税理士試験に合格したら立ち止まるのはやめよう。
5月の連休が終わると、もうすぐ税理士試験。
人によって試験に対する思いは異なりますが、
とにかく試験勉強って大変ですよね?
僕は、試験勉強をしていた当時よりも、
合格後の方が悩んだ事が多かったような気がします。
あくまでも僕の個人的な思いですが、税理士試験に合格したら、
立ち止まらずに、税理士登録をしましょう。
実務経験を満たしており、お金に余裕があるのであれば、
迷わず税理士登録をしましょう。
なぜかって?
そんなの決まってます。
だって若いって素晴らしいじゃない!
試験合格後、5年の間に無くしたもの
僕はちょうど30歳になった年に税理士試験に合格しました。
資格取得自体は、それ程遅いとは思ってはいません。
ただ、実際に税理士登録したのは、35歳になってからです。
試験に合格した当時から、税理士の仕事はもうきっぱり辞めて、
全く別の会社で働こうか悩んでいました。
しかし、踏ん切りがつかず、5年間も立ち止まってしまいました。
5年間ですよ!
税理士試験は10回受けたので、そのうちの半分ですよ!
冷静に考えると、恐ろしい程の時の経過ですよね。
当時は悩んでいたので仕方ありませんが、
悩んでいても、誰かが背中を押してくれるわけではありません。
そして5年の月日の経過により、確実に失ったものがあります。
それは「若さ」です。
若さとは、税理士業界の「若さ」ではなく、
社会通念上、一般的に公正妥当と言われる「若さ」です。
若いってとにかく素晴らしい
海外旅行に行くと、若い店主が経営するカフェを探して入ります。
それが毎回楽しみなんですよね。
今回も、宜蘭と羅東で2件のカフェに入りました。
マスターを一目見ると、
「おっ!多分20代だ!若い!」と感じました。
そして若い店主を見て思いました。
何かを決断するには、若い方が断然いいなって。
若さって、素晴らしいですよね。
僕は若い人と話していると、いつも何だか嬉しくなります。
若者の独特の会話のイントネーションも新しく感じるし、
自分が少し若返ったような気もします。
いつの時代だって、文化や流行は若者が作り出します。
だから若い人のお店って、ちょっと入るのがはずかしい。
でも自分にはない、これからの可能性を秘めている人に触れる事は、
エネルギッシュに感じないわけがありません。
若いからエネルギーがあり、いろんな可能性があります。
これからどんな形にも変わっていけます。
若くしてお店を持って、若者独特の感性があれば、
これから様々な自分色を発する事ができます。
どんな変化も可能だから、何かを決断するには、
年齢が若い方が、断然いいんですよね。
生き方を変える事は難しい
しかし、20代の若者だけでなく、30代や40代の人でも、
エネルギッシュでクリエイティブな人もいます。
世の中へ変化に対する柔軟性であっても同様。
60代でスマホやパソコンを使いこなす方も。
毎年の税制改正を、みっちり頭にいれている50代税理士さんも。
だったら若さってなんなんだ?と感じますが、
年を重ねると、若者の真似をできない決定的な部分があります。
「生き方」を変化させる事ができるかどうかです。
歳を重ねると、「生き方」を変化させる事が、非常に怖くなります。
30代、40代になり社会経験を積んでいくと、
嫌でも常識や何かしらの概念を吸収してしまいます。
それらは年々固定化されていき、堅く強固なものとなって。。。
自分の「生き方」が知らず知らずのうちに、
固定化されたものとなってしまいます。
でも固定化された常識や、概念がまだ薄い20代であれば、
自分の生き方は柔軟に変化させる事が可能です。
そして多分、その人の「生き方」って、仕事に表れるんですよね。
仕事は(特に個人事業主は)、その人の人生そのものっていいますし。
合格後は登録しよう
僕は試験合格後、5年間立ち止まっていました。
開業であれ、所属であれ、税理士登録をすると、
一職員よりも圧倒的に道が開け、可能性が増しますよね?
僕はその事に気づきませんでした。
いや、もしかしたら僕だけかもしれませんが。
30歳で新しい可能性を手にしていれば、
今とはもっと違った生き方や可能性があったのかもしれません。
少なくとも、36歳の今、1人で旅行はしていなかったでしょう。
若い人のお店に行くと、若い頃から柔軟で、
どんな形にも変化可能な生き方を身につければよかったと感じます。
だから特段の事情がなければ、
試験合格後は税理士登録を済ませましょう。
きっと今よりも可能性が増え、生き方が変わります。
まとめ
20代で自分の店を持つのって、僕には想像できません。
想像もつかない困難な事があるんでしょう。
でも店内をみていると、店主にはこだわりがあるんですよね。
今風で、おしゃれで、でも独特で。
メニュー表1つとっても、個性があって素敵だなあと感じます。
僕もそうなれればいいのだけれど。