円満遺産分割は親族との意思疎通から。LGBTこそパートナーの遺産分割を真剣に考えるべき。

僕はこの業界に入り、

もめた相続を経験していません。

 

勤務先が相続専門の会計事務所ではなかったので、

全て安心円満の案件でした。

 

「?????」と感じた相続案件は、

開業後に受注した、兄弟姉妹間の相続のみ。

 

自分自身が相続に関わる立場にならないと、

相続人間の係争など、わからないでしょうね。

 

僕は今現在、自身の同性間の遺産分割について、

非常に悩んでいます。

 

 

 

 

僕は相続人ではない

先日相方とお互いに死亡保険に加入。

 

同居して3年経過したので、

お互いを保険金受取人指定できる要件を充当しました。

 

僕には財力がないので、

相方はやや保険金を多めに。。。

(掛け捨てですが。。)

 

そして保険証券が届き、「あっ!」としました。

 

税理士のくせに迂闊だった!

自分の事になると、すっかり忘却していた。

 

自分には生命保険の非課税枠がないこと。

相続税が1.2倍であること。

遺留分もないこと。

配偶者に対する税額軽減がないこと。

 

相方の法定相続は兄弟1人。

現時点の本来の相続財産とみなし相続財産を含めると、

相続税が算出されること。

 

このままの相方の年収が継続すると、

相続税の基礎控除を超えること。

 

僕はLGBTの遺産分割を真剣に考えなくてはらない。

 

遺産分割を円満に進める方法は1つだけ

僕はずっと相方と連れ添うつもりです。

 

付き合い初めて1年目は浮気?をしましたが、

2年目以降からこの12年間、

他の男と肉体関係はありません。

(国内の法施行地の風俗は除きます。)

 

長年連れ添ったにもかかわらず、

お互いに財産を残せない。

 

現実的に有り得ることなのだと、

最近になり、ハッキリと認識しました。

 

西島秀俊主演「今日何食べた?」では、

「親族に自分の財産を1円たりとも渡したくない!」

というセリフが登場しますが、今の僕は同感です。

 

両親に自分の預貯金は、一切渡したくありません。

だってさ、もう帰ってくるな!って言うんだから。

 

故に現実の遺産分割でも、

係争が発生する理由が何なくわかりました。

 

遺産分割協議書がうまくいかない多くの理由は、

親族間の関係性の問題が9割。

 

例え「遺留分があるわよ!」と、

しゃしゃり出てくる姻族や2親等がいても、

親族間が穏便であれば、サラっと流れる事が多いですが。。

 

家族信託を活用したところで、

信託財産が遺留分から除外されないことは、

もはや言うまでもありません。

 

将来の遺産分割を懸念するのなら、

方法はやっぱり1つだけ。

 

良く話してわだかまりを解くことです。

 

円満相続は意思疎通が大切

相方は学生に自身のことを両親に告げたようですが、

僕と13年も付き合っていること、

2019年から一緒に暮らしていること、

僕が開業していることは話していません。

 

例え公正証書遺言を作成しても、

一度も顔を見たことが無い赤の他人(オレ)が、

遺産を受けたら、気分が悪いでしょうね。

 

そこで10月の40歳の一区切りとして、

家族に僕の事を話してもらう事に。

 

とりあえず遊びに忙しい僕ですが、

一応は日本税理士会の税理士名簿に、

自分の氏名は記載されています。

 

だからたぶん、僕は税理士のはずです。

一応はまだまだ信頼関係がある職業でしょう。

 

円満遺産分割は話し合いが大切。

お互いに意思疎通をしておくことが大切。

 

未分割相続!になんてならないように、

円満遺産分割を実践していきたいと願います。

 

 まとめ

500万×法定相続人。

配偶者の法定相続分 < 1億6,000万円。

 

今まで気にも留めなかった計算ですが、

自分の事となると真剣に考えます。

 

なるほど、だから税制は変えていく必要があるのだと、

心から実感しています。

 

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