僕は「安さ」が売りじゃない。薄利多売をするつもりもない。
僕の地元、静岡県清水の有名人、さくらもも子先生は、
小学校の時、ノストラダムスの大予言を信じ、ぐーたらしようと試みたそうです。
しかし、何も起きなかったら。。。と思いとどまり、
普通の生活を送ったという巻はあります。
今は力を蓄え、コロナウイルスの終息後、
去年よりもも輝けるように、ぐーたらぐーたらせず、
「遠藤って安さだけですね。」など揶揄を言われない価格設定検討中です。
安さが売りだなんて思われたくない
3月中盤から、税理士紹介関係の勧誘の電話が再び増えました。
すみません。嫌なこったい。
と一言告げ電話を切り、そして間髪いれずそのサイトをチェック。
僕はあまり知らなかったのですが、世の中には沢山の会社があるのですね。
他人の事は言えませんが、結構お安いお値段の方もたくさん。
お客様の声を見てみると、
「1万円で申告してもらいました。」
「年間10万も節約になってビックリ。」
といった喜びの声が多く、あらそうなの?と感心。
僕の改定前の申告料金についても、数名の方から、
料金について良くも悪くも指摘がありました。
一般の納税者の方にとって、税理士に相談する料金、
申告料金は高いと思う人が殆どです。
僕はあまり深く考えなかった料金について、
しばしば「安い。」と言われる事が多く、
安さしか印象がない事に、危機感を覚えました。
税理士に相談する料金は高い?
何度か改定しましたが、僕は今、個別税務相談を、
1時間5,000円、2時間で8,000円、3時間で10,000円で行っています。
今まで1時間で終了した方はいなく、皆2時間から2時間半を費やしました。
無料相談は別として、2時間で8,000円という料金は安い方だと考えています。
当初、気軽に利用してもらいたいという思いがあったのですが、
じっくり適正な原価計算を行ってみると、かなりの赤字である事が発覚。
一方で、8,000円は高い!という方も、チラホラいます。
ええ、僕の腕のなさがそう言わせるのでしょうね。すみません。
そこで2時間の税務相談に費やす原価を割りだしてみました。
税務相談で行っていること
僕の税務相談は、ごくごく一般的です。
本当に下記のようでいいのかは、1年足らずではわかりません。
① できるだけ詳しく質問をうかがい、僕から何点か質問をして目に見える資料を作成
② 当日訪問等により相談
③ 相談した内容を全てフィードバックしています
④ その後、相談日の翌日まで、聞き漏らした点をメールで回答
どんくさい僕は、税務相談が入ると、結構な準備時間を要しています。
時々不意打ちを食らったり、痛恨の一撃を食らう事を避ける為、
上記の①では、装備を拡充しておく時間も備えています。
概ね①に3時間程度(装備を拡充する時)、②に3時間程度、
③に2時間程度、④はマチマチですが、多くて1時間程度。
時給1,000円だとすると、結構な赤字になります。
開業当初、痛恨の一撃を食らい、かなりの痛手を負ったので、
事前準備には時間をかけています。
実は今年の1月から2月前半は、個別相談の受付が比較的多くあり、
その準備に追われ、なかなか申告が進みませんでした。
そして単純計算で赤字であり、どんくさい僕にとって、
大きな痛手である事に気付きました。
安いしか印象がないサービス
現状を打破する方法は非常にシンプルです。
単純に価格を上げることです。
僕がやってしまった失敗は、
「安ければいい、安く請け負ってくれて嬉しい。」
と、少なからずそんな印象を与えてしまったことです。
「安く請け負ってくれて本当に感謝です。」
という声は、本物かもしれません。
しかし、既に多くの人が知っているように、
財やサービスの価値とは、価格ではありません。
満足できるかどうかが大きなカギです。
ええ、思い返し、大好きな台湾各地のステイも、
満足度=価格なんかではありません。
どんな滞在先も、安くてよかった!という印象はなく、
自分が1つでも満足できたことに、重きをなしています。
どんな財やサービスも、価格は副次的なものだと感じます。
僕はお客様からのアンケートをとっていないので、
満足度の真実はわかりません。(もしかしたら最悪かも。)
ただ、「安いねですね。」という感想をいただいたり、
「安くてよかったです。」と、価格の事だけしか印象を与えていないのであれば、
それは恥ずべき行為だったのかもしれません。
安ければいいわけではない
顧問料や申告料金など、激安の事務所も沢山あります。
いわゆる薄利多売の傾向は、もう何年も前から。
僕は銀行マンだった時、当時の金利の引き下げ競争が大嫌いでした。
金融機関同士の競争の為、財務状態と実態にそぐわない金利を設定している事も。
当然ですが、顧客はその金利が正当だと信じています。
そして一度金利が上昇すると、怪訝な表情に。
安ければいいわけではない。
実態にそぐわない金利は、企業の為にならないと、
当時は上司からよく言われたものです。
僕が大嫌いだったことをしてしまっていました。
発覚してしまった失敗は、改善していかなければなりません。
自分の思いと、損益分岐点を考慮しつつ、
HP制作を行っていく所存です。
まとめ
現在対面式は可能な限り避け、メールやオンラインに切り替えましたが、
自分で自由に切り替え可能な部分は、1人の大きな利点だと感じます。
それ程の不便もないのですが、
やはり、実際に対面して伝えたい事はあるものですよね。
みんなで協力して、一刻も早い終息を願います。
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