Talking about Open Relationship。オープン・リレイションシップについて思うこと。

最近、オープンリレイションシップの話を聞きました。

また、少し前にも知り合いとそんな話をしました。

 

もう10年程前のことですが、地元のゲイの知り合いでも、

オープンリレイションシップをしていたカップルがいらっしゃいます。

 

オープンリレイションシップとは、

ここ数年でよく耳にするようになった単語です。

 

素敵な表現ですよね。

オープンリレイションシップって。

 

英語にすればいい感じに聞こえますが、

何かっこつけてんの?って、僕は思います。

 

こういうことこそ、もっとハッキリと、

日本語で表現すればいいのだと思います。

 

特定の相手がいるけど、単に自分の性的欲求を満たすために、

他の男とガンガンやりたいんだって、そういえばいいのに。

 

目下のパートナーとの関係を大切にできないなんて、

カッコよく述べるのならば、

rude and  ridiculousだと思います。

 

 

 

信頼は簡単には形成されないからこそ、

日々の小さな蓄積が必要だと思います。

 

 長年のパートナーに多いオープンリレイションシップ

オープンリレイションシップは、

ある程度の期間一緒にいるカップルに多いと聞きます。

 

僕と相方は15年になるので、

ゲイカップルの中では、十分長い方に入ります。

 

ゲイカップルが継続できない理由はいくつかありますが、

想定可能な異性間カップルとの相違点は2つ。

 

1つは、婚姻や出産というイベントは絶対にないので、

2人で生活をする意味を見出せなくなってしまうこと。

 

一体、何のために一緒に生活しているのか、

分からなくなってしまうのですよね。

 

そして、2つ目は、性的にオープンである傾向が強いため、

簡単に他の男と肉体関係をもってしまうこと。

 

セックスの仕方は人によって異なるため、

やはり自分の好みの方法や動作、

また相手との体の相性があるのだと思います。

 

特に相手に挿入する側のタチの場合は、

性的欲求を充足したい傾向があるかもしれません。

 

だから、あっ、こっちがいい。と思ってしまったら、

容易に「さよなら。」してしまう人もいます。

 

パートナーに深い愛情があるのなら、

本当はそんなこと出来ないのにね。

 

僕は個人的に、相手のことを大切にできない、

典型的で利己的なゲイが大嫌いです。

 

長年一緒にいると、次第に性生活が少なくなることは、

一般の夫婦も同様だと聞きます。

 

お互いの体の経年劣化もあるので、

他の男としたい欲求が増してくるのでしょうね。

 

汚い話ですが、かつて自分もそうであったように、

20代の方が断然勃起時のペニスの張りもいいですし精力もある。

 

僕らの場合は、単純にお互いの体を退屈に感じるのでしょうね。

 

しかし、ゲイカップルで10年以上一緒にいるというと、

驚く人が多いということは、

そんなパートナーに出会えることが奇跡に近いということです。

 

世の中は圧倒的にノーマル男子女子だから、

ゲイに出会えて成約する可能性の方が、

圧倒的に確立として低いことは明白でしょう。

 

故に、長年一緒に連れ添えるゲイのパートナーに出会えるなんて、

ノーマル男子女子の結婚するよりも奇跡ですよ。

 

なぜその奇跡を大切にできないのか。

1人の人を一途に大切にできないのか。

 

ひとりのパートナーを存分に愛することができないのか、

僕には到底理解できません。

 

 オープンリレイションシップが嫌な理由

相方としょうもない喧嘩した時に、僕はしばしば、

「ほかの男とやるぞ。いいな。」と脅迫します。

 

相方は明確に「No」と言います。

 

僕にはその気はありませんし、

相方が嫌だということはしません。

 

なぜなら、自分がされたら嫌だからです。

これは人間関係を形成する上で大切なことでしょう。

 

たまにいますよね。

 

自分がされたら激怒するくせに、

相手には平気で卑劣なことをする愚かな人間って。

 

オープンリレイションシップって、

わざわざカッコイイ言葉にしていますが。。。

 

パートナーがいます。

でも結局は他の男とセックスしたいから、

他の男とガンガンセックスします。というだけの話です。

 

僕だったら嫌ですよ。

 

他の男とやりたいからってさ、

それ誤魔化してるでしょ?

本当は恋愛感情ない?

 

目下、恋愛感情がなかったとしても、

肉体関係を結べば、相手に情が移転しないかい?

 

特に年齢を重ねたゲイの場合。。。

 

何よりも自分が今晩就寝する布団で、

白昼パートナーが他の男とガンガン体液を垂らしてセックスしていたら、

そんなの誰だって嫌でしょう。

 

だってさ、つまりはそういうことでしょう。

 

オスはスイッチが入ると止まらないから、

当該状況だって、容易に想定できるでしょう。

 

僕は相方が誰かに掘られて体液が染みついた可能性のある、

布団で就寝するなんてさ、考えられないですよ。

 

だったら潔く、パートナーと別れるべきででしょう。

 

しかし、別離することなく、

他の男性と性的関係をもつ契約を締結するその理由は、

いつでも新鮮な性的関係を求めるにも関わらず、

特定の相手はキープしておきたい。

 

正にそれでしょうね。

 

だからrude and  ridiculousなのですよ。

傲慢過ぎるし、そんな奴は誰も大切になどできない。

 

