何もしないという節税の方法。何もしない方がいいこともある。
ここ数年ですが、身内で亡くなる方が沢山います。
僕が36歳ですから、叔父さん、叔母さん達も年をとるのは当然です。
いとこも皆結婚し、家庭をもっています。
自分の親族、身内にも死亡、そして財産の移転、富の再分配の時期が到来なんですね。
さて親族の話ですが、1人暮らしで配偶者なし、子供なし、親は他界、
生存している親族は兄弟数名である、僕の親族が70歳前後にして土地、家屋を購入。
もちろん、1人で済むためですが、この選択は賢明なのでしょうか?
何もしないほうがいい
人それぞれの考え方があるのでしょうが、
僕が同じ立場であれば、賃貸アパートを契約したと思います。
高齢ともなると、孤独死などの場合、賃貸物件の家主に迷惑をかけるという事もありますが、
土地や家屋の購入は、その後親族に迷惑をかけるだけです。
「残された他の親族の為を思って」
という意図もあるのかもしれません。
が、貰う人は現金で貰う方が一番うれしいです。
固定資産税、火災保険料などの維持管理費もありますよね?
ある程度の手許現金があるのであれば、
何もしない事の方が、そこされる人にとっては一番いい事もあります。
借り入れは現金を確実に減らす
銀行に勤務していた時、個人事業主の方で、
4月なると借入を申し込む方が何名かいました。
表向きは運転資金ですが、実際は所得税の納税資金の確保でしょう。
資金的には問題はない。でも借入の方が、利息部分を経費にできるから。
という、うたい文句でした。
いやいや、利息払うなんて勿体ないですよね?
素直に税金払った方が賢明です。
また、相続対策の為のアパートローン、店舗などの投資物件融資の受け付けもしました。
当時は銀行員でしたので、成績上ではウハウハでした。
投資物件は高額ですからね。
しかし、銀行窓販の投資信託同様、自分がその立場だったらナシでしょう。
残された人は、それを維持管理していくなんて、
多少の果実を手にしても、自分だったら。。
現金持ってた方がいいような。
アパートの大家さんから聞いたのですが、
10年前、WiFi導入済のアパートなどはありませんでした。
5年前では、WiFi導入済のアパートが人気、それが当然となっていました。
そしてギガ得プランが普通となった今、アパートのWiFi導入は、
それほど宣伝広告の役割はないそうです。
投資物件も、時代についていくのが大変ですよね。
手許現金が一番
老後の生活の為の投資、残される人の為にしてあげたい事、
所得税や相続の対策など、いろいろな節税対策はあるのでしょう。
未だに、コンビニ、アパートを建てませんか?
という威勢がいい営業さんがきます。
しかし、現金に勝るものはないのだと思います。
実際に、自分がその立場になるとよくわかります。
現金もらった方が嬉しいっすよね?
土地や家屋のように、劣化していき流動性がないものなど、荷物なだけです。
何もしないという方法も、あっていいのだと感じます。
まとめ
日本にはタンス預金が沢山ある。
国はキャッシュレスを推進しているが、貨幣流通量は増えていると聞きます。
現ナマがあった方がいいですからね。
僕は転居しても、家やマンションを所有する事はないかもしれません。
住宅ローンを組んで購入ということもないでしょう。
一方で、何もしないというのはリスクでもあるので、
ずっとそのままではいけないんですがね。。