税金を学ぶべき対象者は子供や学生ではなく目下の大人。

13年前に初めて会計事務所の確定申告を経験した時、

当時、新人ながら数件担当したお客様から、

「もっと若い事から税金の勉強をしてれば。。」

といった声がありました。

 

それから時が経過し、学生の頃から税金や申告について、

学校へ教えるべきだ。という意見を目にするようになりました。

(きっと昔からそう言われているんでしょう。)

 

深い税金の勉強なんて、僕は不要だと思う派です。

 

しかし、社会に出て税金を学ばなくてはいけない時が来たら、

その時はトコトン学ぶべきだと考えます。

 

 

 

 税金の勉強は公民で十分

確か中学校の公民で、税金について学習した記憶があります。

 

確か収入から経費を引いた金額に税金がかかり、

日本は累進課税ではなく、超過累進課税だと。

 

税金の勉強なんて、それだけで十分。

 

大人でさえ面倒くさがって学ばないのに、

それを学生や子供に押し付けるなんて、単なる大人の身勝手です。

 

僕自身のそうであったように、いくら机上のテキストで学んでも、

就職して自分で税金を納める時が到来しなければ、

税金の姿をイメージする事ができません。

 

しかし、成人して、ひとたび自分が税金を計算したり、

学ばなくてはならない機会に遭遇したのなら、

その時は、一度はじっくり勉強に励む時です。

 

 成人すれば勉強の機会は沢山

成人してアルバイトをしたり、

就職して給与をもらったり、

家を購入したり、

副業やダブルワークをしたり、

株や配当、差金決済等で運用したりなどなど。

 

大人になれば、それなりに税金と向き合う機会に遭遇します。

 

いろいろな方と出会う中で、勿体ないと感じる事は、

難しそうで面倒くさいから、楽してしまおうと考える方です。

 

この1年間で、自動化で作成された申告書を、

全く確認せずに提出される方に、しばしば遭遇。

 

せっかく学ぶ機会が目の前にあるにもかかわらず、

勿体ないなあと。

 

子供や学生に。。。の前に、

本当は大人が学ぶべき対象者だとも思えます。

 

 まずは自分でじっくり学ぶべき

今日までの確定申告の報告の中で、

株式や配当、証拠金等を行う方が、そこそこいました。

 

国内と国外の配当や外税等がある場合の申告方法の選択は、

株式譲渡関係で最も面白い部分です。

 

来年は市役所へ課税方式相違の届け出も不要の為、

若い方で株式運用される方には、

ぜひじっくりと学んで欲しい部分ですが。。。

 

日本は税金の教育が施されていない。

学校で税金の教育が必要だと、何年も耳にします。

 

スマホでスマート申告。

e-taxで申告。

クラウド会計で確定申告も便利でいいのです。

 

しかし、まずは自分でじっくり学んでくださいと

言ってしまいそうな自分がいます。

 

 まとめ

会社員の時に、効率化、スマート化に拘っていた僕ですが。。。

 

昨年と今年、1人で確定申告を経験するにつれて、

従前の自分の考え方が、微妙に変化しています。

 

時々、時代遅れだというメッセージをいただきます。

ああそうでしょうよ。

 

それでも初めての確定申告の時は、

先ずは自分で手書きで起こし、

じっくり考えてみるべきだという思いは変わりません。

 

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