インボイス制度にメリットもクソもない。必要があるかどうか自分で判断すべし。

インボイスに登録した方がメリットありますか?

と質問を受けることがあります。

 

インボイスのメリットなんて、

考えたことありませんでした。

正に急転直下ですわ。

 

僕は税金の説明をする時、

損得勘定で話すことはしません。

 

故によくユルイと勘違いされるのですが、

僕は割と硬くて厳しめの税理士です。

 

自分にとって必要があるかないか、

自分自身で考えるべきだと思います。

 

 

 

 

僕はそんなに優しい税理士ではありません。

 

 

 お得感セールスはしません

お得です!などという損得勘定セールスをよく見かけます。

税金関係だと、青色申告はお得です。など。

 

青色申告しています!

会計帳簿はズサンです!

証拠資料はありません!

 

という方が実は沢山いることを、

この業界に入って初めて知りました。

 

お得感セールスは確かに正解なのでしょう。

しかし、税金関係にお得もクソもありません。

 

権利に対する本来の厳粛な義務が生じるからです。

 

そしてお得感を打ち出すと、

相手は大切な権利義務を記憶してくれません。

 

だからお得です!~の方がいいですよ!

~の方が税金は安くなります!

という説明等はしません。

 

 自分で考えてね!とだけ伝えます

僕はよく個別税務相談でも顧問先に対しても、

「自分で考えね。」とよく言います。

 

何かを選択しなくてはならない場合は、

事実と目下、想定し得る予測を提示して、

あとは自分で考えて。と伝えています。

 

予測には何等かの権利義務があっても、

損得勘定はありません。

ただの事実だけです。

 

今まで「自分で考えてね!」と告げると、

ムっとされたり、やや怒った表情の方もいました。

 

いやいや、自分で考えられないから、

いずれがベターか、あなた(税理士)に相談しているんだ!

ということも。

 

それでも僕はひるみません。

 

新宿2丁目を楽しんできたゲイは、

怒鳴られた程度でひるみません。

 

あなたにとって必要だと思う方を選択してください。

とだけ告げます。

 

だからインボイスも損得勘定ではありません。

 

自分が必要だと思うのなら、

登録すればいいと思います。

 

 インボイスの説明はササっとだけ

インボイスのお問い合わせあった際、

その9割が免税事業者の方です。

 

僕は説明が下手(面倒)なので、

インボイスとは!消費税とは!と説明しません。

 

直近の決算を課税事業者だと仮定して税抜処理し、

その場合の消費税の納税額を説明しています。

 

殆どの方は、それだけでインボイスを理解してくれます。

だから、あとは自分で考えてね!と伝えています。

 

まとめ

インボイスはまだ始まっていないのに、

またまたまた改正されてしまい。。。

 

都心の地下鉄のような突貫工事で、

わけがわからない消費税法を、

まだなお複雑にするなんて。。。

 

法律を作る人って、懲りないなあと実感しています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です