どこにも所属しない自由
この年末年始の旅行中の元旦に、ブログ経由でメッセージをいただきました。
ひや!またきっと嫌なメッセージだよ!
と思いきや、
「1人きりで海外って楽しいですか?」
といった優しいご質問が。。。
何回か書いていますが、僕は子供の時から、
1人で行動する事が好きでした。
アルバイトなどして、お金をいただけるようになってからは、
旅行という方法により、1人を楽しむ方法を見つけました。
1人で旅行に行く理由は単純です。
とりわけ海外では、自分がどこにも所属しないという自由があるからです。
日常はどこかへの所属の連続
小学校から高校生活まで、知らず知らずのうちに、
集団生活を余儀なくされます。
音楽室や体育館、図工室等や運動場など、
ちょっとした移動って、複数で行動する人が多いですよね。
でもそういう行動が、苦手な人って必ずいます。
高校の時とか、友人と一緒に帰らなくてはならない事ってありましたよね?
ええ、僕は断然1人で帰りたい派の人間でした。
彼女がいた時だって、さっさと1人で帰ってました。
何となく、意味がない集団行動というのは、
僕にとって非常にストレスでした。
そして意外にも、社会人になって以降の方が、
何かの集団に所属する事を推奨されました。
日常は常に所属の連続であり、
集団生活では、1人大好きは自分本位、
または変わった人間とみなされがちです。
会社員を辞めてすら所属する社会
昨年、会社員を辞めた際に、
あーこれで(お金ないけど、生活安定しないけど)、自由だ自由
という思いに駆られていました。
ええ、社会のどこにも所属しないという事は、
不安ではあるものの、身軽で非常に心地よいものでした。(僕は)
しかし、それは僕の大きな勘違い。
会社員を辞めてしまったとしても、税理士である以上、
開業税理士としての集団に属している事に気づき。
そして、確実にそのフレームが形成された1人〇〇やフリーランス、
といった集団に属していました。
ええ、もう全然自由じゃない。
他人から投げかけられる、
税理士!や1人〇〇といったイメージに翻弄されてしまい。
また、自分自身がもつそれらのイメージや、
周囲との比較にも翻弄され。。。
そして出来るだけ、SNSやブログ、セミナー等を通して、
横のつながりを作った方がいいという正解に馴染むことができず。。。
分かってはいるものの、それらが最高レベルに苦手な僕は、
フリーランスといった状況ですら、集団への所属に感じていました。
だから海外へ1人へ行くということは、
僕にとっては日常からの逃亡でもあります。
所属しない場所はすべて自分次第
僕はアジアしか行ったことがありませんが、
海外へ1人で行くと、究極的に自由です。
自分が今いる場所、目的地への移動中、飛行機や船の中、
バスや電車の中、自転車やバイクの運転中。
安宿や民宿の共有スペースで、1人のんびりしている夜。
よくわからないバーで、わけのかわらない演奏を聞く時間。
僕と同じ宿で、2日も3日も引きこもってる?ような人。
朝から晩まで海を眺めていた西洋人。
思わず足を踏み入れたピンク色のネオンの店。
とりあえず、どこにも所属しない自由というのは、
非常に心地よく、自分が何者か忘れてしまう時も。
自然が多い中をウロウロしていても、
海をずっと眺めていても、
移動中の列車でも、
都会のビル群の隙間にいても、
所属すべきフレームがない場所では、
すべてが自分の思うがままで、
日常の鬱陶しい集団の事は考える間もありません。
いくつかの場所を日ごとに旅していれば、
更にその感覚は強くなります。
働き方ではなく働く場所も選んでいきたい
11月の旅行中や、この年末年始の旅行中は、
自由を満喫している最中、何件かの問い合わせがありました。
宿の共有スペースで、ゆっくり返信等をしたり、
予定を組むことができたり、1人で仕事をしていると、
そんな事もできるんだなあと、改めて実感しました。
そうだったんですよね。
当然なのですが、1つの場所に留まってしまうから所属してしまうのであり、
どこにも所属しなくても、仕事はできるのです。
残念ながら、僕が感じる税理士業界は、(少なくとも滋賀県では)
ザ・税理士事務所で仕事をする事が常識的です。
法令的にも、業種的に仕方がないことがもしれませんが、
スッゲーそれって息が詰まるんすよね。
ええ、僕はもっと流動的な働き方がいい。
だから今後は、所属をせずにお仕事をしていく所存であります。
まとめ
自由に旅している最中のお仕事や、
ブログって、実は結構はかどります。
日常のように、ブログの画面で手が止まってしまう事は、
まずありません。
働き方は働く場所の多様化、所有からシェアへの意識の変化など、
既存の概念が変化してからもう数年が経ちます。
税理士業界のキチキチの働き方も、
できればもう少し柔軟になって欲しいものです。
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