開業2年目でも「させていただく症候群」にならないように。
先週までに、単発や新規の問い合わせに対して、
メールでのお返事をしていました。
ガツガツ問い合わせがあるわけでもなく、国語が苦手な僕は、
誤字脱字や言葉の使い方に、これでも気を遣っています。
僕のようなへなちょこだと、
相手に対してへりくだるのが可愛げがあるのかもしれません。
でも僕は、「させていただきます。」という表現は使いません。
大きな実績もまだまだない立場です。
仕事に対してビクビクしている性格です。
しかし、「させていただく。」という表現は、
使用しないように意識しています。
ビジネスはさせていただくが一杯
営業電話やメールを見ていると、
かなりの頻度で、「させていただく」
といった表現が使用されています。
税理士業界においても、「させていただく」という表現は、
よくブログや雑誌等で目にします。
僕もこのブログ内で、知らず知らずのうちに使用しているのかも。
独立して以来、未だに気が弱い僕は、よく営業電話を受けます。
そして、イチイチ僕は、営業電話に出てしまいます。
(だってさ、結構楽しいじゃん。)
そして、させていただきます、させていただきます、
といった連続攻撃を、先日も受けてしまいました。
「させていただく」とは非常に便利であり、
丁寧なような敬語の様な、よくわからない落ち着いた表現かもしれません。
頭が悪い僕は、「させていただく」という表現が、
敬語なのか尊敬語か、丁寧語がよくわかりません。
また、初対面の場合や、自分が仕事を受ける立場の場合、
「させていただく」といった方が、成功率が高いかもしれません。
しかし、ここ最近、頻繁に発せられて感じてしまう事は、
「させていただく」という表現は、非常に不自然であり、
不快に感じる事が多々あるということです。
させていただくが適切な場合
ええ、このブログのように文才もなく、文章が下手な僕は、
国語がとっても苦手です。
だから敬語とかよくわかりません。
しかし、「させていただく」という表現が、
ピッタリとフィットする瞬間に出くわす時はよくあります。
海外旅行をしていて、宿でも店でも文化施設、駅、空港でも、
「レッミーチェック」
と相手から発せられることがあります。
状況や人称はやや異なりますが、国語が苦手な僕は、
Let me ~という状況が、「させていただく」をいう状況にピッタリだと感じます。
・お電話させていただきました
・郵送させていただきました
・ご連絡させていただきました
・参加させていただきます
・お見積りさせていただきました
・頑張らせていただきます
などなど、日常「させていただく」とは、
ついつい簡単に使用してしまいます。
しかし、「させていただく」とは、ある特定の行動に対し、
相手からの許可や承諾を得た上で行う行動に対して使用するのであり、
自発的に行う行動を、させていただくと使用するのは、不自然に感じます。
(国語ができな僕は、そう感じます。)
だから「させていただく」と言われると、
イラッとする瞬間がしばしばあります。
自然でシンプルな表現が一番
確かに「させていただく」と使用するだけで、
何となく丁寧にも思えます。
しかし、やっぱり場にそぐわなく不自然です。
だったら何んと言えばいいのかと考えると、
おそらく普通である事が、最も適切です。
お電話しました、お見積りします、ご連絡します、
郵送します、ああします、こうしますなど、
普通でシンプルな表現が一番美しく自然です。
させていただけますか?させてください。
と依頼表現をする事があっても、
させていただきます。という表現は、日常会話では不自然です。
~します!が一番
へりくだる表現は、相手をワッショイワッショイする事であり、
人間関係を円滑に進める為、社会人として必要なのかもしれません。
ええ、だから僕は、銀行マンが務まらなかったし、
組織人として生きることができませんでした。
フリーランスであっても、また特に税理士さんの中では、
言葉遣いにうるさい方が沢山います。
初対面でぽろっと出てしまったタメ口を注意されたことも。。。
言葉遣いや国語が苦手な僕は、
自分を上手く表現できず、子供の時から言葉の表現が苦手でした。
ただ1つ注意していることは、
自分から自発的に、ま強い意思をもって行動する事に対し、
させていただくという表現をしない事です。
そういう時は、~しますが一番ピンときます。
~しますは、シンプルで平凡な普通の表現ですが、
相手に媚びがなく、最も力強く響きます。
言葉を気にする人は、自分が思っていたよりも、
世の中には沢山存在するようです。
しかし、飾られた鎧だらけの表現ばかりでは、
相手の心情が表現されません。
言葉や文章の表現は、普通がいいです。
まとめ
今日は最近連続攻撃を受けた「させていただきます」
について書いてみました。
大人の社会人って、させていただくって好きです。
丁寧な表現でしっかりした日本語の文章は、
素晴らしいと感じる人も沢山いるかもしれません。
ただ、僕は下手な日本語や雑で下手な表現であっても、
その人自身が表現された文章の方が好きです。
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