専門家の意見は割れて当然。いつでも頼りにするのは自分の脳みそ。

朝夜のニュースを見ていると、まだなお毎日コロナ関係を目にします。

その中では、専門家によって意見が異なり、真実が分からないという声も。

 

人により解釈が異なる事は当然であり、

それが今まで経験がないものであれば、尚更だと思います。

 

しかし、どうやら世間はそうは思わないようです。

専門家は放つ解釈は、満場一致と思う人も。

 

個別相談を実施していると、しばしば同様な事に遭遇します。

ネットで税理士さんが〇〇と言ってたんだけど。。。などなど。

 

例えどんなありきたりな相談事項であっても、

毎回必ず最終的な判断は、ご自身で決定してくださいと釘を刺すようにしています。

 

 

専門家の意見は満場一致ではない

コロナが蔓延しだす今年の初め、様々な情報が飛び交いました。

 

・子供は感染リスクが低い

・若者は重症化しない

・マスクは効果がない

・不織布マスクは再利用できない

・夏場には収束する

 

結局どれも専門家によって意見は異なり、

今も真実がどうであるのかは、イマイチはっきりはしていません。

 

専門家の意見に踊らされたと意見する人も。

 

確かに「専門家」と言われる人の考えや解釈が異なると、

質問する側からすると、一体、何が真実なのかわかりません。

 

ただ、僕も少なからず相談業務を行っているので、

毎回注意している事があります。

 

専門家の助言は(とりわけ、相談などの明確かつ適正な解がない場合)、

相手を正解に導くのではなく、複数の選択を相手に提供し、

最終的にはご自身で判断・決定を考えてもらうことだと認識しています。

 

冷たい!と思われても自分の頭で考えよう

会社員の方からの質問事項では、しばしば「ネット情報と違う!」

と言われる内容があります。

 

「ネットでは開業届けを提出すれば、副業は事業所得でもいいと書いてある。」

「自分で事業所得と判断すれば事業所得でいい。」

 

僕もそういう文言の情報を見た事がありますが、

個人的に、その解釈はお薦めしていません。

 

必ずなぜ×(却下)の傾向が強いと言われるのかを説明をし、

数ある解釈の中から、自身で選択をしてもらうよう、最初に強く念を押しています。

 

自分がAと解釈するのであれば、Zという解釈をする人がいるなど当然であり、

あとは相談者・納税者に委ねるべきだと思うからです。

明らかに錯誤している場合は異なりますが。

 

それを冷たい、頼りにならない、責任逃れだと、

独立してまだ1年半ですが、何度か言われた事もあります。

 

ただし、僕自身にも言える事ですが、世の中のどんな事象に対しても、

誰かの声を期待するのではなく、頼れるのは自分の脳みそであるべきです。

最終的な頼りは自分の脳みそ

今年の4月に盛んに言われた不要不急。

しかし、その意味がわからない、何が不要か判断できないという声も。

 

このくそ暑い中、屋外でもマスクをつけるべきか?

旅行や娯楽などのレジャーは控えた方がいいのか?

 

はたまた、会社を辞めて独立して、

僕の様な貧弱な開業税理士になるかどうか?

 

結局の所、最終的に自分の脳みそで自分自身で判断・決定しなさい!

と示すと、拒絶反応する人も一定数いるようです。

 

確かに、誰かが右か左か指し示してくれれば、

考えるという面倒なことをしなくて済みます。

 

その方向性が間違いか否かはとりわけ問題ではなく、

誤りであれば、単に指示者を責に帰すだけです。

自分で考えない方が、圧倒的に楽。

 

しかし、何かの答えを出したり、大きな人生の決断をする場合、

結局は自分と向き合って、自身の脳みそを頼りにする他ありません。

 

それを怠ってばかりいると、不要不急がわからないといった状態に。

 

専門家の意見は画一的ではなく、異なって当然。

 

人によって解釈や考えが異なると困る!

自分で決断しろ!なんて冷たい!と言われる事もありますが、

専門家全員が満場一致なんてあり得ません。

 

もしも満場一致などという不自然があったとしたら、

その時こそ、「おかしいぞ?」と疑ってみるべき時です。

 

まとめ

時々、〇〇申告会はこう言ってたから、

税理士さんが言ってたから、という文言を耳にします。

 

専門家は発する言葉の効果があるのかどうかわかりませんが、

多くの場合、自分で判断するという行動パターンがない人に多い傾向があります。

 

そしてそんな僕も医者がまだ30代だから大丈夫!

と言った事を鵜呑みにし、強烈や日焼け後にここ1週間苦しんでいます。

 

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