変わりゆく年末年始と正月の文化。年賀状は書く?家族で過ごしたほうがいい?
年賀状の販売枚数が減少。
年賀状を書くという、日本の文化の消滅に懸念を耳にします。
僕もここ10年程、(もっとかも)年賀状は書いていません。
高校や大学の時は勿論、社会人になってからも、
ほぼ書いていません。
年賀状に限らず、正月や年末年始の消えゆく文化について考えたいと思います。
年末年始の過ごし方問題
自分自身の事ですが、思い返すと高校の時から、
フラリと1人で出かけるのが好きでした。
年末年始は特別感があるため、大みそか~元旦は1人、若しくは友人と出かけたり。
しかし必ず次の壁に衝突します。
「年末年始は家族でゆっくり過ごすものだ。」
今でも御覧の通り、仕事納めの日から旅行へ行きます。
ほぼ実家には帰らないため、親からはあまりいい顔はされませんが。
さて、いろんな考え方があるのかと思いますが、
・家族や親戚同士で過ごしても
・海外や国内旅行へ行っても
・家でゆっくり過ごしていても
・バーゲンセールへ行っても
別にどう過ごしても、人それぞれだと思います。
特に一般的な会社員であれば、まとまった休みは年に3回だけです。
(勿論、介護や病院、交通機関、サービス業はここでは除きます。)
その内の1回、年末年始を好きなように過ごすことが、
悪い!とされるの合理的な理由は!?
とよく、父親と喧嘩したものです。
文化や風習、慣習、人の考えは、廃れたり、変化していくものだと思います。
周囲の声を気にせず、楽しく思った通りに過ごすことが、
最も大切な事だと感じます。
年賀状問題
もう10年、11年くらい書いていない年賀状。
ニュースによると、これで年賀状辞めますという年賀状も多いとか。
じゃあ、無理して書いていた人もいたんすよね?
僕も銀行員時代1年目、年賀状を書きませんでした。
そしたら、先輩から怒られました。
仕方なしに、2年目はコンビニであらかじめ絵柄入の念がハガキを買い、
「今年もよろしくお願いします。」
と1文だけ手書きで書いてポストへ入れました。
何の思いもない、血の通っていない文章です。
今でも覚えていますが、本当にこの時は、首を傾げながら書きました。
暫く本気で考えてました。
「本当にこれって、義務的に必要?任意でいいのでは?」
それ以来、職場が変わっても、年賀状は書いていません。
「年賀状を書くことは、普段連絡を取らない人への挨拶の意味合いもある。」
テレビでそう聞いた事があります。
悪くない理由だと思います。
個人的に貰ったら、嬉しいと思うでしょう。僕は。
しかし、一方で、
「普段全く連絡も顔も合わせない人へ、1年に一回だけ年賀状書くのもバカらしい。」
「写真がや文字が印字された年賀状なんて、文化もくそもない。」
といった意見も現実に耳にします。
年賀状も何だか気の毒です。
年賀状を書こうが書かかまいが、それは自由ですよね。
ただ、日本の文化なんだ!無くしてはいけない!と思うのであれば、
自分の思いが入った、血の通った文章を文字で書くのが一番です。
取りあえず習慣だから、今までやってきたから今まで通り作業を行っていく
そういった意味合いを見いだせない文化は
自ずと廃れていくのだと感じます。
それに、連絡を取りたいのであれば、
思い切っていつでも電話なり、手紙なり、メールなりすればいいだけの話です。
年末年始の特別感がない
「年末年始はどこも営業していて、特別感がなくなった。」
「元旦から営業していて、年末年始感がない。」
SNSが普及してから毎年聞かれます。
しかし、今から20年前、少なくとも僕が高校生の時、
すでに元旦営業は存在していました。
大手でなくても、近所のスーパーは2日から営業開始。
大学受験の時は、2日から塾に通っている友人も。
コンビニなんて小学校の時からありましたしね。
確かに子供の時、特別感は感じました。
小学校低学年の時(89年くらいかな?)は、母親と31日に、
買い出しに行ったり、近所では門松を飾る家も。
僕の実家は古い考えのため、大学入学前後まで、
毎年杵と臼、朝からもち米を炊いて、父親が餅つきをしていました。
友人からは、「うお!すげえ!餅つきだ!」
とよく珍しいと言われました。
20年以上前には、それらの年末年始の風景がなくなったのだから、
年末年始感がないというのは、年末年始に慣れきってしまった、
大人の感覚なのかもしれません。
僕は今でもワクワク感がありますよ。
そう感じるかどうかは、自分次第だと思います。
想いが変わらなければいい
・年末年始にどう過ごすか
・年賀状を書くか
・年末年始感や特別感を感じるか
どれもその人次第だと感じます。
どういう姿であってもいいのだと思います。
ある程度は自由に感じ、発することが出来る時代なのだから、
それらを億劫に感じては、勿体ない。
文化、習慣、思想、考え方は、時代と共に当然変わっていくものと言われます。
しかしただ1つだけ、1つの年を終えて、新しい年を迎えるという、
変わりゆく変わらない想いが変わらなければ、いいのだと思います。
まとめ
年末年始はやっぱり特別です。
無事に2019年を迎えることが出来てよかったです。
今の自分の心臓が鼓動していることは、永久不変ではありませんが、
2020年も無事に迎えたいと思います。