だったら潔く、別れるが正解でしょう。

僕はそう思いますよ。

 

 信頼なんて簡単に崩れ去る

20代の頃の話ですが、地元のゲイの友人は、

パートナーがいるにもかかわらず、

他の男と継続的に関係をもっていました。

 

実は僕も他人のことは言えず、

まだ相方と出会う前のことですが、

彼のアパートで肉体関係をもってしまった事が何度かあります。

 

彼と確か初めての時、僕から、

「いいの?そういうの?」と問うた際、

「お互い信頼しているし、合意の上だから。彼も自由にしているから。」

という返答がありました。

 

彼らは非常に仲が良さそうで、

相方さんと誕生日祝ってもらった!等、

非常に微笑ましかったのですが。。。。

 

結局、別れてしまったのですね。

 

話を聞いてみると、ああ、やっぱり。。。

 

不特定多数の男性と行為をすることを、

相手はよく思っていなかったのですね。

 

彼が宣言した「信頼と合意」なんて、

そんなものは存在しなかったのでしょうね。

 

考えられることは、彼が口にした信頼と合意は、

彼が勝手に想定していたただけです。

 

例えそこに信頼があったとしても、

信頼なんて脆くて壊れやすいものですし。

 

不信感があれば信頼の足元は即座に危うくなりますし、

たった1度の過ちで、信頼なんてアッサリ崩れ去ります。

 

それは僕が今の税理士業をしていて、

嫌というほど感じています。

 

例えば、今月の報酬の入金が遅延した場合、

翌月になると、今月は大丈夫かな?と思います。

 

ほら、1度遅延すると、簡単に信頼なんて欠損します。

 

信頼というのは日々継続し、

お互いコツコツ永続して強固にするものなのでしょうね。

 

恋人同士も夫婦もきっと同様だと思います。

 

好きだからお互いに相手の信頼を得ようとしますし、

しかし、その信頼の形成には時間を要するから、

日々誠意を込めて、年数を重ねても、

お互いに精いっぱい愛し合うのだと思います。

 

大切なものは、簡単には手にすることはできませんし、

簡単に手にしたら、崩壊する過程も容易でしょうね。

 

だから「信頼があるから、合意があるから」というセリフは、

極めて他力本願であり、自分勝手甚だし。

 

ただ他の男と性的欲求を満たすために、

自身を正当化しているだけです。と、僕は思います。

 

男同士の性的欲求の解決は難しいけれど愛があるだろ

男同士の性的欲求は難しいと思います。

一般的にゲイカップルは性欲が強いと言われます。

 

しかし、それはやはり人それぞれ。

性欲はほどほど、マイルドなゲイカップルやゲイも、

実際に沢山います。(いました。)

 

41歳になった僕も性欲は強い方であり、

相方とのセックスの頻度も、概ね週2回から3回程です。

(今でも一晩でギリギリ3回戦まではいけますが。。。)

 

しかし、彼との性生活は、

相方が僕に合わせてくれていることも知っています。

 

管理職の会社員で日々ストレスの相方。

フリーランスで自由でストレスがない僕。

 

僕の方が下半身が元気なことは当然です。

故に時々、無理をさせていないのか、用心しています。

 

性生活は同性間、異性間に関わらず、

相手がいないと成立しません。

 

また、相手と自分の性欲の強さが一致することはないので、

お互いに思いやりが必要ですからね。

 

また、20代の頃とは異なり、それなりに体力を消耗しますし、

何よりセックスをした後、頭痛がすることもあります。

 

そしてこのバランスが崩れてしまった時、

オープンリレイションシップが登場するのでしょうね。

 

だからといって、自分の性欲に任せて、

僕らにオープンリレイションシップはありません。(多分)

 

5年、10年といったお互いの歴史や思い出があるのなら、

愛があるでしょ。

 

僕らの15年間の関係性なんて、

ちょっとしたことで崩壊は容易です。

 

長年連れ添た夫婦だって、

離婚することは珍しくありませんからね、昔から。

 

それだけ信頼の維持は困難なのでしょうね。

 

どうにもならないのであれば、

絶対に発覚しないように、

内緒で金銭対価の授受がある風俗でしょう。

 

それでも他の誰かと肉体関係を持ちたいのなら、

もはやパートナーに対して、愛などないのでしょうね。

 

性的欲求を満たしたいけど、誰かをキープしたいという、

単なるいいとこ取りをしたいだけです。

 

だからオープンリレイションシップなんて馬鹿馬鹿しい。

 

せっかくパートナーと奇跡的に出会えて、

かけがえのない歴史があるのなら、

1人の人をもっと大切にすべきだと感じます。

 

 まとめ

オープンリレイションシップに対する僕のスタンスを書いてみました。

パートナー(妻)が大切だけど、他の人に対して放出したい。

 

男のずるい部分だと思いますよ。

 

僕は自分が確定申告で賢明に仕事をしている時に、

相方から「一発やってきたぜ!スッキリスッキリ。」

などと言われたら、悲しくて仕方ありません。

 

だからオープンリレイションシップなんて考えれません。

オープンリレイションシップって、カッコイイ表現ですよね。

 

さながらザ・多様性!っていう感じでカッコイイ。

 

しかしそれよりも目下の自分の仕事と同様に、

この道一筋の方が、圧倒的にカッコイイと思います。

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