根暗な僕が台湾を好きになったネガティブで暗い理由。

気が付けばこのブログ記事が500を超えていました。

その内容の約3割を占めているのが、台湾関係の投稿。

2019年5月、8月の1か月間の旅行内容はまだまだ貯金があります。

だからブログ面倒くさ!って時の貯金がザックザック。

 

さて台湾関係の投稿をしていて、「台湾通のつもりですか?」

といった内容が来ましたが、別にそんな事はありませんし、そのつもりもありません。

 

自分の旅行先をアップしているだけであり、僕はアカウントがあるものの、

SNSの利用をこれといってしていませんし、アップもしていません。

だってそういうの嫌いです。

 

投稿している理由は、単純に好きだからです。

 

僕が台湾を好きなった理由は1つだけ。

20代前半の頃、「もう死んでしまおう」と本気で考えていた時に見た、

台湾東海岸の風景に救われたからです。

 

鹿野高台より2017.08

 

全てが憂鬱だった20代前半

僕はそれ程多くの国に行った事はなく、せいぜい4か国程度です。

(会社員の時の休暇の日数とお金の事情により、欧州へは行けず。。。)

 

初めて台湾へ行ったのは、まだ新幹線の開通前の20代の時でした。

ええ、20代というと、キラキラ全盛期かもしれません。

20代って楽しい盛りですよね。

 

体力はあるし、肌は何もしなくてもツルツルだし、細かい事は気にならないし。

でも僕はこういうネガティブでマイナス思考な性格なので、かなーり暗い20代を送っていました。

 

詳細な事項はグロイので割愛しますが、

自分の病気の事、体の事、家族の事、お金の事、自分の性的マイノリティーの事、

踏み込んだ風俗の事、当時付き合っていた人との不適切な関係。

それらがワッと長期間に渡り、自分を蝕んでいた時がありました。

 

20代は既に立派な成人かもしれませんが、精神的にはまだまだ未熟です。(今もですが。)

それらの対処法をまだ知らない年齢の場合、

「もう嫌だ!」

って、全てが崩れそうになってしまう事があります。

それが僕は20代前半の時でした。

 

若い頃は向こう見ずで決断は早く、確かにもう死んでしまおうと考えていました。

悩みは本人にとってはいつでも重大

今も同じことが言えますが、自分が抱える悩みって、

他人からみたら取るにならないことかもしれません。

「そんなくだらない事で悩んで!」

と言われることは今でも。

 

しかし、自分にとっては重大なんですよね。

 

「その命は今日誰かが生きたかった命」

という文言が以前流行りましたが、そうはいうものの、

悩む本人にとっての死ぬほどの辛さは、天秤にかけられない事がしばしば。

 

そんな時ふらりと台湾の東海岸へ行きました。

ええ、台湾だった理由は、大学受験のセンター試験の世界史で、

僕が受験した年は、珍しく台湾の歴史でした。

 

なぜかその時、ふと思い出したんですね。

最近の東海岸の風景

10年以上前の為、当時の画像はありません。

台湾東海岸ってこんな感じです。

すっごく素敵な場所です。

 

台東鹿野高台より 2018.08

 

 

台東 金樽より2018.08

 

 

台東 太麻里より2019.08

 

 

台東 太麻里2019.05

 

 

台東海岸2019.08

 

 

死ぬほど悩むなんてバカバカしい

当時はもうどうでもよく、キャリーバッグは持たず、

現金とパスポート、タンクトップとショルダーバッグ1つで行った記憶が。

 

フラフラっと1人でこんなきれいな風景をぼーっと眺めました。

当時はまだ、台東バスステーションもなく。。。

スマートフォンもなく。

 

どうやって、鹿野までいったんだっけ?

 

緑と青のコントラストが合わさると、本当に美しいんですよね。

そりゃ日本でも見れる風景ですけれど、

こんな綺麗な世界を見た時、台湾は凄い国だなあと思った事を覚えています。

 

午前中はカンカン照り、3時くらいには雷雨の伴うスコール。

そりゃ釈迦頭でも、カカオでも、アーモンドでも、何でも作物が育ちます。

 

特に最初の写真の台東鹿野高台からの風景は、悩みなど吹っ飛びました。

あまりの自然の厳しさと美しさに圧巻で。

思わず、こんな綺麗な景色があるものかと信じられませんでした。

帰りの飛行機の中で、今死んでしまうのは馬鹿らしいと確信していました。

 

自分の病気の事、体の事、家族の事、お金の事、自分の性的マイノリティーの事、

踏み込んだ風俗の事、当時付き合っていた人との不適切な関係。

これら全てが解決したわけではなかったのですが、

グワッと生きる力が湧いてくる時って、あるものなんですね。

 

東海岸に出会わなかったら、税理士試験も続けていませんでした。

(当時は合格科目が国徴1科目だけだったし。)

 

それ以降、豊かで厳しい自然を目の当たりにできる、

台湾東部の台東や花蓮へ度々出かけるようになりました。

 

ええ、こんな綺麗な景色を堪能せずに死んでしまうなんて、それこそ一生の不覚。

僕が台湾を好きになった理由は、こんな理由です。

まとめ

僕はとっても暗い理由から台湾が好きになりましたが、人それぞれでしょう。

あれからもう何年もたちますが、LCCが発達し、航空会社が破綻し、

台湾高速鉄道が開通し、近年では桃園空港MRTが開通。

カオションではライトレールも開通。

 

今年は台湾で同性婚が実現。

日本でも観光本が沢山増えました。

 

台湾旅行の人気はまだまだ下火にならないようですが、

東海岸は自分にとって特別な場所であってほしいと感じています。

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