台湾で同性婚が正式に可決。法令を扱う職業人が絶対に忘れてはいけない事。

昨日は台湾では歴史的な日です。

とっても大切な日ですよ。

この時期に合わせて台湾に来て、本当によかった。

遂に、台湾でアジア初となる同性婚が法令化に。

 

相続や財産に関する権利、扶養義務が認められる事が、

正式に可決されました。

欧州より、実に約20年遅れでアジア初。

 

国家を二分する法案審議が可決された場合、

日本ではどのような報道がされるのだろうか?

 

「自分には関係ない、日本は日本の憲法があるから関係ない。」

日本では、そういった考えが多いと言われます。

 

仮に本当にそれが正解であれば、

法令とは一体何の為に存在するのですか?

 

法令を学ぶのに最も大切な事

税理士の仕事をしていると、必ず税法を勉強します。

かつての自分がそうであったように、

受験生はみんな一生懸命、スキルを学んでいきます。

 

そして毎年4月に施行される税制改正の為、

嫌でも税法の勉強もする必要が。。。

当然、全ての税法を網羅している人はいないでしょう。

 

こんな法令が創設された、ようやく明文化された、

これから廃止されるなどなど、改正の内容が一番気になります。

毎年、お客さんへ説明する会計事務所も多いでしょう。

 

前の事務所では、よく改正のお知らせを作成していました。

改正の「内容」を。

 

でも僕は、改正税法の内容、廃止されるの税法の内容については、

二の次でいいと思っています。

 

法令を学ぶ上で、最も重要な事は1つだけ。

難しい用語や、「かつ」、とか「若しく」とか、

そんな事はどうだっていいのです。

 

「法令の目的は何なのか?」

「なぜその法令が創設されたのか?」

「誰の為の法令なのか?」

それだけです。

 

僕は税理士である前に、かなりの一般人です。

なんでだよ?っていう、「法令の趣旨」を最も気にします。

 

なぜなら、法令の趣旨とは、

法令の根幹そのものを形成しているから。

とりわけ相続税法を想定すれば、

趣旨の重要性がよくわかると思います。

法令改正に必要な事

僕が銀行員だった当時、定率減税ってのがありました。

高額所得者の給与所得控除は、年々減額され、

扶養控除も改正が進み、否応無しに計算が強要されます。

 

税理士としては、それらの法令を網羅し顧客に説明し、

経理の効率化等を促進できれば素晴らしいと思います。

 

自社で経理を希望する人には、

誤りがない経理の導入し、確認やサポートして。

立派な税理士さんって、一杯いるんだなあ。

凄いなあと海外から思っています。

 

会社員の時、税制改正をお客さんに説明していて、

酷く冷静な自分がいる事に気付きました。

いえいえ、しっかりやっていましたよ。

 

わかりやすい説明だったのかどうかは不明です。

しかし、それは自分以外の第3者が判定することですからね。

 

その冷静さは何なのかというと、

そこには当事者意識がない冷たさなんですよね。

 

僕にとって、税制改正は仕事道具のバージョンアップでした。

だから、全ての改正の元に存在しているはずの、

人の考えや、改正を求める人の気持ちがわかりませんでした。

 

税理士は、法令の改正を求める人の気持ちはわかならいのかも。

 

特にそれが国家を二分するような、重大な議案の場合、

それを求める人の気持ちは、到底わかるはずがありません。

 

しかし、本当はそれを推し量る事が出来るはずです。

それは機械には出来ない、人間が可能とする、

最も温かみがある部分なんだと感じます。

同性婚可決が意味する事

・同性婚の法案可決が意味する事。

・台北で雨の中、抱き合う人々の姿が意味する事。

これらは人によって様々なんだと思います。

 

なぜなら法案の大きな議題が「同性婚」ですから。

国家を二分するといっても、関係ない人には関係ありません。

まだあと4日ほど台湾に滞在するので、

日本では、どのような報道がされているのかわかりません。

 

揶揄をする人もいるのかもしれません。

心ないことを言う人もいるのかも。

人それぞれの感じ方なので、仕方ありません。

 

しかし、税法でも、民法でも、刑法でも、何であっても、

法に携わる人間が、法を用いて仕事をするのであれば、

前述の事柄が何を意味するのかが、

仕事をする本人にとって、重要な指針になるはずです。

 

少なくとも、僕は今はまだ税理士なので、そう感じています。

法令の創設は秩序を乱さない

日本でも今年の2月に、同性に関する訴訟が起こされました。

2019年になって初!だったんですよね。

心無い声も沢山聞かれました。

 

ただ、声を上げる人がいないと、法令は変わっていきません。

 

2年前に、台湾で同性婚を認めないのは「違憲」とされた時、

非常に画期的な判決文の1部を今でも覚えています。

 

「同性婚を認めたとしても、今までの社会秩序は変わらない」

 

そもそも法令を制定する目的としては、

・一定の社会秩序を守ること(刑法など)

・弱者を守ること(公的扶助)

・みんなが暮らしやすい社会の実現(社会保障)

などがあげられます。

 

しかし、全く新しい法令の創設により、

今までの事がなかったものとされてしまうと、

それはとっても恐ろしい事です。

 

だからこそ、LGBTに関する法律関係については、

日本ではとってもシビアな意見が多いです。

今後がわからないって事が、一番恐怖ですから。

 

しかし、社会秩序だって何も変化しない。

今までが全く変わってしまうわけでもない。

そして同性婚は彼らが人間として、幸せになる為の法案であれば、

喜ばしい法案である事以外、考えようがありません。

 

雨の中、抱き合い喜び合う人々の光景は、

なぜ法令が存在するのか?

どうして法令が必要であるのか?

その根幹を物語っています。

 

僕は、もし仮にでも法律家を名乗るのであれば、

一生忘れてはいけない事なのだと感じます。

まとめ

冒頭にも書きましたが、

5月7日から、この時期に合わせて旅行に来てよかったと思います。

お客さんもいない、プータローで旅行してていいのかな?

と思っていましたが、旅行に来て正解でした。

 

僕はみんなが平等なんて、絶対にないと思います。

そもそも、生まれた時から不平等です。

 

でも、法の下の平等って、一体何を意味するんでしょうね。

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