ルールやモラルを守る意味。
昨日自転車を引いて地下道を通過してた時、
背後から3人組の男子高校生の声が。
2人が自転車に乗りながら地下道を通行しようとした最中、
1人の男子から「おい!ここは降りろよ!」というデッカイ発声が。
僕が同じ高校生で友人とワイワイ楽しかったら、
さっさと自転車に乗って走り去っていたでしょう。
周囲にそこそこの通行人がいたの、で正しい事でも恥ずかしいし。
「おい!ここは降りろよ!」という発声に対し、
カッコイイな、立派だなあと驚く自分がいました。
昨年開業して以降、しばしばルールを守る意味は何なのか考える事があります。
どんなルールでも同様ですが、目下のその答えは、
自分以外の人を守るためだと認識しています。
給付金
コロナ拡大に伴い手続きが開始された持続化給付金。
7月初め以降になると、身分を示さない怪しい電話が何度もなりました。
「修正申告して給付金を申請する手伝いをしてほしい。」
「売上計上もれと経費計上もれの申告をしたい。」
「雑所得の副業で給付金申請する手伝いをお願いしたい。」
報道などを見ていると、売上減少要因がコロナによるものか鑑みず、
50%以上減少したから給付金申請をする人もいると聞きます。
例えば、前年同月に相続税の報酬売上があり、今年同月は毎月の顧問料だけのなので、
売上50%以上減少を満たしてしまう事のように。。。
僕自身は、給付金の相談に対し要件や操作以外、アレコレ口を出した事はありません。
全ては申請者のモラルに依存すると考えます。
タダで貰える!という言い方をされると、
あたかも当然の権利のように勘違いしてしまいがちに。。。
(そういう表現をする側にも問題があります。)
ルールを守る意味は、それを本当に必要としている人を守る為です。
自転車
ロードバイクを乗り始めてまだ3週間程ですが、
交通マナーに逸脱する事がないよう注意をしています。
(僕は過去2回、バイクで事故って骨折しています。)
夜間の走行中、なぜか電気を付けない人
複数がきっちり一列のハイスピードで走行する自転車集団
2段階右折をしない人
並列2列自転車を絶対に崩さない人
車通りが少ないから、公道に荷物と自転車を置きべったり座る集団
信号待ち道路のすり抜け
冷静に第3者の立場から見れば、ルール(モラル)違反は明らかですが、
楽しむ当事者になった途端、当然の権利になるのかもしれません。
確かに楽しんでいる当事者の心境では、
即座に自身の姿を俯瞰できないのかも。
僕もきっと大迷惑をかけているのでしょうが、
わざわざ事故に繋がる走行はしないようにしています。
車を運転すれば、自転車や歩行者、原付が怖い事は誰でも認識できます。
自転車で道路を走行すれば、背後の車両が怖い事がわかります。
原付や2輪を運転すると、生身で道路に投げ出されれば、
命はない事が発覚します。
歩行者にとって、夜間無灯のハイスピードの自転車って凄く怖い。
結局の所、その立場にならなければ、又は経験しなければ、
何が迷惑で安全なのかはわかるはずがありません。
ルールを守る意味は言うまでもなく、自分以外の人の安全を守る為です。
Go TO EAT
日本全国全ての飲食店が参加するわけではないGO To Eat。
ポイントの殻稼ぎが話題ですが、ああやっぱりという出来事に。
「悪用しよう!」という感覚はなく、「ポイントゲットだぜ!」
程度の感覚しかないのかもしれません。
突貫工事しすぎで意味不明な消費税の納税義務者の判定同様、
「制度上は問題がない悪い事だと認識がない悪い事」を考える人は必ず出現。
持続化給付金も同様ですが、世の中の状況や制度の意図・趣旨を鑑みれば、
何が良い事か悪い事か、自然の流れで想定できます。
年齢問わず、何の為の国の奨励なのか、自分の脳みそで考える癖がついていれば、
ルールやモラルを守る意味とは、今後の日本を守る為だと認識する事は容易です。
ルールを守る意味
ルーを守る意味とは言うまでもなく、自分以外の他人を守る為。
あらゆるルール守る事は困難であり、
知らず知らずのうちに、ルールを破っている事も。
しかし、交通ルールや国の政策に関しては、
各個人が容易く守る事が可能です。
コロナウイルスが到来して以降、ハッキリと分かったことは、
自分だけ良ければ、楽しければ、得すればいいではいけない事です。
国の政策の原資となる税金は、次の時代の誰かが支払う税金。
おい!ここは降りろよ!」と迷いなく言えるように、
ルールを守る意味を胸に携えていく所存です。
まとめ
ルールやモラルを設けると、必ず出現する制度上問題がない悪い事。
その幾度とない突貫工事が行われた結果が、
現在の複雑な消費税の納税義務者の法令です。
(もう1つにまとめてしまえばいいのに。。。)
そういう事する人がいるからさ、
シンプルだった世界が、どんどん複雑になっていくんですよね。
そんな複雑な世の中にならぬよう、
ルールを守る意味を仕事でも忘れずしたいと感じます。
最新の税務記事
2020.10.02適格合併における抱合せ株式の会計上の取扱いと税務調整
今日の一言
顔真っ赤だよ:beet red