オリコンマニアの僕が1996年夏の名盤「SWEET 19 BLUES」を勝手に振り返る。
最近なぜか2019年4月に適当に書いた、
「オリコンマニアだった僕が90年代音楽を振り返る」
の投稿のアクセスが、毎日一定数あります。
僕が大好きだったオリコンの面白さを知っている人がいるんですね。
そこでこの流れを生かすべく、
オリコンマニアだった僕が、96年夏の名盤を勝手に語ります。
ちなみにオリコンは毎週発売されており、
国内のレコードセールスTOP100が発表されていました。
(今はもう販売されていないんだっけ?)
自分が予測した順位と、1週間の売上と、累積推定売上が主に楽しみで。。。
僕は小学校4年から高校3年まで毎週購入していたため、
多額のおこずかいを散財していました。
今日はオリコン至上では欠かせない、
96年の夏の名盤を勝手に紹介します。
も★く★じ
96年夏の名盤といえば「SWEET 19 BLUES」
僕の年齢は今37歳。
同世代の人間であれば、96年の夏の名盤というと、
即座に思い浮かぶでしょう。
安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」です。
95年春先からブレイクし、同年8月のエイベックスダンスマトリックス95で、
小室哲哉プロデュースのBody Feels EXITを披露して小室ファミリーに。
コンスタントに5連続ミリオン売上を獲得し、勢いの乗ったまま、
セカンドアルバム「SWEET 19 BLUES」を96年7月にリリース。
4種類のCDジャケットが大いに話題になり、
オリコンの初動売上がどこまで伸びるのか?
また、当時既にglobeのファーストアルバムが300万枚を超過。
96年はアルバムの初動売上が100万枚超え作品も多数。
累積推定売上がどの程度伸びるのか、しばしば気がかりな夏でした。
当時僕は14歳の中学2年生。
当時、ミスチルのアルバム「深海」と発売日が近かったので、
どちらを購入しようか悩みに悩み。。。
思いっきり安室奈美恵世代のため、「SWEET 19 BLUES」を購入。
あの頃って、CDジャケットを傷つけないように、
細心の注意を払って家に持って帰りました。
ええ、通販ではなくて、わざわざ店頭で予約して、
ドキドキしながら学校帰りにレコード店に行ってさ。
さてそんな名盤「SWEET 19 BLUES」ですが、
購入当初、僕はこのアルバムを殆ど聞きませんでした。
というか、全くその良さがわからず、
数年間の間、眠ったままになっていました。
当時は良さがわからなかった
おそらく僕のように、「SWEET 19 BLUES」を購入した14歳のやりた盛りの男子は、
「あれ?これなんか思ったのと違うんだが。」
と感じた人は、少なくないと思います。
僕が当時想定していたのは、ガンガンした曲調の元気な安室奈美恵でした。
でも「SWEET 19 BLUES」は、全体的にしっとり落ち着いたアルバム。
曲調も当時の僕には、非常に暗めの曲に思えてしまい、
その良さが全くわかりませんでした。
1曲目から「あれ?こういのではなくてさ。」と思ってしまい。。。
19曲入りと知っていたので、きっと19の歌が収録されているのだろうと思いきや、
1曲目から所々にInterludが収録されており。。。
このアルバムの中核をなしている、2曲目motion、3曲目LET’S DO THE MOTION、
4曲目PRIVATEは、14歳の僕に全くその良さがわかりませんでした。
要するに、14歳の僕にとって、当時音楽CDとは単に音楽そのものであり、
1つの作品として捉える事ができる大人がありませんでした。
大人になって良さがわかる
「SWEET 19 BLUES」の良さがわかったのは、19歳か20歳くらいの時。
独り暮らしだったことをいい事に、イチャイチャしていた年齢。
またそのくらいの年になれば、誰もが思春期を乗り越えて、
多少の葛藤や暗闇を抱える年齢です。
今思うと、19歳頃の年齢って、様々な変革が表れる年齢かもしれません。
世の中は華やかで誠実で、美しいものばかりではなく、
実は予定調和で成り立つ部分もあり、暗い影の部分の方が多いことが。。。
ちょうどそれらを知っているけれど、知りたくないもどかしさ、
