東京オリンピックはブラックボランティアだって!?
あと2年で東京オリンピックが開催されます。
競技場の建設デザイン、ロゴの問題などありましたが、
もう残すところあと2年なんですね。
さて今朝のニュースでは、新たに問題があるようです。
オリンピックボランティア問題。
進んでボランティアに参加しましょうと宣伝されてますが、
いやいや、冗談じゃないという意見も。
ボランティアの募集に関する内容が、酷いという事のようです。
都知事が、ブラックボランティアという揶揄に対し、
「一体、どこがブラックなんでしょう?」
という発言が耳に残りました。
東京オリンピックのボランティア問題とは何なんでしょう?
ボランティア募集に関する問題点
東京オリンピックボランティアの問題としてあげられるのが、
・交通は1000円/日
・宿泊費は自己で探し、自己負担
・原則10日連続勤務
などでしょう。
ちょっと「えっ?」って、僕も感じました。
まあボランティアなので、
経験がすることができるということが、対価なのかもしれません。
しかし、ちょっと「どうなのかな?」と感じる部分があります。
交通費が一律で一日当たり1000円というのは、
皆疑問でしょう。
北海道や沖縄から参加する場所と、東京都内から参加するのでは、
明らかにその経済的な差があります。
宿泊費についても、東京って高いですよね?
しかも、狭い部屋でもそれなりの金額がします。
また、五輪開催時は宿泊施設の需要は大きく高まるはずです。
更には、宿泊費の高騰、空き部屋がないことも考えられます。
地方からの参加場合、10日間の宿泊費を自己負担しろとは、
参加者はちょっと大変ですよね。
10日連続というと、定職についている人はまず無理でしょう。
何だかオリンピックボランティアは、
ネガティブなイメージしか有りません。
ボランティアは本来は素晴らしい事
僕は大学四年間、ボランティアサークルに所属しました。
後半はあまりボランティア自体せず、みんなで旅行したり楽しんでましたが。
ボランティア自体は、非常に貴重な経験を沢山しました。
普段の生活では、到底経験できないことが多いので、
その経験は、あとあとの自分の財産です。
ボランティアの中では、所謂、非日常を感じる感じることができます。
そこからあらゆる事がインプットされ、
そして多くの思いが働きます。
オリンピックのボランティアとなると、
更に特別な経験でしょう。
ボランティアとして、一般の人がオリンピックに参加できることは、
非常に意義がある事です。
なんせ世界の人と触れ合いができるんですから。
こんな素晴らしいことはありません。
そんな機会、生きていてそうそうありませんよね。
なので、必ずしもボランティアに金銭的な対価が必要だとは思いません。
しかし、ブラックボランティアという意見に対して、都知事は放った、
「どこがブラックなんでしょう?」
これには少し、疑問が残ります。
柔軟に対応できる制度にして欲しい
日本だけではない、世界の東京オリンピック。
競技会場は都内のみならず、地方に分散しています。
通訳、交通誘導などなど。
様々な作業を、様々な場所で担う人材が必要です。
多くの労務者が必要な事は明らかです。
だからこそボランティア必要なんでしょう。
だとしたら、必要な人材確保には、人材を雇う事も必要だと感じます。
せっかく世界から注目される東京オリンピック。
ブラックボランティアなんて言われては、非常に残念です。
確かに、交通1日1000円という条件は、
参加者の地域によって、もっと柔軟に対応してもいいのだと感じます。
宿泊先に関しても、宿泊施設に空きがなかったり、
空きがあっても高額な宿泊先なら、ネットカフェ等に泊まるしかありません。
「どこがブラックなんでしょう」という言い方は、
もう少し別の表現があるのだと思います。
オリンピックボランティアは素晴らしい体験ができます。
だからこそ、参加者には不安なく、気持ちよく参加出来る仕組みが必要です。
どうか、ブラックなどと呼ばれないよう、
柔軟な対応をしてもらいたいですね。
まとめ
海外のニュースで、
東京五輪のボランティアはブラックだ!
なんて広まったら悲しいですよね。
こういう時、公の機関は頭が堅いなあとよく感じます。
確かに、地域によって違いを設けるより、
一律、そして自己負担の方が平等ということは理解できます。
しかし、頭のいい集団の集まりのはずです。
そこは流動的に、柔軟に平等になるよう、
考えて欲しいと思います。