ありのままが最も素敵。もう1度訪問したいと思える場所は作り出すものじゃない。
ここ1か月、久しぶりに大阪、京都へ行く機会がありました。
おや?と気になったことは、外国人観光客が少なくなった?
この夏の猛烈な暑さ、紅葉前の何もない時期ということもあるのでしょうが、
何となく少なくなった?と感じるということは、
きっと少なくなてきているのかもしれません。
同様のことは、白馬へ訪問した際も感じました。
昨年の大糸線は、外国人が多かった記憶がありますが、
今年は普通に学生さんと日本の登山客が多かったように感じます。
宿泊関係のお客様も、確かに少し前よりも減少傾向というので、
一時的かどうか不明ですが、僕の感覚は適正でしょう。
僕は若い頃から比較的旅行が好きだったので、
それなりに旅行で各地を訪問しているつもりです。
その中で、もう1度訪問したいと思える場所があります。
一方で、観光資源や有名なものもあるけれど、もういいや。
と確実に感じてしまった場所も。。。
滋賀県へ転居して7年目になりますが、
滋賀県民のお客様や知り合いがよく言うのです。
「この県(滋賀)は観光対策が下手。」と皆言うのです。
地元の方がそうおっしゃるので、その通りなのでしょう。
僕も滋賀県の観光対策は昭和の悪い部分をお手本にしており、著しく下手だと感じます。
わざわざ観光向けに特産品は作り出そう。
という感覚が???なのですよね。
きっと、大阪・京都のインバウンドを呼び込もうに必死で、
偉い方も頭を悩ませているのだと思います。本当に大変だと思います。
でも、観光客はそんなに馬鹿ではないと思うのですよね。
少なくも、旅行が好きな方なら、
わざわざ物質的に生み出された特産は目にすれば即座に認識可能ですので、
手にする程のものではないのだと感じます。
僕も旅行先での特産をよく爆買いします。
気に入ったものは、興味があるものは、迷わす買います。
でもその特産って、長年の歴史があり、
その地域を含めた多くの方の努力で守られてきたものが殆どです。
例え物質的なものであっても、その背景を鑑みた時、
長年の歴史の蓄積と、人の汗や労力を感じるものばかりです。
歴史と人の重みを感じ取ることができるからこそ特産であり、
その波動を感じて心が動くのだと思います。
そしてその特産とは、物質的なものだけでなく、
景色や空気を含めたその地域場所そのものを含みます。
何でもない田舎の景観であっても、
長年その場所を守ってきた人がいるからこその景観であり、
その事実に気付くことに時間は要しません。
僕がもう1度行きたいと思える場所は、
人工的に生み出された場所ではなく、
ありのままのその姿がある場所です。
自分のフィーリングにピタっとはまった先には、
もう一度行きたい!と思えます。
特産や場所を生み出すには、長年の歴史と人の努力協力が必要なのでしょうね。
そういうわけで、性格が悪い僕は、
一時的に産出されたキラキラポジティブ特産を目にすると、
非常に残念だなあと勝手に感じています。
18歳から22歳まで訪問した場所で、
もう1度行きたい。と思う場所は島根県。
20年も前ですので、写真はありませんが、
来年は島根県の旅行を計画しています。
そして、来年5月にもう1度ランユーに行ってきます。
今年初めて訪問して、もう1度行きたいと思えた場所です。
産業がない島ですし、コンビニは実質的に1件で、スーパーもなくて、
宿も最悪で不快な滞在だったのですが。。。
ありのままの景色をもう一度味わいたいと感じます。
そして、昨年訪問した戦火の歴史が残る金門島。
非常に地味ですが、もう一度行きたい。
金門島からは厦門が肉眼で見える。
マンゴーはもはやマンゴー農家から買わないと美味しいと思えません。
マンゴーの香りを思い出します。
手でささっともぎ取って食べるライチは格別に美味しい。
これは経験しないとわかりません。
来年も懲りずに沢山お金を使います。
また来年も、元入金が全く増えません。