減収減益の年 Coming soon。来年は開業以来の試練の年。
お客様の源泉所得税の納付書確認を兼ねて、
昨日、令和7年分の自分の経理を行いました。
(割とすんなり終わってしまった。。。。)
今月入金予定の売上を加味すると、6年連続今年も増収増益です。
しかし、今年のことはどうでもいいのです。
現時点で、来年は減収減益の見込みだからです。
昨年の今頃も、令和7年は減収減益になる。。。見込みでしたが。
お客様のカフェでダラダラおしゃべりしたり、
リンゴや台湾の話をしたりなどの営業活動??をした結果、
PC2台の即時償却、またJDLと弥生会計の価格の2倍上昇を加味しても、
結果的に増収増益で終わりました。
増収増益といっても、僕の増収増益ペースは、
非常にゆっくりゆっくりのレベルです。
高額なライセンスソフトもなく、人もかかえていないので、
毎年65万控除前の所得は、売上の83%~85%程。
ひとりで仕事をするフリーランスとしては、
売上の8割ちょっとが手元の残れば良い方でしょう。
かなり収支のバランスが良いと思っています。
毎年、ゆーっくりゆーっくり増収増益ですので、
グイーーーーンと売上アップできません。
しかし、売上と所得については、他人のことは全く気になりません。
本来の消費税の課税事業者ではありませんので、
同業と比較すると、紛れもなく零細税理士。
全く他人が気にならないことのは、不思議な感覚です。
年収1,000万、2,000万、また50件100件の顧問先を抱える方、
社員・アルバイトを抱える方は凄いなあと思います。
しかし、僕は自分に満足しています。
きっとこの感覚が、正に自分が満足できれば他人は気にならない。
という感覚そのものなのでしょうね。
そして来年こそ、遂に減収減益を確信しています。
どんな事業者にだって、減収減益を見込む時期や、
結果的に減収減益になることだってあろうかと思います。
だから、事業成績の悪化や停滞が見込まれる時を、
何とか自分でどうにかして、上手く乗り越えることができたのなら、
事業者として本物になることができるのだと感じます。
開業初年度から今までこれからも、貧弱ながらも一貫して、
自分で仕事を確保する方法(ネット集客100%)を貫いています。
当初(から今でもまだなお)は税理士紹介会社、
各種クラウド会計の紹介サービス、
いわゆる、金銭や導入費用を支払って仕事を確保する方法を薦められました。
それらを利用することに対、人それぞれの考えて良いのですし、
他人の仕事獲得方法に口出しする権利はありませんからね。
家族を抱える方や、生まれたばかりの子供を抱える方もいますから、
人にはいろいろ事情があるのですよね。
しかし、僕はただ単に嫌なのです。
仕事の確保を金銭を伴うサービスで解決したのなら、
売上確保・売上鈍化・売上減少に悩む事業者の思いなど、
僕にはおそらく、一生分からないと思うからです。
金融機関勤務の時、2月・8月のカードローンの延滞利息時(普通預金利息不可の逆)、
殆どの方が、当時65歳以上の70歳代の方ばかりでした。
当時の支店長がボソっと言った、
「この年齢になって全財産がこれだけで情けない。」との一言が衝撃だったのです。
僕の実家もしがない零細畳屋だったので、
きっとこの人(支店長)には、絶対にわからないのだろうなあと。
支店長といっても、サラリーマンには変わりありませんので、
わかるはずはないのだなあと、ガッカリしたことを覚えています。
だから事業者にかかわる際に、例え、嫌々開業したとしても、
「遠藤さんには売上に悩む人の気持ちはわからない。」
と思われたくなかったのですよね。
そういう思いがあり開業以来、集客については一貫して、
自分が可能だと思ったネット集客100%で行ってきました。
毎年、仕事辞めたい病を患いつつも、何とか概ね7年やってきています。
そして、来たる減収減益を乗り越えることができるのなら、
以前とは一層異なる気持ちや感覚で、
事業者の方と対面することができるのだと思います。
そういうわけで、来年は自分にとって開業以来の試練の年です。
しかし、ただ乗り越える!では、人生ツマラナイ感満載です。
どうせなら、うまく負けてみようと思っています。
そうすれば、開業して良かったと正に思えると感じています。
地元の焼菓子屋さんは、多分もうすぐで10年を迎えます。

10年事業継続って、本当に大変です。
とりわけ、飲食店や食品の製造小売は大変。
だから10年継続したら、盛大なお祝いをしたいと考えています。
