会計記帳が楽しいと思ってもらえたら上出来。スマート化だけが全てじゃない。

9月末で有料の記帳サポートが1名終了しました。

 

確定申告も何とかできそうか雰囲気であり、

僕が理想とする、税理士要らずの状態に。。。

 

今まで何名か記帳サポートの受付をしましたが、

今回嬉しかったのは、会計ソフトを開くことが楽しくなった、

という言葉をいただけたことです。

 

僕が貯め込んでいる現金領収書

 

 記帳作業はつまらない

記帳はつまらないと考える方は大勢います。

 

その要因は様々ですが、僕が遭遇したパターンは、

・自計化しているが、入力しているだけ(修正作業は税理士が行う)

・クラウド会計で効率しているが、会計的な事や簿記はわからない

・税理士に言われるがまま記帳している

といったパターンが挙げられます。

 

関わった方全員クラウド会計を利用していましたが、

効率化しても、結局は簿記がよくわからない、

という人は意外なほど多く遭遇します。

 

本当に適正かどうかよくわからない事を効率化しても、

人間は興味を抱かないものなんですね。

 

自分が求めていなくても、物事には順序があり、

基礎や原理、原則を知る事の意味がよくわかります。

 

有料の記帳サポートは、基本的に答えを与えることはしないので、

途中で契約終了された方も。

 

その方法がいいかどうか、目下、検討中ですが、

ソフトを開くのが楽しくなったという言葉をいただき、

取りあえず、ほっとした自分がいます。

 

 クラウド会計は手入力でもいい

クラウド会計は業務効率化の為のツール。

しかし、手入力をされる方はワンサカワンサカ。

 

少し前までは、「手入力では意味が無い。。。」

と個人的に考えていましたが、今は感じません。

 

クラウド会計大手は3つに絞られますが、

いずれもインストール型ソフトより、

その導入のハードルが下がります。

 

例え手入力であっても、(効率化できていなくても)

殆どの場合、フリーランスの方にとっては差し支えない範囲内です。

 

無理に合理化しなくでもいい。

むしろ、開業当初、簿記を全く知らなければ、

手入力で構わないと思います。

 

ある程度会計仕訳や精査を行えるようになった状態の方が、

合理化の恩恵を理解していただけます。

 

自身でソフトを導入して申告書まで作成する糸口となるのなら、

例え手入力していても、悪くはないツールだと今は感じます。

 

複式簿記は楽しいものだ

記帳が楽しくなったと言われてハッとしました。

 

記帳をしましょう!と表現すると、義務的になってしまい、

相手の心はきっと動きやしないのでしょう。

 

僕は簿記が嫌いだったので、

簿記が楽しい!簿記が大好き!

という思いはわかりませんが。

 

ただ、少なくとも、1つの取引が発生する度に、

複数の数字が連動して変化する部分は興味深かった記憶が。。。

 

それがいゆわる、複式簿記の面白さでありると認識しています。

 

記帳や経理は義務的にやりましょう!

頑張りましょう!というのではなく、

その面白さを伝えていくことが肝要だと、今回深く身にしみました。

 

なるほど、僕はすっかりと税理士目線で

仕事をしていたのかもしれません。

 

納税者が自分で記帳から申告まで可能になれば、

自分の顧客獲得や収益には繋がりません。

 

しかし、社会全体にとってはいいことです。

まだしばらくは税理士でいる予定なので、

簿記が苦手な僕が、経理や記帳の楽しさを伝えられたと思います。

 

 まとめ

なーんて立派なことを投稿しつつ、

自分の記帳は殆どしていません。

 

通帳や売上は行っていますが、

肝心の現金領収書が。。。。

 

面倒くさくて現金領収書を9カ月放置しました。

こんな僕だからこそ、楽しくない。面倒。。。という思いは、

誰よりも理解しているつもりです。

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