社会人1年目は信頼できる人をみつけよう
この時期、電車に乗っているとリクルートスーツをまとった若者が多いですね。
中には4月から入社のするための研修を受けている方もいると思います。
かれこれ13年前のちょうどこの時期、僕自身も4月から入社する金融機関の入庫前研修を受けていた時期です。
新社会人1年目って、本当にいろいろありますよね。
何とか1年目をのりきればいいのですが、リタイアする人もいます。
今日は僕の入社1年をお話しします。
僕の社会人1年目について
入社前研修というのは社会人としての常識や電話応対、金融機関独特の札勘定や電卓など技能的な部分の為だとは思いますが、何より最も重点においていることは、同期みんなでの仲間意識の形成のように思いました。
どんな職場に配属されるかはわかりませんが、チームで仕事をする以上仲間意識は当然必要かもしれません。
そして同期同士の間でも気の合う同期、気の合わない同期が形成されていきます。
気が合う人同士で傷を舐め合うようになります。
うわーこんな風になりたくないと当時思ったものの、気が付くと自分自身そうなってしまっていました。
傷の舐め合いが善か悪かはわかりません。ただ、不安や感情を吐き出すはけ口があるかないかは日々の生活で必要だとは思います。
とりわけ、就職や転職など生活が一変した時には特にそうです。
しかし、いつまでの傷の舐め合いをしているばかりでは進歩がありません。
不平不満を言うだけの同期との付き合いとは、実際のところそれほど深くはありません。
僕は入庫1年目は失敗が多く(今もですが)、毎日叱責をくらっていて精神的にかなりきていました。
会社に行くのも嫌だし、とにかく顔を合わせるのが嫌で仕方ありませんでした。
当然、そんな状況では試験勉強など手につきません。
ホワイトナイトの出現
しかし入庫から1年たった時、人事異動でホワイトナイトが出現し、それからはどんどん上昇気流にのりました。(まあ、辞めましたが)
9歳年上の上司で親身になって僕の事を気遣ってくれました。
そして何より上司のおかげでいつも心強く、失敗しても上を向こうという気になれました。
その気遣いが外見上だったのかどうかはわかりませんが、様々な攻撃からグッと堪えることができる基盤であったことは確かです。
僕を救ったのは、自分にとって信頼することができる上司がいたことです。
あくまでも僕の場合ですが、その信頼には依存ということは含まれますが、尊敬や目標とすべきという事は含みません。
誰しもが確固たる基盤を持っていれば、ちょっとくらいの不安や危険があったとしてもガンガンいけるものです。
この人は何かあっても自分を守ってくれるだろうという思いがあれば、入社1,2年目の出来事の多くは解決できます。
その上司がいたので、金融機関を退職し税理士事務所で働いてみたい、資格取得を頑張ってみたい、失敗してもいいじゃないかという発想がうまれ今の僕があります。
しかし逆に見つからないとかなり大変です。
また、配属というものは自分が自由に決めることはできず、なおかつ人の巡りあわせであるため、信頼できる人が見つかるかどうかはわかりません。
どんどん悪い状況に陥る可能性もあります。その場合の対処法は後日お話しします。
社会人1年目というのは大変
その後1年目という状況を2回経験していますが、前職という経験が免疫となりそれなりに対処はできました。
それでもやはり1年目というのはそれなりに大変だったため、それが社会人1年目となるとその難易度はグッと上昇します。
社会にでたら大変っていいますよね。でも具体的に何が大変なのか列挙してくれる人はいないですよね。
人間関係とか残業とかノルマとか飲み会とか一見、具体的であって非常に抽象的です。
社会にでたばかりの頃はわからないことがわかりません。
そんな状況下で失敗でもしたら(しかも大きな)、毎日が不安でいっぱいです。
みんな初めはそうだから。。。なんて言われても、当事者にとってはそんなアドバイス全く説得力がありません。
社会に出て毎日の不安や恐怖に遭遇してしまうのは、もちろん自信のなさからくるところもありますが、それらを振り払うことができないのは、見知らぬ人達の中に迷い込み、信頼のおけない人ばかりだからだと思います。
自分が信頼のできる人を早く発見することが、自分のパフォーマンスに大きく影響してくると思います。
1年目は自分が一番下っ端のため、それはおのずと先輩や上司になります。
特に上司の役割や資質というのは、部下に対して非常に大きな影響があります。
まとめ
部下は上司を選ぶことができません。同時に上司も部下を選ぶことはできません。
しかし、上司の方が圧倒的に有利であることは間違いありません。
僕は金融機関を辞めるとき、自分が上司や先輩の立場にたった時、彼のようでありたいと思いました。
新しく社会に出た方は、信頼できる上司や先輩を見つけてください。
きっと一人はいます。
そして自分がその立場になったとき、力になってあげてください。