だとは僕も思わないからです。
現に僕も同様にしています。
しかし、お客様も事業者もお互い様で、
対等な関係であることを念頭に置いています。
毅然とした明示であっても、
オイルのように柔らかに伝えることもできると思います。
故に、僕もお客様やお問い合わせをしていただく方に、
同じ対応をしていないのか、自身を省みる良い機会でした。
例えば、個別税務相談や面談のお問い合わせがあった際、
ファーストコンタクトの返信にルールを設定しています。
2日以内に(相談日・対面予定がOKかどうか)ご返信をお願いいたします。
というルールです。
当然、他のお客様や自分の仕事やプライベートとの兼ね合いがあるので、
3日も4日も経て予定は未定では僕も困るからです。
2日以内に返信がなかった場合は、キャンセル扱いメールをしています。
また、顧問契約や単発契約の際、僕が明示するルールは2つだけです。
毎月又は申告完了時に、料金を期日までに支払うこと。
ルールに則った税務処理を理解してもらうこと。
そして、特に個人事業主の場合、3点を厳格にしています。
リビング等の家族共用場所や合理的に区分できない場合、自宅家賃は経費にしない。
ガス・水道が必要な職業でもない限り、ガス・水道代は経費から除外。
単なる3度の飯代は経費から除外。
仕事中・出張中に食べた単なるランチ代や残業飯代を、
仕事中という理由で従前の税理士はOKだったということで、
レシートを提出される方が多い傾向にありますが。。。
僕は例え残業飯・出張飯・早番飯であっても、
会議費以外の単なる自身の3度の飯代は経費にしない方針です。
いずれも打倒だと思うのですが、その妥当は、
あくまでも自分にとっての打倒や当然なのでしょうね。
受け取る相手にとってみたら、「なんだこのオカマ。」と思うでしょう。
伝え方、発し方、表現の方法によっては、
受け取った相手は「このオカマ厳しずぎる。」と感じる方も多いのでしょう。
毅然とルールを明示することは大切だと思います。
しかし、大人であれば、自分の明示を受けた相手がどう捉えるか、
仕事を継続していくのなら、立ち止まる考えるべきでしょう。
僕も一応はミドル世代のオカマですので、
それなりに下手に出ながら、なぜ不可とするのか、
公平性の見地から柔らかに発するようにしています。
しかし、お客様も顧客も対等にあるべきです。
正論を振りかざすことは僕もしがちですので、
こちらの表現の方法も、改めて考慮すべきだと実感しています。