日本は先進国として台湾に遅れをとったって!豊かさとは何か?

昨日、台中の美術館通りを歩いていると、突然のスコールが!

もうスコールには随分慣れたもので、

雨宿りをしていると、横には手を繋いだ若い男性が2人。

ちょっと会話を聞いていたら、先日の法令で正式に決定された、

同性による婚姻の件について会話してるようでした。

 

膝上の短パン、サンダル、Tシャツ。

周囲もポワーンとのんびりした空気で。。。

毎回、台中に来ると、美術館通りの広い広場で、

幅広い年代の人がリラックスしているのが好きです。

 

豊かさとは、本来は何を言うのでしょうか?

 

日本での同性の婚姻

日本では非常に難しいと言われていますよね。

おそらくですが、その難しさには2つの壁が存在すると思います。

1つは法令の問題。

もう1つは人の概念の問題です。

 

「憲法を改正しなくてはいけないから」

って意見をよく目にします。

 

「じゃあ、改正すればいいじゃんね。

税制改正なんて毎年やってるんだからさ!

その為に、わざわざ改定規定だってあるんだしさ。」

って素人的には思ってしまうんですが。。。

 

さて、何故日本ではダメかというと、婚姻規定において、

両性の合意とあるからのようです。

僕は民法や憲法は詳しくないので、ただの凡人です。

だから一般的な感覚で考えていきます。

法令の問題

婚姻規定の1つの疑問は、「両性」の定義とは、

一体何を指すのか?。

示されていないので、さっぱりわかりません。

そういうときは、理路整然と網羅しなくてはいけませんね。

 

法人税法を受験した人は、条文とは少し異なりますが、

そのむかし◯原で、こんな理論を覚えた人も多いのでは?

「適格合併とは、被合併法人の株主に、

合併法人株式以外の資産が交付されない合併である。」

 

もー、ホント回りくどい最悪の日本語ですよね。

「じゃあ、合併法人株式を交付しなくちゃならん!ってことでしょ?」

って、確実に読み取れます。

 

しかし、否定+否定の文章って、かなり強烈の意味をもちます。

だから法令って、勝手に言い回しを考えずに、

素直に解釈するのが正解となる最高の理論の1つです。

 

「両性」の後には夫婦という文言が続いています。

「夫」と「婦」なので、素直に読み進めるのであれば、

確実に男女を指し示しているのでしょう。

 

婚姻規定から捉えるとそうなりますが、

「法の下の平等」を考えたとき、しばし疑問が。

ぜんぜん平等じゃないじゃん!ってなります。

 

戦後のまだ現在のような概念がない時代の制定なので、

考えてみれば、当然の事ですが。。。

 

個人的には、法令は人を守る為にあるものだと感じます。

税制改正が毎年毎年行われるように、

時代の流れに即し、順応していく事が望ましいはずです。

「改正」という事が、今後起こり得るのかもしれません。

人の概念の問題

今回の台湾の同性による婚姻の正式な制定で、

日本は先進国として遅ていると、海外のニュースで。。。

 

法令がさることながら、それは人の考えの問題もあると感じます。

少なくとも、2019年間も婚姻は異性間とだったので、

それを今更変えろ!だなんて、おかしいと感じるのは、

無理もないなあと思います。

 

自分が今まで形成してきた家族の問題もありますし、

非常にシビアになるのが当然です。

 

街角のインタビューで、

「えー、別にいーんじゃなーい?いーと思うー。」

なんて軽くてゆるーい感じでは、なかなか進まない問題です。

 

社会人になってから感じましたが、日本の社会って、

ゆるくてスローを許さない部分がありますよね。

プライベートでもそんなとこあります。

 

人前では、いつもキチっとしていないとダメみたいな。

 

「大人の男性が膝丈の短パンとTシャツはだらしない。」

「男性が短パンとTシャツでは子供っぽい、みっともない」

そんな女性の意見やファッション誌もあります。

 

キチキチっとしていている所が日本の良いところです。

しかし、カチッときめたスーツ集団を見ると、

それが豊かどうか、よくわからなくなる事があります。

 

僕は完璧でなくてもいいと思います。

また何かで一人前にならなくても良いと思います。

 

10年前と比べると、随分考え方は変わってきたなと思います。

2009年当時、今のような多様性という言葉は、

聞かれなかったように感じます。

 

考え方が変わったと思うのは、人の考えが実際に変わったのか、

それとも元々、誰しもが持っていた考えなのか、

または自分よりも新たな下の世代の考えの台頭なのか?

 

僕は豊かさとは、人の考えの多様化と、

そしてそれをお互いに受け入れ合う事と感じます。

それさえあれば、人間関係だって、何とかうまくやっていけます。

 

先進国として、遅れてる!なんて言われないよう、

豊かな法令になればいいと思います。

まとめ

今日は今から台中を発ち、最後の台北へ。

台北で今回は、ザ・観光をしてきます。

「台湾総督府」、「軍事博物館」へ。

 

いろいろ賛否がある場所ですが、

日本人の目線では無く、中華民国の目線だからこそ、

訪問する価値があると思います。

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