「風疹」の抗体検査が来年より無料に。確実に予防接種を促す措置が必要。
今年に入り、5年ぶりに「風疹」が流行しているようです。
ついこの間は、「麻疹」が流行していましたが、すっかり聞かなくなりました。
昨日のニュースでは、来年より、
30歳から59歳までの男性の「風疹の免疫検査」が無料になるとのこと。
「免疫検査」ですからね。予防接種ではありません。
しかしこれほど広い年齢の人に対して、公費で賄うとは少し驚きです。
だったら予防接種も無料若しくは、補助金を設ければいいのにとも思いますが。
さて、なかなか足が重たい抗体検査や予防接種。
この「風疹」の抗体検査無料の件について考えたいと思います。
風疹について
「風疹」の怖い点についてよく言われることは、
妊娠している女性が発症すると、胎児に影響を及ぼすという点です。
30歳から59歳までの男子については、定期予防接種が不十分であるとの事。
なので知らず知らずのうちに、ウイルスを拡散させてしまう事が怖いんですね。
「麻疹」が流行した時もそうでしたが、以前より「風疹」についても、
予防接種が不十分な世代については、ワクチン接種が唱えられていました。
自分が過去、予防接種を受けたかどうかなど覚えていません。
実際に免疫チェック、ワクチン接種を行う人はどれほどいるのでしょうか?
僕もインフルエンザ予防接種は毎年受けていますが、
「麻疹」や「風疹」については、免疫検査や予防接種はしていません。
きっと重要性がインフルよりも低いと考えているんですよね。
「風疹」の免疫検査は5,000円程度、ワクチン接種は8,000円程度。
自費診療なんで、病院によって差があります。
毎年受けるインフル予防接種よりも割高です。
10,000円以上の費用が発生するというと、やはり考えてしまいますね。
おそらくは他人事だからなんですが、こういった僕のような人が一番まずいんでしょうね。
確実にワクチン接種をさせる方が重要
静岡市での風疹の免疫検査は、「妊娠を望む女性やその家族」については無料です。
保健所へ連絡し、予約制で免疫検査をします。
しかし、問題は免疫検査をした後です。
静岡市にHPによると、
「免疫検査により、風疹の抗体が十分ではないと判定された場合、予防接種をおすすめします。」
とアナウンスされています。
予防接種はおすすめらしいです。
義務的な事ではなく、予防接種を促す強制力はないんですよね。
勿論、予防接種代金は自己負担です。
だったら最初っから、抗体検査などせずに予防接種すりゃいいじゃんと思います。
しかし、すべての人が予防接種しようとすると、ワクチンが不足してしまうんですね。
ただ、来年度からの風疹免疫検査の無料化は、明らかに風疹の流行を未然に防ぐ措置です。
だとすれば、免疫が十分でない方に対してのワクチン接種については、
ある程度は義務的にしてもいいような気がします。
ただでさえ、予防接種代金は費用がかかります。
なかなか足が重たいのも事実です。
免疫検査の無料化はいい事ですが、
予防接種を受ける事を確実にさせる方が、重要であるように感じます。
マイナンバーカードで通院履歴等を一元管理
今年、数年後にはマイナンバーカードを利用して、
保険証代わりにするといったニュースがありました。
本当かどうかはわかりませんが、批判的な意見が多くあります。
しかし、マイナンバー1つで、過去に患った病気、通院履歴、予防接種履歴がわかるのであれば、
非常に意義のある事のように思います。
カード1つで何でも管理されるのが嫌だ!
という人も多くいるようですが、せっかく莫大な予算をかけて作った制度です。
せっかくのシステムを、もっと有益に考えてもいいのだと思います。
患者の過去の通院や病気の履歴、健康診断結果や投薬等の情報が、
医師が診察や判断を行う上で役立つのであれば、この上ない事です。
まとめ
今年もインフルエンザの予防接種が始まりました。
多くの勤務先では、福利厚生費として、インフル予防接種が支出されています。
まあ、僕の勤務先では実施してくれませんので、毎年実費でやってますがね。
結局、あれだけ騒がれた「麻疹」の予防接種も行いませんでした。
予防接種の種類によっては、複数を同時には行えないため、
思い立ったときに病院へ行くことにします。