ふるさと納税は悪ではない。消費税法のような複雑な改正にならないほしい。

来年年明け早々、還付申告をしようと考えていたところ、
ついでにふるさと納税をしようと思いネットで検索。

どの返礼品にしようかなーとワクワクしていました。

今まで2回程やったことがあります。

いずれも果物を選んだため、今回も果物にしようと思っていやさき、
「ふるさと納税の返礼は3割まで」

というニュースが!

昨年から是正が叫ばれていましたが、
いよいよ違反した市町村に対する寄付は不可になるんですね。

さて今日はふるさと納税について考えたいと思います。

いいじゃないですかね。返戻金。

一体なにが悪いんでしょう!

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市町村を知ってもらえる

ふるさと納税という制度はいい制度だと思います。

確定申告時、数十件の寄付金証明書を持ってくる方もいます。

どの寄付先も初めて見る市町村ばかりです。

なかなか漢字が難しく、こんな地名があったのかと思う市町村も。

○○県○○村と書いてあると、よく探したなーと感じます。

まあ、ふるさと納税のサイトから探したんでしょうがね。

そういった市町村って、普段の生活ではまず知る機会がありません。

ふるさと納税をしなければ、おそらくは一生の間、
知る事すらなかったのでしょう。

そういった理由では、ふるさと納税は実に素晴らしい制度です。

多くの人が、今まで知らなかった市町村の存在を知るわけです。

ふるさと納税より、地方の市町村の税収が増え、返礼品による地場産業も安定し、
増えた税収が福祉関係に補うことができれば、素晴らしいことです。

しかし、やはり行き過ぎというのはいろいろ問題がありますよね。

税法においても、行き過ぎた事が過去あったと思います。

行き過ぎた法の抜け路による弊害

僕が会計事務所に入った11年前、2007年10月当時は、
消費税納税義務の判定という制度はそれほど複雑に感じませんでした。

当時、僕が注意していたことは、個別対応方式くらいです。

そんな中、

・2年ごとに法人の新規設立と解散の繰り返し

・消費税還付の為、わざわざ課税事業者になる

・アパート経営で自販機をわざわざ設ける

僕も実際にこういった処理を経験しました。

別に当時は何も感じませんでしたが。

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しかし、それから11年。

毎年のように、様々な消費税の改正がされてきました。

個別対応の強制、新設法人や調整固定資産、特定期間、
特定新規法人、高額資産など。

まあ毎年毎年、わけのわからない制度をよく考えるなあと思います。

渋谷駅や新宿駅のように、多くの路線を後付け後付けで、
何だかよくわかないですね。

消費税の納税義務の判定の場合、一体、どの法令が一番強いんだよ!
などと時々迷う事があります。

そしてそれらの法が厳しくなるという1つの理由に、
行き過ぎた制度の乱用というのがあるように感じます。

実際あるんでしょう。

しかし行き過ぎた行為があるため、更に法令自体がまた厳格になっていく。

ここ数年は、その繰り返しのように感じます。

ガイドライン作成必至

ふるさと納税もそんな悲しい悪循環になってはいけないと思います。

もうだめ、ふるさと納税廃止!

なんてことになったら大変です。

制度自体は非常に魅力的です。

返礼品という特典が何よりのおいしいところですが、
その市町村の存在を知ってもらえるという事も大きいと感じます。

勿論、寄付をした後は、その市町村の存在を忘れてしまうかもしれませんが。

国が明確な基準とガイドラインを設ける必要があるように感じます。

まとめ

寄附とは本来見返りの求めず、一方的に行われるものです。

その観点からすると、ふるさと納税は本来の趣旨と異なっている。

そういった意見も多くあります。

個人的には、
いいじゃん、おいしい思いができれば、堅苦しいこと言うなよ

と思います。

しかし、実際は堅苦しく考える人は沢山います。

ふるさと納税廃止!

とならないといいですね。

今年はラフランスにします。