どうせなら。。。そんな思いで最後の租税教室に挑む。

先日租税教室の事をブログで書いた後、

租税教室の参加は強制か?自分から応募したのか?

という問い合わせをいただきました。

 

ええ、僕は暗くネガティブな性格ですが、

租税教室の講師は、自分から立候補しました。

 

立候補した理由は、

「社会的貢献!税理士の社会貢献!」

などと、この僕がザ・意識高系発言を思うはずありません。

 

何度書きましたが、理由はとっても明確です。

租税教室への参加は、自分自身の為です。

 

そして本日は、最後の租税講師の為、

中学校へ行ってきました。

 

 

税金について知らない僕たち

僕は税理士のくせに税金に興味がありません。

ええ、なんでもかんでも税金ライクに考える事は大嫌い。

 

だから生まれてから今まで、

税金について真剣に考えた事がありません。

 

平凡に恋愛をして学生生活を謳歌していた大学時代、

源泉徴収されたアルバイト代を、取り戻す事も知りませんでした。

 

夏休み、冬休みと、連日アルバイトをすると、

源泉徴収される金額に容易に到達します。

 

周囲の友人は、確定申告をしていたようです。

大学3年、4年次、既に税理士試験を受けていたにも関わらず、

僕はそんな事も知りませんでした。

 

というより、税金に興味がなかったのです。

 

初めて税金について「えっ!!」と感じた時は、

銀行を辞めて会計事務所へ就職した時、

役所から発送されてきた市民税の納付書です。

 

僕の様な税金に無知な人は、一定数いると言われています。

日本は租税を学ぶ機会がなく、

大人になっても税金の仕組みがわからない人もいると言われます。

 

それは紛れもなく僕でした。

だから昨年7月、そしてこの1月、2月は難しい事はどうでもよく、

税金について何か興味をもつ足掛かりになればいいと感じていました。

僕が自分に課したこと

本来であれば、租税教室の講師の意義は、

税理士の社会貢献だと思います。

 

こんなこと言うと本当に叱られてしまいますが、

僕は自分自身の為に講師に立候補しました。

 

自分に課した事は2つだけです。

・全ての発言は、僕が自分で考えた言葉に置き換えて発する事

・最後の5分間は、教科書や教材に描かれていない僕が伝えたい事を発する事

 

昨年9月に参加した研修では、

カチカチにテキスト通り進めるような内容でした。

 

ええ、僕の性格からしてそういうの、「だるっ」と感じます。

 

ただ、本当にテキスト通りの模範的に行うのであれば、

そんな事はAIにやってもらえばいいでしょう。

 

その方が正確ですし、確実に効率的です。

 

どうせ生身の人間が行うのであれば、

何となくですが、人間らしい表現をしたいと感じていました。

自分の脳みそで考えるようにしよう

さてそんないけてない講師の僕が伝えたかった事は、

自分達の時代の税金の使い道は、自分の脳みそで考えようという事です。

 

僕自身もよく注意をしている事の1つに、

他人の考えをあたかも自分の考えと思い込んでしまう事です。

 

啓発系の本を読んでいると、他人の考えと自分の考えを、

同一視してしまうアレです。

 

また、先人や成功者、自分以外の他人の姿を見て、

何にも疑問に感じず、彼らのツールを受け入れて良しとしてしまう事です。

 

現代はIT化、情報化、ペーパーレス、効率化の時代だから!と、

自分の意見をもったり考えたりせずに、周囲に流されてしまったり。

(僕もIT化は大好き。そして最新科学技術も大好きですが。。。。)

 

会計事務所のお仕事でも、しばしばありますよね。

 

何の疑問も感じず、前年と同じ処理をしている。

毎年同じ処理をしているから、自分の脳みそで考えない。

 

この先どんどん人工知能が開発されていった後、

大切になることは、やはり人間の脳みそで考えることができることです。

 

僕が言うのはお門違いも甚だしいのですが、

税金の使い道について、自分なりの意見を持ってほしいなあと感じます。

まとめ

本日で独立後、挑戦しようと決めていた租税教室の講師が終わりました。

 

沢山失敗もしてしまいました。

恥ずかしい思いもしました。

不手際もワンサカワンサカ。

 

教員って、本当に大変なんだと感じます。

そして改めて感じました。

 

「先生」という呼称を使うことが相応しい職業は、

医師や医療関係者、そして教員だと思います。

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