税理士が行う租税教室の疑問。租税教室のアンケートは何の為?
先日、2年半ぶりの租税教室の事を書きました。
毎回アンケートを取っています。
アンケートの問
「税理士に聞きたいことは何ですか?」
意外に具体的に書いてある。。。
しかし、特に学校に回答することはないらしい。。
(していないらしい。。)
え!?
せっかく聞きたい事を書いてくれたのに。。。
じゃあ、アンケートなんて取らなきゃいいじゃん!
少なくとも、その問は不要だろ。。。
って思うのは、オレだけかしら?
税理士に聞いてみたいこと
今回で4日目の租税教室でしたが、
初めて回収したアンケートを読みました。
今までは偉い先生と一緒だったので、
偉い先生が回収していました。
または学校から偉い先生へ後日郵送だったので、
僕はアンケートを見たことがありません。
今回は自分の手許にあり、
きっと、つまらない。よく分からない。
と書かれているんだろうな。。。と思っていたことろ。。。
割とよくわかった。面白かった。にチェックが。。
きっと社交辞令でしょうが。。。
気になった事は、「税理士に聞きたい事」という問です。
具体的に書いてある人が割といました。
ああ、その気持ちわかります!
一応、時間内に質問タイムを設けています。
しかし、僕が生徒の立場だったら、
質問があっても質問しません。
そういうこと(人前で手を挙げて質問)が、
できない人間だからです。
できない理由はありません。
そういう人間なのです。
だから僕も、文面で密やかに質問する人間です。
返答しないならアンケートなんて不要
具体的に質問を書くなんて。。。
社交辞令もあるのでしょうが、
もしかしたら、本当に聞きたかったことが、
あったのかもしれません。
過去4回を含めて、租税教室の最中は、
寝ている方もいます。
担任の先生が同席している時は、
大体みんな起きていますが。。。。
先生が全く同席していない場合や、
進路指導の先生が同席する場合は、
やはり寝ている方もいます。
そりゃ当然だと思います。
僕でも寝てしまうでしょう。
しかし、ガッツリ聞いている方もいます。
僕を凝視してノートを取っている生徒さんが必ずいます。
例え下や外を向いていても、
聞いている人はいるのでしょうね。
租税教室についてどうだった?
の社交辞令のアンケートなんて、
どうだっていいと思います。
大切なことは、まっさらな人間が抱く、
税理士に聞きたい事です。
それをスルーしちゃいけないですよね。
せっかく書いてくれたのに、
これでは大人の都合により、
一方的にコンパルソリーを課しただけです。
それをないがしろにしてしまうから、
税理士という資格が人気がない理由がよくわかります。
ないがしろにするのであれば、
税理士が租税教室を行う意義など無いのでしょうね。
おれも税金に興味がなかった
僕は会計事務所に転職した25歳の時まで、
税金に興味がありませんでした。
中学、高校はもちろん、
大学生になっても税金などわかりませんでした。
アルバイトで源泉所得税が引かれても、
地元の申告会場で確定申告書は自分で行いました。
大学受験をパスしているので、
給与の確定申告などただのパズルです。
(会計事務所で断られたけど。。。)
銀行に就職しても全く税金を知らず、
発行する受領書全てに印紙を添付していたら、
とてつもなく叱責されてしまい。。。
税理士試験を受けていたのに、
税金に興味がなかったのです。
税金について知ったのは、
ようやく会計事務所に転職してからです。
だから税金に興味が無い人の気持ちが良く分かります。
今後は質問に回答しようと思います。
まとめ
4月以降に実施した対面式個別税務相談では、
ほぼ毎回、所得税の超過累進課税について説明しています。
多くの方が、単純累進課税だと思っているからです。
高校の政治経済では、
所得税は累進課税と回答すると×です。
大学を経済学卒業した方でも、超過累進課税を知らない方がいます。
僕も経済学部出身ですが、
会計事務所に転職するまで、知りませんでした。
だから税金の話って難しいのだと思います。