差別化を図る当事務所の経営戦略 for 43 age and up。今こそ普通であれ。
平日はほぼ毎日、近所のAスクエアのスーパー(平〇堂)で買い物をしています。
(品質が良くないのであまり行きたくありません。)
徒歩5分の距離ですが、同じ町内には老舗有名な税理士法人があり、
そして、平〇堂のすぐ側にも有名な税理士法人があります。
前者は確か2年前に若い税理士所長に代わり、
後者は非常に有名な税理士事務所です。
僕はしばしば、不特定多数の顧客に彼らと天秤にかけられ、
今のところ100%敗北するという醍醐味を味わっています。
天秤にかけたらやっぱりオカマは無しよね。でしょう。
イライラするぜ!
最初からコンタクトしないでよ。と思い、
最近はファーストコンタクトで「天秤利用時は僕から却下します。」と告げています。
昨日は17時前だったのか、女性の方が数名外におり、
なるほど。人を抱える税理士事務所特有のいわゆるマンパワーを感じました。
僕は毎日2件の税理士事務所の目の前を通り、毎日スーパーに向かい、
就職するならスーパーに近い方がいいなあと、
ややウキウキしながらスーパーに訪問しています。
やはり人を雇用する税理士事務所は凄い。
総合力があるので、申告期限間際の依頼も何とかなりますし、
脳みその数も多いので、必然的にチェック機能が働きます。
(と勝手に考えています。)
僕も今年は草津市で開業して7年目。
滋賀に引っ越して来た当初はなんちゃって開業で、
1年目はほぼ台湾旅行、コロナ渦の2年目は、
ほぼ琵琶湖サイクリングの日々でしたが、
7年目となると、1年目2年目と状況は異なります。
10年継続するとは考えていませんでしたが、
今は何となく10年継続できそうな雰囲気です。
そこで今年、自分の経営戦略をずっと考えていました。
比較的人を抱える事務所、また歴史ある事務所でも、
すでにクラウド会計は普通です。
クラウド会計という文言だけでは、差別化は図れません。
また効率化という観点においても、
様々なオンラインツールは、誰にとっても普通です。
効率化しています!IT得意!と掲げてしまうと、
それを宛てにした顧客は、強大なIT力を期待してやってきます。
いずれも人を抱える税理士事務所には敵いませんので、
今年に入ってから、どうしたものかと考えていました。
そして、遂に答えに達したのです。
僕は何もしません。
何も掲げませんし、何もアピールポイントにしないことしました。
その代わり、至って普通の税理士の仕事をしようと思います。
いわゆる、昔からある普通の税理士の仕事をしていこう思います。
子供の頃から普通を望んでいたオカマの僕は、
普通の偉大さを身に染みて実感しています。
普通を享受していると、普通の偉大さに気付きませんが、
普通を手にできない人にとって、普通こそ偉大なのです。
僕これまで接してきた顧客は、
いわゆる普通を要求していた人ばかりです。
僕がその程度のレベルであることは重々承知しています。
わざわざ僕に対して、ケイマン諸島でタックスヘイブン税制やりたい!
と要求してくる方はまずいないでしょう。
特段、強烈な何かの要求があったわけではなく、
いわゆる普通を求めて税理士を探す方もまだまだ多いのでしょう。
毎年参加している、とある〇工会の確定申告では、
手書きの消費税の申告書を持参される方がいます。
高齢の方だっと記憶していますが、
本則課税の消費税の申告書を手書きですので、
それなりに精度が高いから僕も緊張するのです。
どうせPC使うから最近の税理士はわからないでしょ。という雰囲気が。
性格が悪い僕はそれに負けじと、
その場で手書きで8%と10%の本則課税を手書きするようにしています。
税理士試験並みに短期集中するのです。
だから普通は大切な要素だと思うのです。
世に出回る同業者の広告やHPなどは、
効率化、クラウド会計、IT、DX、ペーパーレス。
という文言が多く記載されています。
強力な武器がない僕がそれらを掲げても、
敗退は目に見えているでしょう。
そもそも、効率化、クラウド会計、IT、DX、ペーパーレスと掲げても、
結局何なの?とよく疑問に感じることがあります。
いやいや、俺にDXを要求されてもねえ。。と勝手に考えています。
だから、敢えて普通であり何もしません。
43歳から差別化を図る当事務所の経営戦略は、普通であれです。
そして、よくお問い合わせをしていただいた方、
またHPを見ていただいた方から勘違いされます。
とりわけLGBTという文言を売りにしているわけではありません。
運よくゲイとして生まれたので、
自分をわかりやすく表現する表記をしているだけです。
せっかくLGBTという便利で、速やかに識別可能な単語があるので、
そそっと利用してみただけです。
43歳からの当事務所の経営戦略は、今こそ普通であれです。
今月の長野出張(ただの旅行)で訪問した、念願の木曽の奈良井宿。
適度に観光地化されて、そこそこ人がいます。
奈良井宿から一駅の漆器の町の木曽平沢。
地味で誰も歩いていませんでした。
奈良井宿と木曽平沢は一駅。
車だと10分程度です。
しかし、その活気と荘厳感は全く違います。
連休最終日に木曽平沢から奈良井宿へ移動し、その違いにびっくり。
でも、地味で人がない静かな木曽平沢には、知る人ぞ知るあれがあるよね。
自分がいずれになりたいか。と問うなれば、圧倒的に木曽平沢でしょうね。