令和2年分の確定申告ページを作成。対面する事は特別ではなく、対面する事を普通にしていきたい。

この4連休前、確定申告のメニューのページを作りました。

 

別に大したページではなく、料金を多少変更した程度。

今年好評だった、申告書のチェック等のみ追加してアップ。

 

僕は今年請け負った数は10件。

相談等の単発の業務と重なり、それ以上こなす事ができませんでした。

 

10件というと、新人の会計事務所職員レベル?それ以下?

オレダメダメ職員じゃん。

 

しかし、もし運よく来年の確定申告の問い合わせがあったとしても、

10件程度に留めようと考えています。

 

「少な!稼げない税理士!」ときっと思われるのでしょう。

ただ、僕は1つ1つ顔を合わせる事にこだわりたいと考えています。

 

張り詰めた仕事はもうやらない

たまたまだったのかもしれませんが、

1月の台湾から帰国後、問い合わせが続いた時がありました。

 

単発の相談や申告の相談などは、1月の中頃から終わりにかけ、しばしばメールが届くように。

 

1月末には断るようにしていたので、2月はちょびちょび程度でしたが、

どの程度を数をこなすのか、決めておく必要があると感じます。

 

僕のこの状況下で、せっかくの問い合わせを断るなんて!

開業1年、2年でお断りなんて!と思う人は、実は今でも少なくありません。

 

申告が終わった後は、もっとガンガン張り詰めてやればよかったのか?

開業初年度なんだから、期限が終われば楽になるのだから、

自分の時間はそれまで捧げればいいじゃないか。

 

そんな思いで悶々としていましたが、結局僕はガンガン仕事をする事はせず、

2月以降はお断りをしてしまいました。

 

僕も会計事務所勤務経験は12年。

悪い言い方をすると、流れ作業的に行えば、10件などはっきり言って余裕です。

その気になれば、譲渡等があったとしても、30件くらいはできるでしょうよ。

 

しかし、どんな処理をしたのかすぐに思い出せない。

納税者がどんな嗜好や思考の人だったのかわからない。

納税者の人間性が把握できない。

 

顔を思い出せない。

あまりコミュニケーションをとる時間がなかった。

 

結果的にそのような状況になるのであれば、

僕は税理士の仕事は退屈で、全然面白くないと感じる人間です。

 

いやいや、ヒモ男の今は、もっと張り詰めてガンガンやる時でしょ。

来るものを拒まず、稼ぐときでしょ。

 

という考えが一般的で、嫁からも言われてしまいましたが、

それだったら僕は、ザクザク流れ作業を行うサラリーマンに戻ります。

人と会うことは特別ではなく普通

コロナの影響により、「直接対面は今後なくなる」と春先から言われました。

「これからはリモートワーク、オンラインやクラウドツールが常識に」とも。

 

通勤が無くなって快適!自宅で仕事ができて楽!

という事も当初はよく聞きました。

 

しかし一方で、通勤して会社に行きたい。同僚と顔を合わせたい。

みんなと会話して意思疎通したい。と思う人も大勢います。

(僕の嫁は特にその傾向が。。)

 

やっぱり人間は機会じゃない。

オンラインが好きな人はいるけれど、人と会わずには生きていけない。

 

僕もリモートやオンライン、クラウドストレージ共有を利用しています。

4月から6月頃は、チャットワークを使って経理指導をしたりもしました。

 

4月以降、九州や関東、北陸、北海道など、行ったこともない遠方の方とお仕事ができたのは、

ZOOMをはじめとしたオンラインツールがあったからです。

 

そして、それこそが特別だと考えています。

 

リモート、オンライン、クラウドツールの利用は確かにスマート。

だからこそ、人と顔を合わせる事は特別感があると言われますが、僕は真逆です。

 

人と顔を合わせる事が普通であり、web上で完結する事が特別です。

 

自分がこんなに古い感覚が人間と知ったのは、今年になってから。

web上で完結してしまう事は、本当に味気ないものでした。

 

複数手段の選択は今後も変えるつもりはありませんが、

人と顔を合わせる事が普通、web上で完結を特別としていく予定です。

申告書方法の相談は意外に多かった

今年の1月、申告書の作成方法の相談が意外に多くありました。

どの方も自分である程度作成しており、2時間から2時間半程度の相談で完了。

 

「大きくて荘厳な会計事務所だと、こんな事相談できないでしょ。」

という理由もあり、しがないフリーの僕に相談された方もチラホラ。

 

確かにザ・税理士事務所(法人)には、申告書の作り方意味わかんない!

なんて言えないですよね。

 

その為に、今年も申告書等のチェックのメニューを作りました。

申告書のチェックをする為に必要な事は、「手書きで確定申告書が作成できる事」が前提です。

 

機会的作業でOKにしてしまう人がいる一方、

しっかり自分で把握したい、網羅したい、原理を知りたいと思う方も一定数います。

 

イケイケドンドン効率化を進めるのではなく、

そういう人の力になる人がいても、僕はいいんじゃないかと最近は思うようになりました。

 

そんな非効率な事をやっていると、某情報媒体から、

「今後消える税理士」に選出されるでしょう。

 

数年前からしばしばこういう見出しを目にしますが、

だから何なんだよって思います。

 

その時が到来するのであれば、僕は潔く消えてやりますよ。

と強い決心の元、今日もスローなロードバイクを走らせます。

まとめ

HP上に確定申告のページをアップする必要はないのですが、

ぱっと目につくように固定ページを作りました。

 

昨年も同じことをこの時期にして、

「どうせアクセスなんて無いよ。」いう思いでした。

 

今もあまりその思いに変化はありませんが、

1人でも新しい人に出会えたらうれしいと感じます。

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