サラリーマンの特権である有給を取得せよ!放棄なんでバカらしい。
先日、5月の休暇の届け出を出しました。
連休前後3日間休みをとり旅行に行きます。
今年は5月の1日と2日を休めば9連休ですね。
なかなかそういう人はいないのかもしれませんが。
さて、有給休暇を積極的に取りましょうと推進されています。
僕は毎月必ず有給をとるようにしています。
しかし、なかなか日本の有給消化率はあがりません。
この有給休暇消化が進まない背景には何があるのでしょうか?
法定の有給制度について
有給休暇とは正式には年次有給休暇と言われています。
毎日欠勤などがなく真面目に勤務をしていれば、通常は入社から半年経過後に10日の有給が法的に付与されます。
それ以後は1年経過ごとに徐々に増えていき、勤続6年6カ月経過すれば法定で最長の20日間の有給が与えられます。
取得しなかった有給は、1年に限り繰り越されます。
しかし、それも2年経つと消滅します。
権利を獲得しながら、みすみす権利を放棄してしまうことになります。
残念ながら日本では、こういった非経済的なことが常識でした。
日本の有給取得率は、世界最下位と言われています。
有給休暇というのはサラリーマンの大きな特権とも言えます。
なんせ、休んでも給料をもらえますからね。
それながなぜ、改善がされないのでしょうか?
僕は新卒で金融機関に勤務しましたが、税理士試験の日の1日間以外は、基本的に有給は取りませんでした。
理由はごくごく一般的で、次の通りです。
有給取得が改善されない理由
この問題点については容易に原因が把握できます。
有給が取りにくいのです。
仕事があるのに休むことに対して、批判的な方は多数います。
周囲にそういった人がいると、やはり休みは取りにくいですよね。
入社1年や2年のでは言うまでもありません。
ここには大きな問題があります。
有給に批難的に人間は、積極的に有給を取得したい人の気持ちはわかりません。
積極的に有給を取得したい人は、有給に批判的な人の気持ちはわかりません。
なので、そこでどうしてもひずみが生まれてしまいます。
この問題の解決は1つだけ。
割り切って、有給を取得しましょう。
特に中堅社員と言われる30代の人達です。
そうする人が増えていくことによって、職場の空気も変わるはずです。
30代の中堅社員が積極的に休むことで、それより下の社員達も意識として有給を取りやすくなります。
人の習慣とは怖いもので、それが普通になってしまうと疑問すら思わなくなります。
休みを取らないことが通常になってしまうと、休みを取ることが異常になってしまいます。
これは1つの組織にいると、なかなかわかりにくい事です。
(これは僕の経験です)
仕事が終わらないから家に持って帰るという人がいます。
それが異常かどうかなんて、少し考えればわかりますよね。
新入社員の夏休みについて
4月入社の新入社員で、8月に休みを取って旅行にいきたーいという人もいると思います。
しかし、法的な有給付加は入社日から半年経過後です。
よって、4月入社の場合、最初に有給が付加されるのは10月1日からですね。
ただし、それはあくまでも法定での話です。
しっかりした勤務先では、新入社員もちゃんと休暇を取得できるよう規定が定められている会社もあります。
規定がない会社もありますが、社内で何とかしてくれることもあります。
(僕が経験している会計事務所では、もちろん就業規則は存在しません)
休みたい場合は会社の偉い人に相談しましょう。
雇用主は有給をどう考えるのか
さて、今まではサラリーマンの立場で物事を考えていました。
今度は、自分が雇用主である立場に立って考えます。
自分が社員を雇い、雇用主となっている場合、社員が休暇を取ったらどう思うでしょうか?
1、休んでるくせに給与払うのかよ。
2、仕事はちゃんと回っているの?遅れてないの?
3、嘘の理由で休んでるんじゃないの?
4.俺はこんなに働いているのに。
こんなところでしょうか?
1は、当然ですよね。別に欠勤ではないですから。
2は、雇用主がそもそも把握しておくべきことです。
3は、そもそも有給はいかなる理由でもいいのです。雇用主がいちいち休暇の理由をうかがうこと自体がおかしいのです。
4は、雇用主が一番働いて当然です。
自分自身が独立し、もしかしたら社員を雇うかもしれません。
(まずありえませんがね)
そうしたら、僕も上記のように思うのでしょうか?
立場によって、人は考えが変わるといわれています。
だとすると、もしかしたら、自分自身がブラック企業を生み出すことになりますよね。
僕は現段階ではサラリーマンであるため、雇用主や事業主の気持ちはわかりません。
時間の制限=効率化
以前も書きましたが、毎月1回は有給を取るようにしています。
また、定時にさよらなを言うようにしています。
基本的に、1日の中でのリミットや、1か月の中でのリミットを作るようにしています。
人間不思議なもので、休みを予め設定して時間制限を設定しておけば、その時間内に仕事をすることができます。
逆に、潤沢な時間があるとだらだらやったりします。
有名な何とかの法則ってやつですね。
時間と仕事の精度は必ずしも関係しないことが多いですよね。
なので、自分自身で時間制限を決めるという事はいいことだと思います。
実際、ダラダラ仕事をする人って時間にルーズな人が多いです。
まとめ
有給はサラリーマンの特権です。
使わなければ消滅します。
なので使いましょう。
周囲の目を気にしないで取得しましょう。
自分が変わらない場合、次にその職場に入ってきた人も同じ事を繰り返さなくてはならなくなります。
買い取り制度がないのであれば、できる限り使いましょう。
個人1人1人がその意識を変えていかなければ、おそらく何ら変わらないでしょう。
僕はあと1年で有給という制度を使うことがなくなる予定です。
繰り越し分も含めて、あと1年ですべて使ってやります。
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