会社を退職・転職するきっかけに正解もくそもない

昨日は友人から、退職したいんだけど、どうしたらよかんべ?的な相談。

相談料をいただこうか悩みましたが、真摯に対応しました。

会社に勤務していると、誰だって、会社を辞めたくなる時がありますよね?

 

新入社員の時。

転職間もない時。

失敗した時。

年齢的に節目の時。

一区切りついた時。

 

様々な理由があり、それぞれが抱える事情は違います。

僕は今まで、3回退職届けを出しています。

 

世間や周囲では、勝手にも、いろんな口出しをされますが、

僕は仕事を辞めるきっかけは、何だっていいと思っています。

 

転職者の成功や失敗は結果論

「後先の事を考えず、仕事を辞めると、後悔する事になる。」

これは僕が25歳になろうとしている時、当時勤務していた銀行の先輩から言われました。

ええ、仕事を辞めた経験がない、当時の先輩から言われました。

 

でも、そんな事は一般的に言われていることであり、

誰だって、分かっていることでしょう。

 

インターネットでのニュースや、自己啓発意識がやや高めのサイト、また記事関係でも、

「中途半端で転職したその後。。。」

「辞めなきゃよかった、その後の後悔。。。」

「思い切って仕事辞めたら、就職できない。。。」

 

なんて題名の記事は、よく目にします。

 

でも、それらは単なる1人の人間の結果論です。

また、転職してよかった!スキルアップできたし、やりたい仕事ができた!

といった意見も、1つの結果論に過ぎません。

 

そりゃ誰が見ても、仕事バリバリというのであれば美談になります。

年収も下がって、ギスギスした職場で。。というのなら、失敗だったねと、世間は思います。

他人は結果論で判断するしかありません。

 

だから転職したり、仕事を辞めようと考えているときに、

他人が後悔した、成功したなんて経験や意見は、あまり参考になりません。

何となく仕事辞めたい

それでも仕事を辞めるきっかけに遭遇することがあります。

 

精神席に疲弊し、明らかに体調や精神に不調をきたした場合は、

即座に退職した方がいいと思います。

 

しかし、そんな状況ではないにしても、毎日何となく、

仕事辞めたいなー、と思う事ってありますよね。

 

僕は今年の3月末に地元の会計事務所を退職したのですが、

ここ3年程は、辞めたい辞めたいと、殆ど毎日考えていました。

 

税理士試験に受かっているんだから、独立しよう!

税理士法人へ転職しよう!

全く違う職種へ転職しよう!

などといった、分かりやすい退職の理由があればいいのですが。

 

でも、大抵の場合の「仕事辞めたい」は、そんなきっかけがありません。

 

それに、漠然と仕事辞めたいという意思は、

しばしば、「甘えている。」、「世の中甘く考えている。」

といった批判を受けがちです。

退職を考えるきっかけは何だっていい

しかし、仕事を辞める理由はどうであれ、

退職を考える「きっかけ」は、何だっていいと思います。

 

啓蒙思想に右ならえ!するような、立派な理由を、

万人が持ち合わせている方が不自然です。

 

僕自身、今まで退職したきっかけは、大した事ではありません。

 

銀行を辞めたきっかけは、税理士試験3科目目の大嫌いな簿記論の出来がよかったから。

1つ目の会計事務所を辞めたきっかけは、3つ下の同僚が退職したから。

今年退職したきっかけは、税理士登録したから。

 

こんなくだらない事がきっかけですが、

それまで退職をせき止めていたものが、見事に崩れていきました。

 

年齢的な節目だと、30歳が1つのポイントだと思います。

ずっと悩んでいたのであれば、何となく仕事が嫌で辞めたいと毎日思うのであれば、

30歳になった事をきっかけに、退職や転職を考えてもいいのだと感じます。

 

確かに、転職して給与が下がったり、ブラック企業へ転職する恐れもあります。

逆に、毎日が楽しく、同僚に恵まれて、やりがいを感じるかもしれません。

ただ、それには、1歩踏み出してみるしかありません。

 

毎日毎日悩むのであれば、何かをきっかけに考えてみてもいいと思います。

 

まとめ

そういえば、ここ2カ月の間に知り合った方からは、

「よく仕事辞めてここ(滋賀県)へ来たね。将来の暮らしとか怖くないの?」

と、かなりの確率で投げかけられます。

 

市役所の無料税務相談で、ビクビクしている僕なので、

将来の生活がどうなるのか、大いに怖いに決まっています。

 

今日も、ついつい、就職情報誌を手に取ってしまいました。

(なかなか良い求人があるんですよね。。。)

 

でも、あのままずっと、地元で1人暮らしをしている生活の方が、

僕にとっては、よっぽど怖かったと確信しています。

 

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