勤務中に通院することの可否について。健康の方が大事に決まっている。
前にも書きましたが、4月末より歯医者に通っています。
以前のかかりつけ医の治療途中のところ、
詰め物がとれたところ、差し歯のヒビ、
それらに伴う処置、また新たに治療すべきところなど。
今月だけでもう5回通院しました。
5回とも平日に通院しています。
来週も月曜日に通院し、それ以降もまだ通うつもりです。
遅刻したり、中引きしたり、早退したり。
「また行くの?まだ終わらないの?」
と言われます。
おそらく、通院は休日に行くという概念があるのでしょう。
実際、社会にでてから自分のように,
仕事中に頻繁に通院した人はみていません。
さて、仕事中(平日)に通院することは非常識なのでしょうか?
仕事が一番大事という概念
一般企業の場合、土日休みの会社が多いと思います。
仕事があって病院に行けないという声も。
おのづと通院は土日の休日に行くことになりますね。
平日仕事があって通院できないというと、
病気になった場合はどうすればいいのでしょうか?
我慢するのでしょうか?
放っておいて、寿命を縮めるのでしょうか?
さすがに生死をわけたり、動けないとなると話は別です。
しかし、「通院する<仕事」という概念がどこかに出来上がっています。
よく考えてみておかしいですよね?
体調が悪いけれど、仕事があるから通院できないというのは、
冷静に考えておかしいですよね?
今の時代、命を縮めてまですべき仕事なんて存在しないと思います。
死んでしまっては、また体調が悪くなってからでは遅いですからね。
それでも「通院する<仕事」ということが横行するのはなぜでしょうか?
勤務中は通院することを前提としていない
勤務先によるとは思いますが、
会社は社員が勤務しなかった時間については、賃金を支払う義務はありません。
なので、会社によっては8時間勤務のところ、
2時間中抜けしたら給与が減らされます。
または賃金は減らさず、中抜け時間や、
遅刻早退時間を積算し、有給休暇と相殺することもあります。
なので、もともと社会は通院することができるよな体制にはなっていません。
確かに8時間勤務した人と、
中抜け(通院)した人の給与が同じ時間でカウントされるというのは不合理なような気がします。
となれば、有給休暇との相殺が現実的のような気がします。
日本は有給自体が取りにくいですよね。
なんせ、37度程度の発熱では会社へ行くという人が多数。
わざわざ有給使って通院する人は増えないでしょう。
まず自分から慣習を変える
昨年と一昨年、初めて総合病院にかかりました。
自分も体調不良になる年齢になったことを自覚。
それ以降、体調悪いぞ!風邪かな?と感じたときは、
すぐに病院へいったり、発熱時は仕事は休むようになりました。
バリバリ仕事はしたいと思いはします。
しかし、健康でなくてはそれは実現できません。
未だに社会では、体調悪いけどがんばる=素晴らしいことだという風潮があります。
なのでそうそう平日に通院する人はあまりいません。
このやりにくさを形成している根源は、
職場にいるひとりひとりです。
長い年月続いている慣習というのは、
まず変えようと考える人はいません。
なので仕事をするには、健康が第一と感じた本人が変えていくしかありません。
以前も書きましたが、仕事があるからというのは、
あらゆる命題に対する解答になりません。
自分の健康は自分で管理するという教育を、もっと日本はすべきだと感じます。
まとめ
平日仕事中に通院することは、有給申請すれば問題ないです。
が、セルフメディケーションということをもっと考えるべきだと思います。
健康増進をし、病気を未然に防いで行くことが、
結果的に医療費削減、社会保障費削減につながっていきます。
体調不良の時は、平日進んで通院しましょう。
2020年5月4日 追記
僕は親族や友人の中で、もっと早く病院へ行っていれば、
命を落とさずに生きていられた方がいました。
仕事をしていても、休んだり遅刻してでも、
病院に行っていてば、助かった命だったのかもしれません。
僕が銀行に就職した2005年当時、
熱があり昼の休憩中、食事部屋で休憩をとり、
体にムチを打って仕事をする先輩もいました。
本人の考え方も問題な事は事実ですが、
僕を含めた周囲のフォローの仕方の方が問題だった事に、
後から気付きました。
先輩後輩は関係なく、職場の誰かが声を上げないと、
こういった問題は今でも解決しない事が殆ど。
でも実際は、みんな言い出す勇気がなくて、
同じを考えていいるはずです。
体調が悪いのなら、取り返しがつかなくなる前に、
病院へ行きましょう。