税理士法人等への就職転職のデメリット

今回は税理士として税理士法人や税理士事務所で就職や転職する場合のデメリットについて考案します。

いわゆるサラリーンですので、税理士としてではなくほぼすべてのサラリーマンの方に当てはまると思います。

このデメリットについて友人に相談した内容です。

就職や転職する場合と書きましたが、現在の勤務先に留まる場合とかなりかぶります。

さて、デメリットについて改めて考えてみます。

デメリット1 会社のルールに縛られる

サラリーマンであるため当然雇われです。
基本的に会社の命令や方針には従わざるをえません。

社内の規定や業務の進め方、今話題の働き方など。
それらすべて本来は会社が決めることです。

そうは言っても不平不満は当然でます。
特に、業務の進め方=仕事の仕方については不満が募りやすいですね。

無駄な会議や勉強会、無駄な作業などこれは必要か?と疑問に感じることが多々あります。
顧客に対しても、

本当はもっとこうした方がいいんじゃないか

このやり方はよくないよな

こうすべきではないのかな

と感じる人もたくさんいると思います。
特に転職者はそう感じることが多くないでしょうか?

しかし、そのように感じても会社がこうしなさい!
ということはそうそう覆りません。

改善したり、改革することは可能だと思います。
しかし、それには多くの労力と時間が必要です。

中小企業や個人事務所となれば、困難極まりないでしょう。
休暇も会社や周囲の目があると取りづらいと感じる人が大多数です。

日本では、風邪でも台風でも事故でも地震でも頑張って会社に行くことが美徳です。
大雨でも早めに会社に行くのがステイタスです。

会社の勤務体系に文句をつけても、まず覆りません。

デメリット2 意思決定ができない

デメリット1と同様ですが、サラリーマンのため仕事を1人で済ますことはできません。
自分の判断が上司と異なれば、それは通りません。

一応上司に伝えた方がいい案件の場合は、そこで意思決定のスピードが遅くなります。
金融機関の融資案件もそうですよね。

担当者 → 融資係 → 次長 → 支店長 → 本部 みたいな。

もちろん、ミスを防ぐことができるメリットがあります。
そして、ミスは基本的に会社が取るという大きなメリットがあります。

ただ、あらゆる判断を自分で決定できないというのは大きなストレスに感じることがあります。
1つも2つもクッション入ると、自分が顧客の場合でも、

まだかよ、おせーよ
と感じますよね。

仕事の仕方でも、

保存媒体は紙からデータへ。

不要な帳票や集計は廃止へ。

資料のファイリングは紙からデータへ。

非効率な作業は廃止。

みたいに当然できやしないですよね。

デメリット3 ルーティーンになりがち

これは僕も経験しています。
勤務先の規模にもよりますが、突発案件がないと1年を通しての作業はそれ程大きくは変化しません。

相続や相談業務をしない限り、基本的に事務作業です。
なので仕事がルーティーンになり、暇なときもあります。

そうすると、人間だんだん飽きてきます。
本当はそうじゃいけなんですけどね。

デメリット4 人間関係

組織は自分と異なる人間の集まりです。
なので必ず嫌な人がいます。
会計業界は入れ替わりが多いですしね。

また例え税理士資格を取ったとしても、周囲の先輩よりも地位が上昇するのでしょうか。

10名規模の個人事務所では、資格のない先輩方もいると思います。
資格を保持していても、その地位や給与は年功序列かもしれません。
番頭さんという存在がいれば尚更です。

そうすると、発言力が弱いことについて不満が募るかもしれません。
(まあ、資格保持者の新人の発言力が強けりゃ戦国時代になりますわな)

実務経験がない資格保持者又は経験の浅い資格保持者がいたとします。
周囲は無資格の先輩たちや番頭さんです。

この状況の場合、本来一番地位が高いのは誰なんでしょうか。

まとめ

以上が友人に相談したデメリットです。

こうして書きでしてみる、案外楽しそうな感じもします。

多くの会社で共通する事項が多く、本来はどんどん改善すべき点が多いように感じます。

ただ個人的にはこの数年、あえてそれらを変えようとは感じません。

変えていこう!という正義感が果たして正しいのかと感じます。

会社の方針というのが前提ですからね。

そこにエネルギーを使うのであれば、もっと自分にエネルギーを使うようにしています。

それか自ら去るべきなのだと思います。

 

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