先生!と呼ばれたくない理由。
若手の先輩税理士さんたちブログを読んでいると、先生と呼ばれることの違和感についてよく目にします。
僕も、税理士を先生と呼んだり呼ばれることは???。
事務所のボス宛の電話で、
「大先生いますか?」
という問い合わせがあります。
大先生って!おい!
と日々悶々。
さて、どうしてこんなに先生という言葉に違和感を感じるのでしょうか?
自分の事として考えたいと思います。
先生と呼ぶこと自体に違和感
今までの人生で、先生と口に出した場所は学校と病院の2つ。
どちらの職業とも、先生と呼ぶに相応しいと勝手に考えています。
少年期から思春期や青年期までの人格形成に、大きな影響を与える教員の方。
病を癒したり、回復させる知識や技術を有する医師の方。
教育を提供する教員や、生死を扱う医師は先生と呼ぶに相応しいと感じます。
一方、税理士という職業は、通常の生活をしている場合はあまり馴染みがありません。
自分自身、税理士のお世話になったことは当然なし。
税金の計算する人でしょ?くらいは学生の時から知ってましたが。
でも、何故先生?っと思います。
先生と呼ぶ要素がそこに見当たりません。
自分に自信がない
僕はこの業界に入り、10年が経ちます。
しかし、自信に満ち溢れています!!ってわけではありません。
あれ?っと思い立ち止まってしまうことがあります。
単純な計算ミスや、ミスプリントなどの事務ミスもします。
566を556と書いてしまう事も。。。
(なんせ簿記が苦手だったもので)
質問に即答できないこともあります。
知らない事や経験してい事も多いです。
なので、自分にあまり自信がありません。
先生と呼ばれることを怖いと感じているんだと思います。
自信がない = ダメな税理士と思われたくないのでしょう。
今現在、自分自身でそう感じています。
しかし、もう1人でやっていこうと決めています。
自信がない、怖いと言っていられません。
ダメな税理士と言われても、失敗を恐れないよう努力したいと思います。
先生なんて思ってないでしょ?と思う
試験に合格してかれこれ5年以上経ちます。
税理士登録をした昨年末までは、先生と呼ばれることはありませんでした。
しかし、今年に入ってからは少し呼び名が徐々に変化。
これって、税理士証票授与式の時もそうでした。
登録申請書を提出した時や、記載方法の質問電話をしたときの呼び名は、○○○さん。
そして授与式の時は突然、○○○先生になります。
先生なんて思ってないでしょ?
というのが率直な考えです。
ただ、この形式上の先生というのは、
「いつも大変おせわになります」
のような、あまり意味のない言葉なのかもしれません。
病院でお医者さんに話すとき、
「○○○先生」
と言いますが、別に自分自身、何の思いや意味を込めていません。
先生という言葉に敏感になり、勝手に意識しているのは、自分自身なのかもしれませんね。
まとめ
先生という言葉の違和感は、この10年ずっとありました。
僕は1人でやっていくようになっても、その言葉は使わないで!と言うかもしれません。
しかし、それにとらわれ過ぎている部分があることも事実。
一番なりたくない姿は、自分は偉いという思い違いです。
1人でいると、尚更そういったことに気付きにくいかもしれません。
そういった時の為に、自分がなりたくない像を記録しておくことにします。