読者の質問に答えるコーナー。開業年度に暇だから旅行して良かったと思えますか。

年度初めの4月に合わせて開業する人もいるのか、

時々、業種問わず、サラリーマンから開業した時の事について、

質問メールを受ける事があります。

 

しばしば、開業と同時にガッツリ旅行をする状況やその思いについて。

現在はコロナの影響もあり、海外はもちろん、第3波が去るまでは、

国内旅行は難しいかもしれません。

 

そんな中でも開業時の旅行について、質問を受けます。

今日は、僕が開業時の旅行の質問、注意点について投稿していきます。

 

 

 旅行資金はどうやって貯めたのか

開業年度2019年4月から実行した旅行は、

5月、8月、11月、年末年始の4回、計約70日間でした。

 

航空券代+現地交通費+宿+お小遣い合計で、

概ね36万~40万程度でした。

 

サラリーマンを辞めてよく余裕があったね?

と疑問に感じる方もいるようです。

 

税理士試験に合格した平成24年12月から、

きっといつか辞める時が来る → 辞めたらガッツリ旅行行く、と決めてました。

 

そこで退職までの6年間、毎週1,000円を普通預金に貯金していました。

溜まったら、ちょこちょこネットバンクに振替振替。

 

給与が安い会計事務所+1人暮らしでは、

多くの貯金はできません。でも毎週1,000円なら。。。

 

6年間で概ね30万円になり、程よい開業年度の旅行資金に。

残りの5万円は退職金から充当し、

また5万円は友人からの開業祝い金を充当しました。

 

僕は開業年度の旅行資金は、

一切、持ち出しをしていません。

 

 開業して何もない状態の旅行は不安じゃないのか

独立してお客さんゼロの状態で、

よくも海外旅行に行けるよね?というフレーズは、

実は何度もいろんな方からいただきました。

 

特に開業直後の5月の時は、

旅行なんてしている場合ではないのでは?

と、よく周囲から助言されたものです。

 

その中には、驚き、呆れ、心配など、

人により様々な感情だったかもしれません。

 

サラリーマンから独立したら、毎日が不安で仕方ない。

平日に出歩く事が怖い。

平日に羽を伸ばす事に罪悪感がある。

 

といった事は、よくよく耳にします。

僕は旅行中、そのどの思いもありませんでした。

 

不安、怖い、罪悪感といった分かり易い思いの方が、

楽だったのかもしれません。

 

僕はとりわけ、5月の旅行中は、

自分が何者かよくわからなくなる事がありました。

 

どうせ日本に帰っても仕事ないし、

ガツガツ仕事をしたいわけでもないし、ってか会社員がいいし。

このまま台湾にいてもいいんだけど。。。

といった、自分の存在が消えてなくなりそうな思いで一杯でした。

 

とはいうものの、5月の旅行は怪我を始めとしたトラブルも多数あり、

そこそこ思う存分楽しめた旅行でした。

 

 本当にお金使って旅行に行って良かったと言えるか

フリーランスVS会社員を比較すると、

圧倒的に会社員の方が、手許資金に余裕がないと言われます。

 

そこで貯めていたとはいえ、

旅行にお金を使う事に、躊躇う人も多いようです。

(それが普通かもしれません。)

 

本当に4回も旅行に行って、お金を使って良かったと思えるか?

と雑談の中、質問を受けた事があります。

(大きなお世話ですが。。。)

 

40万そこそこあったら、十分な会計・税務ソフトが揃うし、

ベンダーの電子申告ソフトでラクラク給与支払報告書。

無駄な税金の産物であるPCdeskに触れる必要がありません。

 

しかし、例えコロナがなかったとしても、

この年末年始に、もはや20日間も台湾旅行に行けませんでした。

それが答えです。

 

 旅行して良かったこと

2019年8月のお盆は、数日間、嫁と行動しましたが、

合計4回とも基本的に1人です。

 

初日の3日間以外、宿泊施設は現地で検討です。

本当に困った時以外、語学は自分の英語を信じます。

突然の怪我や体調不良などなどアクシデントが。

 

せっかく1人で仕事をしていくのであれば、

自分で何とかする状況を楽しむ旅行もお薦めです。

 

会社員の時は、同調精神があって当然。

しかし、会社員を辞めてフリーランス等になっても、

同調精神が漂う集団や場、セレモニーも確実に存在。(してますよね?)

 

1人で思う存分楽しむと、

同調精神は全く気にならなくなります。(鈍感になります。)

 

 まとめ

このコロナの状況下でも、

希望をもって開業する方がいるようです。

 

僕にはなかった向上心なので、凄いなあと。

サラリーマンを辞めたら、ちょっとゆっくりしたい。と思う方。

 

春先以降は、またささやかでも、旅行に行けたらいいですね。

海外は無理ですが、密にならないように、

ささやかに民宿等を旅する開業年度も素敵な独立だと思います。

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