初めての個別税務相談受付から1年。大切な事は相談者の過去・現在・将来の状況を把握すること。

昨年4月の独立後、僕が最初に受注した仕事は、

昨年7月に行った個別税務相談でした。

 

それから月1のペースで問い合わせがあり、

最近は定期的に個別相談の受付があります。

 

価格や相談の媒体も当初から徐々に改定等をしており、

また個別相談は緊張感が半端ない(僕はね)ため、

経験の為に今後もずっと継続していきたい商品です。

 

ここ最近は、個別相談を受ける上で、最も大切な事が何かが何となくわかってきました。

 

いや、きっと単なる間違いかもしれませんが、

今の状況を刻む為に、また忘却しない為に記載しておきます。

 

 

相談内容の真意に悩む

一番最初に受け付けた税務相談では、とにかく相談者への回答に精一杯でした。

緊張して汗をかいて、回答事項を伝えるだけに留まっていたのかもしれません。

 

今までの相談事項で困った事は1度だけ。

殆どは自分が知っている事でカバーできています。

 

しかし、相談を実施する時の相手への礼儀として、

自分が知っている事、わかりきっている事でも、一から確認・調べるようにしています。

(もしかしたら、満足度は低いかもしれませんが。。。)

 

だから相談に対する回答や、想定される質問を準備して、

それらを伝える事に集中してしまっていました。

 

しかし以前、質問や問い合わせの真意がどうしてもわからない事があり。。。

「一体、どんな事を聞きたいのだろう。。。」

何度も何度も問い合わせ内容を読んでは悩んだことがありました。

 

何度か問い合わせでも、なかなかその真意を掴むことができず。。。

ただ実際に相談を実施すると、意外にも単純でシンプルで。

 

複雑な相談ではなく、シンプルな回答を求める方の方が多い傾向があります。

 

その時、僕に欠けていた事は、相手の今までの状況と境遇、

そしてこれからの境遇を想定する事でした。

相談者の今までと将来を把握することがカギ

5月と6月はしばしば単発の相談の問い合わせがありました。

 

メール、オンライン、対面式のいずれでも方法であっても、

予め相談内容を伺っていますが、実際の相談ではいろいろ飛び出します。

 

時には思いもかけないパンチをくらい、ノックダウン寸前だったことも。。

そして現在と過去の状況を聞いた上で、相談に対する回答が変わった事も。

 

相手の今までと今後の状況を想像できれば、回避できた事でした。

 

相談に対する回答は導かれていても、それが相手の今後を鑑みて適切ではない事も。

納税者有利の措置法の適用で、しばしば起こりえることです。

 

安易に回答を出すのではなく、相手の今と将来の状況を鑑みないと、

適切なアドバイスはできないのだと。。。

そんな分かり切っていた事が、僕は気付けずにいました。

個別相談は今の所一番楽しい

メールやオンライン、対面式に関わらず、

個別相談は相手の人生の一部に触れることができる機会だと感じます。

 

事前の相談内容で全てを把握する事は難しく、

相談者の詳しい背景は、実際の相談時に明らかになります。

 

ただ、自分でどこまで想定できるかが、

当日の相談がうまくできるかの鍵となるように感じます。

 

僕は最終的には、必ず相談者自身で判断をしていただくようにお願いしています。

 

複数の方法が存在する場合でも、相手のこれまでの状況を鑑みると、

適切とはいえない方法は、敢えて強く言わない事もあります。

 

サラリーマンであった会社員の時、個別相談を受けた事は勿論ありません。

そういう業務はボスが担うので、今まで何も感じませんでした。

 

相手の今と将来の状況を想像した上で、回答するということは、

答えが無く、悩ましい事もありますが、他人の人生に触れる事ができ、

今の仕事の中では、一番楽しい、面白みがあると感じます。

 

どれだけの方が満足されているのかはわかりませんが、

緊張でビクビクしながらも、個別相談をもっと上手く実施していく所存です。

まとめ

個別相談の受け付けの段階で、相手の事を把握する事はできません。

 

ただ、何度か事前にやり取りをする上で、

それだけ現在と将来の状況を把握できるのかが、

適切な回答をする為のカギとなるように感じます。

 

当日は毎回緊張をしていますが、

納税者に直に触れる機会であるため、1回1回大切にしていきたいと思います。

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