税理士業務の売上原価は図書費91,000円。専門書の費用対効果を考える。

2021年の僕の青色決算書の新聞図書費は、

前年より30,000円増加し、91,320円でした。

 

税理士業に原価はありませんが、

学ぶことを仕入と鑑みると、

目下、新聞図書費が原価です。

 

僕程度の規模で図書費が91,000円。

もしかして過大出費だったのか、

自問自答しています。

 

 

※サガミオリジナルは4箱目です。

 

書籍の購入が75,000円程

91,000円の内、16,500円が年間購読料。

純粋な書籍購入代は75,000円程です。

 

多くの先生方が購読している、

週刊の難解な情報誌は購読していません。

 

昨年は通達集や法規集、逐条解説は購入していないので、

仕事で必要に迫られて購入したものが殆ど。

 

せっかく購入した何冊かは、

「あれ?こういうのを求めていたんじゃないのに。。」

という事もあり、さっさとブックオフに。

 

少し勿体ない事もありましたが、

わからない事、自信がない事などは、

費用を省みず購入するタイプです。

 

しかし、費用対効果を考慮すると、

必ずしも、有意義な支出とは言い難いかもしれません。

 

個別相談で書籍を購入することは多い

書籍を購入する機会というと、

殆どが個別税務相談のときです。

 

改めて自分の考えに錆びつきがないか、

劣化により論点を大きく外していないか、

自分自身を確認したい時など。

 

昨年多かった相談事というと、

外国税額控除、トークンの時価、

海外取引、非居住者、NFT税務、デジタル資産売買など。

 

会社員の時でしたら、ササっと処理し、

「えいっ!」とあっさりボスに投げていました。

 

しかし、自分自身で反芻するとなると。。。

 

せっかくお金をいただくのなら、

僅かな疑問であっても、ガッツり確認し、

最善を尽くした方が、僕は納得できます。

 

毎度毎度ではありませんが、個別税務の際に、

書籍を購入する機会が多かったと記憶しています。

 

しかし、1度の相談で書籍を購入すると、

やや儲けがないことに気付きました。

(遅い。。)

 

儲けが無い個別相談

ZOOMでも対面でも、個別税務相談は、

3時間まで10,000円としています。

 

もちろん必要な資料を作成し、

自分が話した内容は全てPDF形式で、

その日に内にメール送付しています。

 

売上が10,000円。

もし書籍を購入すれば3,000円程?

準備に最低1日かけるので、時給換算7,000円?

 

あれ?書籍を原価と見なすと、

既に儲けがありません。

 

価格は3時間10,000円を、

今後も継続していく予定です。

 

もしかして、1冊の書籍購入って、

費用削減すべきだったのか、

自分の決算書を作成して疑問に感じました。

 

書籍は永遠に有用なツール

書籍を原価と捉えると、おそらく大きな赤字です。

 

しかし、当然書籍は1度限りではなく、

法令が変化しない限り、永遠に有用です。

 

1冊の書籍に刻まれた情報は、

多くの場合、1度で全て読み切ることはありません。

 

膨大な情報は、その後も利用価値は無限大。

 

時々、「あっ」と思い手に取って、

買ってよかったと感じることもしばしば。

 

中にはネット情報と同等の部分もあります。

 

しかし、僕は古い人間ですので、

腰を据えて調べるという時は、

専門書を購入し、法令根拠からじっくり入るタイプです。

 

僕程度の規模で書籍代が91,000円って、

おそらく多いのだと思います。

 

1冊3,000円から4,000円程度だとすると、

23冊から25冊前後購入した計算です。

 

紙の専門書の無駄・有用性は様々な意見がありますが、

いずれであっても、自分の血と肉になれば、いいのでしょう。

 

今後も僅かな疑問や心配事があったら、

迷わず最善を尽くしていこうと思う。

 

 まとめ

専門書って、難しいけれど僕は割と好きです。

実際に仕事をしていると、

やはりザ・専門書が一番有効でした。

 

僕もいつか書籍を出版します。

その時の書籍名は、「主夫的税理士生活」です。

 

この素晴らしきネーミングを考えたのは、オレが最初だ。

勝手に使用されたら本気で怒ると思う。

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