開業5周年スペシャルその1。税理士試験勉強を継続できた原動力について。
本日で開業5周年となりました。
くそな僕が5年税理士を継続することができたのも、
全ては自分自身のおかげだと考えております。
そこでこの1週間は、今までいただいた質問の中から、
激選した内容を投稿しようと思います。
今日は数年前に(税理士試験受からないから止めたい社会人の)受験生からいただいた質問で、
働きながら試験勉強を継続して合格した原動力についてです。
一般的な受験生には全く参考にならない内容ですが、
原動力は人によって千差万別。
僕の場合は、不覚にもマジで好きになってしまったノンケの後輩君の退職。
そして、事務所内の軋轢が、原動力の起因となりました。
今日はLGBTの方からの開業5周年のお祝いでした!
今後も自分の為だけに税理士業をしていきます。
ノンケを好きになって、さあ大変!
2007年10月に銀行から会計事務所に転職しました。
その翌年、2008年10月に2歳年下の後輩が就職してきました。
全く意識していなかったにもかからず、
不覚にも僕は、ノンケの男を好きになってしまいました。
ゲイがノンケを好きになっても未来はない!
そんなことはわかっていたにもかからわず、
好きになってしまうと、どうにもなりません!!
それまで何人かの男性と付き合いましたが、
職場などの一定の集団にいて、
自然に好きになってしまったことは初めてでした。
一緒にいるから好きになると言いますが、
一緒にいて好きになってしまった場合、
その効用は長く継続する傾向があります。
あ、やばい、好きだわ。と自分で認識してしまうと、
もはや取り返しがつきません。
保険料を消耗品にしたくらいで、
ネチネチうるさい先輩がいる職場だったのですが、
彼に会えるとなると、毎朝、灰色の会計事務所が天国でした。
ゲイの知り合いからは、
「あのさ、中学生や高校生じゃないんだからさ。」
「あんたさ、(当時)25歳でしょ?」と諭されたものの。。。
好きになっちゃうとね。
心を捕えられたら、もうどうにもならないよね。
なかなか離してもらえません。
しかし、会計事務所でよくあるイザコザ等もあり、
彼は約1年半で退職してしまいました。
ちょうどバンクーバーオリンピックの年で、
この桜の時期の3月31日でした。
同時に僕も軋轢やイザコザがあり、
14年前の4月1日に、(7月の賞与もらったら。。。)止めますと、
当時のボスに伝えました。
彼の退職の際、僕は彼に手紙を渡して告白。
そして、当時やっていたSNSのミクシイで、
彼の退職の翌日、彼からブロックされてしまい。
友人「だから言ったじゃない!」
友人2「あーあー、こりゃ2度と会えないわね。」
友人3「これがノンケを好きになったゲイの宿命ね。」
当該ブロックの熱量は定かではありませんが、
気持ちを伝えたことと、
ハッキリした明確な答えに、スッキリしたことを記憶しています。
区切りをつけることって大切です。
ブロックが無かったら、
僕はずっとモヤモヤしていたのでしょうね。
そして、4月1日から退職までの5カ月間、
再び職場に(僕に対する)軋轢が生じたのですが。
好きだった人に2度と会えない重大な喪失感、
そして職場の軋轢こそ、
税理士試験の大きな原動力になりました。
馬鹿にしやがって!
いまに見てやがれよ。
という負のエネルギーが、僕の原動力でした。
マイナスのエネルギーは原動力になる
マイナスのエネルギーって、
あまり良いイメージはないかもしれません。
資格をとって独立するんだ!
税理士になって世の中の役に立つんだ!
この仕事が楽しくて仕方ない!
という万人受けしやすい原動力を期待されるのでしょうね。
え、でもさ、そんな人っているの?
就職面接でよくある、
「御社の経営理念に感銘を受け。。。」と同等の嘘くさ!と、
性格が悪い僕は考えてしまいます。
マイナスのエネルギーは、なぜか嫌われる傾向にあります。
しかし、時として、大きな原動力になり得ると思っています。
見てなさいよ。
ただ経験値が高いだけしか能がない、
馬鹿の一つ覚えの無資格職員と無資格職パートどもよ。
オレは貴様らに飯を食わす立場になるのだ。
これがマイナスのエネルギーの根幹でした。
(こうやって書いてみると、性格悪いわね。。。)
これらの出来事は2010年3月・4月のことであり、
その後事務所を転職し、5科目合格したのは2012年12月でした。
人間マジになればできるものです。
しかし、根底あったものは、常に2010年の出来事でした。
それが無かったら、とっくにギブアップしていたのでしょうね。
受験生には全く参考になりませんが、
これが僕の税理士試験の原動力でした。
もう14年も前のことですが、
毎年この時期になると、今でも薄っすら思い出すものです。
こんな事が原動力だったので、
合格した後、税理士登録する気が起きませんでした。
合格することだけが目的だったからです。
だから税理士登録をする時は、
相方と一緒に暮らす時に自分の為に使おう決め、
5年間温めていました。
まとめ
ノンケを好きになると、ロクなことがありません。
しかし、好きになってしまうと、どうしようもありません。
彼が担当した決算で、本則課税で計算して全てお客様に報告した後、
税務署から郵送された申告を取り出したら、
あらら、簡易課税の申告書が入っているよ。。。
まだ期限内だったので、
急いで半日で修正したことがあったなあと。。。
本当はいけないことですが、
焦りまくる彼を見ても、
僕は可愛いなあ。。。と思っていました。
ニヤニヤしながら、「これ第3種?」と聞いた記憶が。。。
職場で軋轢が生じた時の鉄則は、
憎しみを憎しみで返してはいけないこと。
税理士試験に合格することこそ、
自分にとっての最上級の復讐でした。
マイナスのエネルギーは、時に大きな原動力になります。