ある種大人になる前の暗さが、1つの作品として「SWEET 19 BLUES」には感じられました。
エロいことしか考えていなかった14歳の僕では、
当然ですが、「SWEET 19 BLUES」は早すぎたのです。
代表曲SWEET 19 BLUES自体も、
当時の僕には渋すぎたのかもしれません。
僕はこのアルバムの中で、1曲目watch your step!!、2曲目motion、
3曲目LET’S DO THE MOTION、4曲目PRIVATEの流れが一番好きです。
ちょっと暗めの4曲ですが、暗さがあるダンスナンバーは、
仕事をしながら聞いても、邪魔にならず心地いい。
1曲目から19曲目まで、こんなにストーリー性が溢れるアルバムは、
めったに出会えないかもしれません。
名曲joyはシングルカットで
「SWEET 19 BLUES」にはInterludeでm.c.a.TとコラボしたJoy
という曲が収録されています。
しかし、あくまでもInterludeなので、数分で終わります。
後にシングルカットされた「SWEET 19 BLUES」のC/Wには、
Joyのフルバージョンが収録されてます。
これがいいんすよ。
シングルカットされた「SWEET 19 BLUES」は、
累積推定売上が40万枚台でしたが、このC/Wの為だけに購入しました。
「SWEET 19 BLUES」はダンスナンバーも収録されてますが、
暗めの落ち着いたダンスナンバーが並びます。
夏場に仕事で音楽を流すのなら、お薦めのアルバムです。
オリコンマニア的に振り返る「SWEET 19 BLUES」
オリコンマニア的に振り返ると、95年初頭リリースのTRY MEは
ロングヒットとなり、累積推定売上が70万枚を超えます。
続く春リリースの太陽SEASONも60万枚を売上げ、
同年7月リリースのStop the musicも50万枚を超過。
そして同年10月にBody Feels EXITをリリースし、
初の初動20万枚を売上、累積推定売上は88万枚まで。
勢いを保ったまま、同年12月にはChase the Chanceをリリースし、
初動20万枚で初の1位を獲得し、累積推定売上は130万枚に達しました。
96年3月にはユーロビートが印象的だったDon’t wanna cryをリリースし、
初動30万枚を売り上げ、累積推定売上も130万枚に到達。
続く6月にはYou’re my sunshineをリリースし、初の初動40万枚を突破。
累積推定売上は108万枚だったかな?
その勢いのまま「SWEET 19 BLUES」をリリースし、
当時の歴代1位となるアルバム初動売上190万枚を記録。
累積推定売上は330万枚に達しました。
96年の年間アルバム売上2位を記録。
ちなみのこの年の1位は、globeで確か390万枚くらい。
年内では、ギリギリ400万枚に届きませんでした。
その後、宇多田ヒカルがFirst Loveで初動200万枚、Distanceで初動300万枚、
倉木麻衣がDelicious Wayで初動200万枚突破と記録を塗り替えます。
その後もa walk in the parkが106万枚、
CAN YOU CELEBRATEは222万枚(97年当時)と、
女性アーティストとしては異例の5作ミリオンを達成。
ちなみにオリコン至上、女性ソロアーティストのミリオンセラー最多は、
安室奈美恵、宇多田ヒカル、浜崎あゆみが、それぞれ5作のタイ記録です。
まとめ
ここ数年は、夏になると「SWEET 19 BLUES」を聞いています。
本当に名盤といえる作品です。
1曲目からの流れが本当に素晴らしく、
やや低めで歌われる歌事も心地いいので、仕事中によく聞いています。
96年の名盤といえば、「SWEET 19 BLUES」です。
でも実は、97年夏に発売で累積推定売上190万枚の「Concentration20」。
97年5月 累積推定売上77万枚の「How to be a Girl」。
97年11月 累積推定売上50万枚台の「Dreaming I was Dreaming」
といったちょっと暗めのラインナップの方が、僕は好きだった事を覚えています。
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